こんにちは、やままです。
ビンゴでグランドハイアットのお食事券を入手するまでの道のりは下記ご参照ください。
グランドハイアット おフランス料理 (1) - 言いたいことやまやまです
■ワイルドに攻めるぜ
私がビンゴ大会で入手したのは「ダイニングサティフィケート」なる券であり、グランドハイアット東京内のレストラン(一部を除く)で、12,000円相当のスペシャルなコースディナーがいただけるというものだ。11,000円分の金券として使用することもできる。
もちろん食べ放題を開催しているレストランにお邪魔したいが、グランドハイアット東京のなかでそんなことをしているのは、フランス料理の「フレンチ キッチン」と、中華料理の「チャイナルーム」だけである。残念なことに、ディナータイムの食べ放題はない。
両店ともに、食べ放題は平日であれば4,000~5,000円、休日でも7,000~8,000円程度。ダイニングサティフィケートはお釣りがもらえない金券であるため、アラカルトの注文でもして補わなければ、損をすることになる。
このことが原因で、ダイニングサティフィケートは我が家のゴルゴダの丘、ではなく冷蔵庫にマグネットで貼り付けの刑に処されてしまったのだった。
イエス様は3日で復活したと聞くが、申し訳ないことにサティフィケート殿の復活には数か月の時間を要することになってしまった。
そして迎えた、4月。
実は私の誕生日月である。
そして驚愕の事実。サティフィケート殿を今月中に復活させないことには、彼は、天に召される・・・というか期限切れである。
もうこれは仕方あるまい。行くぞ、食べ放題。差額なぞ知らん。
この豪傑ぶり、ワイルドぶり。見たか!スギちゃんさんよ。
誰か誘っていけばいいじゃんというお声もあろうが、真に堪能するには単身で臨みたいのである。
この不器用ぶり、硬派ぶり。見たか!・・・(さすがに大物過ぎて書けない)
■遠足にワクワクしたことのない、この私が
さて、フレンチと中華で悩むところであるが、中華のオーダーバイキングはホテルオークラの「スターライト」で堪能しきっている。
ここはフレンチ一択だろう。
平日の昼間でも予約必須の店とのことなので、日曜に訪れたかったこともあり、「1名でシクヨロ!」の電話をかけておいた。
「1名」と述べても電話の向こうの女性の声は変わらなかった。
一流の店は違うねと思ったが、これしきのことで苦笑されたらたまったもんじゃない。
訪問前日、土曜の夜は楽しみすぎて眠れなかった。
ベッドの上で布団にくるまりながらiPhoneを握りしめ、「食べログ」の写真をひたすらに見つめ続けた。
どうもフレンチトーストが絶品らしい。
見ているだけでため息が出る。ムラムラする。
彼女がいない男の子がエロ本読むときってこんな感じなのかなあ。
これだけ興奮できたら、彼女いらないよなあ。
そりゃ草食にもなるよなあ。
なにしろ1人で7000円強の食べ放題だ。
今後の人生で訪れるチャンスはなかろう。
嗚呼ビンゴよ、ありがとう。今まで軽んじていてすまなかった。
ビンゴ大会への感謝の念に身を委ね、瞼を閉じたらいつの間にか眠っていた。
■いざ、フランス入国
正午が待ちきれず、11:45にグランドハイアット着。
玄関には桜が飾られており、それはそれはおしゃれな内装であった。
ホテルオークラ訪問時同様、それなりにきちんとした格好で来てよかった。
たとえそれが、婚活の際に仲人のおばさんに「なんでそんな真っ黒なワンピースばかり着てくるの!」と怒られ、しぶしぶ購入した白いババくさいワンピースであっても、である。
結婚式に白いワンピースはタブーだと言うし、本当に着ていく場がないかわいそうな服だったが、日の目を見ることができてよかった。
おかげさまでグランドハイアット様に足を踏み入れる人間として、それなりの雰囲気が醸し出せた。
エントランスから階段で2階に上がると、目の前に「フレンチ キッチン」がある。
私が尊敬する食べ放題のプロ・東龍(とうりゅう)さんも絶賛する名店である。
うおお、入り口のこのアミアミの感じがカッコイイ!
7,000円強の食べ放題が、戦いが、フランス革命が、今始まろうとしているのだ。
予約していた名を告げ、席へと導いてくれるウェイターさんの後に続きながら店内をぐるぐると見渡す。
席と席の間が広く、天井は高く、窓から差し込む光でとても明るい。
BGMは控えめで、その分、厨房の心地よい音が耳に入ってくる。
聴覚だけで空腹が刺激される。
いますぐにでも食べ放題ゾーンに駈け出したい。
案内されたのは、厨房のアリーナ席とでも呼ぶべき「2名横並び用」のムーディーな席であった。
「ブース」と言ったほうが正しいかもしれない。
※写真は散々楽しんだあとの様子。せっかく婚活ワンピースだったのに、馬鹿でかいトートバッグで来たのでお洒落度ゼロ。
隣のブースはお上品な50代ごろと思われるご夫妻がワインを楽しんでいた。
その一方で、婚活ワンピースを着た女が1人・・・。
ハタから見たら
「あの子きっとデートの約束をしていたのに、直前になって彼氏さんにお仕事が入ってしまったのだわ。それかケンカしたか別れたかだわね。いずれにしても不憫ねえ」
という感じなのではないか。
まさかワンピースがここで仇になるとは思わなんだ。
いや、いや、何しろ厨房のアリーナ席だ。
いつ何時でもすぐに料理を取りに走り出せる。
これこそベストポジション。お店の人、ありがとう。
だらだらと書き続けてしまったので、ずらりと並ぶメニューの数々の写真をお届けしたい。
この感想はまた次回に。
※パンと生ハムゾーン
※カットし放題のチーズゾーン。写真に写っていないけれどサラダもいろいろ
※火の通っている料理ゾーン。2枚目の写真の中央、こんもりしているのはエッグベネディクト。
※デザートゾーン。もっともっといろいろある。