今日は9月に行われたFP試験の合格発表日でした。
多くの受験生は試験当日に答え合わせをして、受かったー、落ちたー、とその日のうちに喜びや悲しみを噛みしめるようですが、私はその勇気がありませんでした。
手応えがあまりにも綿菓子。つまるところ「触れば確かにネチネチして存在感はあるものの、どうにも質量がなくて食ってるんだか食ってないんだかよくわからんよなあ、まあ、所詮はあれっぽっちのザラメだもんね」という感覚だったのです。
……かえって伝わりにくい。
絶望的に駄目だったら諦めがついて吹っ切れたのでしょうが、微妙に「ワンチャン、いけたかもしれん……」という米粒くらいの期待があったということです。
この状態で答え合わせをして「やっぱ駄目だった」を実感すると具合が悪くなってしまいそうでした。
ゆえに、「合格発表まで放っておいて、結果が出てから答え合わせをしよう」という結論に至ったのです。すぐに答え合わせをしないと知識は定着しないはずなので、本末転倒な気もしますが……メンタルの維持は超大事ですからね!
FP協会のサイトにアクセスして、受験番号を入力すると合否がわかります。
まじめなサイトですので、受験番号入力後に「本当に合否判定しちゃう?」なんて書かれたボタンを押させるはずもなく、冷静な気持ちのまま、結果表示ページにたどり着くことができました。
結果はこうです。
↓↓↓
学科と実技、片方だけでも受かっていたら御の字と思っていたら、まさかの一発合格! This is ワンチャン……!
学科と実技を合格することを「完全合格」と称すのですね。妙に安っぽい表現でうっかり笑ってしまいました。
片方落ちていたら「不完全合格」なのかしら……なんてことを思いながら笑えるのは、喜びの余裕があるからこそです。
2級が受かったからといって、FP業務ができるわけではないなというのを実感しております。
というのも、私は日本国のすばらしき教育制度に育て上げられた昭和生まれの「優等生」。カギカッコつきの優等生です。
試験の類は短期記憶力でそこそこ切り抜けられるように訓練されています。これまで通信簿や成績表で恥ずかしい数字を叩き出したことはありません!
しかしあくまで「試験仕様」の脳みそなのですよね。
現在の円安の話題や、投資、住宅ローン、年金、保険の見直しといった実生活に即した問題を目の当たりにすると、頭のなかが真っ白。つまるところ「勉強がまったく活きない」のです。
「FP2級試験」というパズルゲームみたいなものをクリアしただけであって、それ以上でも以下でもないという……。
でももちろん無意味ではなかったと思います。
転職を複数回した身としては、雇用保険の制度内容を学んで実体験との照合ができたのはおもしろかったし、家を購入した(買ったのは夫)タイミングだったので、住宅ローン、固定資産税、火災保険なども然り。いちおう青色申告者でもあるので、タックス分野の勉強は大変有益でした。
もともと「金回り、数字関連にあまりにも弱いから、少しでも知識をつけるために、自分のケツをたたくために、試験を受けよう」というのが受験動機です。
FPになりたいなどとは1ミクロンも思っていないので、あまり罪悪感を持たないようにします。合格できてよかった。安堵感を味わうぞ。
あまりに我流がすぎるので誰かの役に立つかは怪しいところですが、「0歳の子育て中でもこの勉強法で1発合格できたぜ」という話は、別途書きたいなと思っております。
ほぼ、3級受験時と変わらない気もしますが……
次は校正の勉強をしようと思っています。
これはけっこう、本当に興味を持っていることです。
少なからずこうしてなにか書いたりする機会があるわけで、正しい文章表現をしたい。もしくは正しい表現をわかったうえでくだけた表現を使いたい。
子どもにも、せめて作文だけは自信を持って教えたい。
仕事になるかどうかはわかりませんが、上記目的があるなら、勉強して損はないかなと。
自分のなかでなんとなく、FP試験の勉強をしはじめたときから「つぎになにか勉強したいことができたら、FP2級まで合格してからにしよう」と決めていたのです。
もちろん同時並行で勉強することもできるのでしょうが、そこまで器用じゃありません。
まずはFPの勉強に全力投球! と思いつつもずっと気になっていたので、やっとそちらに目を向けられるのがうれしいな。ひとまず講座を申し込んでみました。
今日のところは以上です。