こんばんは、金曜日の夜がいちばん楽しいよねの時間です。
さあ、土日です。東京では桜が散っています。桜カーニバルがフィナーレを迎えているのです。天気予報は晴れの様子。おでかけになる方も多いことでしょう。
おでかけは「気を使い合える仲の人と」がいちばんラク
私は家族など「素でいられる人とのお出かけ」があまり得意ではありません。遠慮がないぶん自分を律することができなくなり、不満不平をストレートに言ってしまうからです。
「疲れた」「飽きた」
すぐそう思ってしまいます。実はとても飽きっぽいのです。
でも家族が楽しそうにしているとそれを言えない。でも遠慮がないから、顔には思いきり「疲れた」「飽きた」「帰りたい」が書かれてしまいます。
同行しているのが「遠慮しあえる仲の人」というのは大事なのです。気を使うせいか、「疲れた」「飽きた」の想いに至る余裕がない。その結果、なんだかんだで1日を楽しめてしまうという不思議な現象が起きます。
野原でフリスビーなんて絶対やりたくないのですが、気を使ってやってみた結果、割と楽しく過ごせてしまったり。家族とだったらフリスビーをどこかで割っていることでしょう。というか、すぐ提案を却下すると思います。「いやだ」「面倒くさい」。
それでも家族と出かけるなら
家族のことは好きです。「家族と出かける」のが不得手なだけです。とはいえ、みんなでおでかけしなければならないこともあります。そんなときは
「~~~にすればよかった」
という言葉をNGワード化し、ゲームにしてしまいましょう。
正月番組「志村&鶴瓶のあぶない交遊録」の名物コーナーである「英語禁止ボウリング」よろしく、上記のような発言があるたびに罰金です。お金だと生々しいようなら、「ビール1杯おごる」などでもよいでしょう。
たとえば、外食をするとき。オーダーして、期待はずれのものが出てきたとしましょう。
「やっぱりさっき悩んだあっちのお店に行けばよかったんだよ」
これを言ったら罰金です。
ごはんを終えて、映画館に向かう。お目当ての映画は満席で入れなかったとしましょう。
「だからネット予約しておけばよかったんだよ」
これを言ったら罰金です。
帰りにクタクタになったのでタクシーに乗ったら、大渋滞だったとしましょう。
「ほら電車のほうがよかったじゃないか」
……罰金!罰金!天誅だァァァ!
とにかく、選択してしまったものを悔い、タイムリープしたがるのは不毛です。やってしまったことは取り返せない。過去には戻れません。それがわかっているのに声に出すと、聴覚からもよくない刺激が入ってきます。逃した魚は大きい。しかしその魚は逃しており、目の前にはいないので大きさがわかりません。その幻に浸っていたって仕方がない。手に入らないとわかっているからこそ、苛立ちも募るというものです。自分だけでなく、その言葉が聞こえた同行者たちの気持ちもざわついてしまいます。この言葉は絶対によくない。不幸の始まりです。
ですから、お出かけ前にあらかじめ「~~しておけばよかった」という旨の言葉を発したら罰金かビールだというルールを作っておきましょう。
これを言わないだけでも、いまに目を向けて、イライラの少ないひとときになると思います。
ではよい週末を。
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