こんばんは、アメリカンの時間です。
2014年から幾度となく訪米しているにもかかわらず、いまだかつて「ハムポテトサンド」をいただいていないことに気づき、伺ってきました。
12時30分ごろに到着したら、ご覧の通りの長蛇の列。
グループのお客様の「先に並んでおくね!」は「東銀座アメリカン国」においてはルール違反となりますので、お揃いになってからお並びくださいませ。
見よ!前代未聞のハムポテトサンドを
iPhoneXのポートレート機能でステキな写真に仕上げたつもりですが、ピンぼけしている後方のサンドイッチのインパクトが強すぎて、まったくもって「銀座感」が醸し出されないのがすごい。
サーティワンアイスクリームもびっくりな存在感ですが、それもそのはず、サイズは女性のゲンコツよりやや小さいくらい。
サンドイッチ伯爵が見たら「賭博に集中できんやないかーい」と激怒しそうです。私の想像上のサンドイッチ伯爵は髭男爵のひぐちくんなのですが、上のセリフをおっしゃるのは山田ルイ53世さんでした。
ひとまず、見た目をふつうのサンドイッチにしたい。
まずはポテトサラダという名の球体を胃袋におさめていくことにしました。じゃがいもゴロゴロタイプのポテトサラダ、猛烈に「芋を食っている」という気持ちになれます。見た目はサーティワンですが中身はポティトゥ(良質な発音)です。
こんもりポテトサラダの下に控えているのが、主役のハムポテトサンドです。平安時代の女性貴族も驚きの隠れっぷり。
そしてまたこれでもかと言わんばかりのポテトサラダと、6枚ものロースハムが挟まれています。2014年はサンドイッチをぺろりと平らげることができていた私ですが、胃袋のババア化が止まらず、ポテトサラダを平らげただけで満腹になっています。サンドイッチを食べに来たんだか、ポテトサラダを食べに来たんだかわからない。
かぶりつくのは難しそうなので、片側のパンを残し(=持ち帰る)、残りを食べていこうと思いました。持ち帰るためにポテトサラダ側のパンを剥がしてみると……
焼きたてパンの蒸気とポテトサラダがあいまって、幸福の平野が広がっている……!
迷わず食べるしかありません。お店でいただくのがいちばんおいしい。
その日はサンドイッチ1切れ(1人前が2切れなので)と、ハム側のパンを持ち帰らせてもらうことにしました。夏ですから、保冷バッグと保冷剤ももちろん持参です。
「窒食」を楽しみたいならハムポテトサンドを選ぶべし
「窒食(ちっしょく)」。
それはマキタスポーツさんが提唱されている食の楽しみ方のひとつ。喉に詰まるような窒息感をあえて楽しむというもので、窒食に対する熱い思いはマキタさんのラジオ番組のPodcastでお楽しみいただけます。
コツコツに茹でたゆで卵、カンパン、おからなどなど、窒食フードを挙げていたら枚挙に暇がありませんが、アメリカンのハムポテトサンドはまさに窒食エリート。ポテトサラダのみならず、ハム、パンに至るまで喉元で偉大な存在感を示してくれます。
ドリンクをコーンスープにしたら、さらに窒食度アップ!たっぷりの牛乳でつくられた、すぐに膜が張ってしまうスープ。液体なんだか個体なんだかわからなくなってくるモッタリ食感をお楽しみください。
店主さんの若かりし頃
この日はなんと、店頭に掲出されている店主さんの手書きポスターを撮影してくるのを忘れてしまいました。なんと書かれていたのやら……
しかし待機中に店内の掲出物をじっくり拝見することができ、そのなかにすてきなものを見つけました。
若かりしころの店主さんです。いまも60代後半とは思えぬカッコよさですが、お若いときはかわいらしい印象も強いですね。
2019年は創業36年目の年。40年はやりたいとのことでしたから、体調に気をつけて、無理せず営業を続けていただきたいものです。
広島から初訪米!ぞえさんの「アメリカン」感想はこちら
この日はマンガ家でライフハッカーで城マニアのぞえさんが広島から東京にいらしており、アメリカン is グレイトなことをお伝えしたく、ご案内したのでした。
感想をブログで書いてくださっています。女性が初訪問される際は大変参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
▼ポッドキャストでもアメリカンについてお話ししました。