言いたいことやまやまです

仕事をやめ、誇りを持って主婦として生きることにした1985年生まれ。金儲け臭ゼロのブログで生きざまを書き綴っています。お金はいつでもほしい。

やままあき

Author:やまま (id:yamama48)

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蒲田本店ではいつも行列!「とんかつ檍(あおき)」銀座店で1,200円のランチ定食食べました

蒲田にある、行列ができるとんかつ店「檍(あおき)」をご存知でしょうか。銀座7丁目にある大好きなとんかつ店「不二」のご主人に紹介されたのはずいぶん前のこと。千葉県の健康美容豚「林SPF豚」を使用していて、塩でいただくスタイルで人気を博しているとのことでした。

しかし、わざわざ蒲田まで行って行列に並ぶなんて嫌なのです。夕方帯なら空いているかと思って足を運んだことがありますが、大行列でした。

いざ、とんかつ檍 銀座店へ!

そんな檍さんが銀座8丁目に支店を出店されたとのこと。食べログページを見る限り、2018年3月にできたばかりのようです。

銀座のなかでも新橋寄りのエリア、カフェパウリスタの向かいあたりです。この、「第3ソワレ・ド・ビル」の地下にあります。

地下にあることを知らないと、たぶん迷子になります。

その日、私が銀座8丁目についたのは11:15ごろ。調べてみれば檍さんは11時オープンとのことで、この時間ならすぐ入れるのではないかと行ってみたのですが、到着した11:20時点で私の前に5名が列をなしていました。

やはり、人気店……。帰ろうかとも思いましたが、正午をまわる前にお店に来られる機会なんてそうそうありません。せっかくなので並んでみることにしました。銀座ですもの、とんかつをダラダラ食うような無粋なお客さんはいないに決まってる。

しかし、かなり年季が入ったビルの地下です。当然冷房など効いておらず、ロングスカートのなかで汗が足を伝うのがわかりました。

汗を拭きつつ扇子で風を起こしつつ、もう帰りたいという形相で立ち尽くしていると、お店の中から若いお兄さんが。先に注文を取りに来てくれたのでした。

メニュー一覧は上記の通り。ランチタイムに来ることはもうないだろうと思うので、記念で「ロースかつランチ定食(1,200円)」をお願いしました。

改めてじっくりメニューを見てみると、ごはんや味噌汁はおかわり200円なのですね。お味噌汁は内容次第とはいえ、ごはん200円はさすが銀座という感じがします。

その後、待つこと20分ほど。入店できたのは11:40ごろのことでした。

店内はカウンター5席と、奥の方にテーブル数席。食べログによれば全部で15席あるそうです。できたばかりのお店とあって、建物全体の古めかしさとは打って変わって店内はとてもきれいです。厨房では男性スタッフさんたちと、おかみさん(とお呼びしてよいのでしょうか、女性スタッフさんのことです)が切り盛りされています。

おかみさんの声が元気で、でもうるさくなくて温かくて、お店に入った瞬間ホッとしました。もうこの時点で、素敵です。

 

これが檍の「塩で食べるとんかつ」だ

あらかじめお願いしてあったので、席につくやいなや、すぐにロースかつ定食が提供されました。うれしい。

待ち望んでいた檍さんのとんかつ……!

と喜んでいると、隣から「クッチャクッチャ」と咀嚼音が。泣きたくなりました。20分も待ったのに……。

鼻づまりや持病等、相手にもご事情があってのことでしょう。しかしこのときばかりは思いやりの気持ちを手放す寸前まで追い詰められました。「すみません、口を閉じて召し上がっていただけますか」……の「s」くらいは声に出てしまっていたと思います。

しかしそこはぎりぎりの理性でグッと飲み込み、最近メルカリで購入したカナル式イヤホンをカバンから取り出し、氏が退店するまで装着することに。このアイデアは大成功で、目の前のとんかつに集中し直すことができました。

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気を取り直して、この断面をご覧あれ。ほんのり桃色の肉、輝く脂身!

でも、ここから先がまた悩ましいのです。

「塩で食べる」という前情報は聞かされていましたが、まさか塩にこんなに種類があるとは。

ミル式の岩塩もあります。写っていませんが、いちおう、キッコーマン丸大豆しょうゆとソースもあります。

もう、順番に全部試していくしかありません。

パキスタンの「ナマック」は唯一香りが強く(ゆで卵臭)、他の3種とは一線を画す個性がありますが、グルメでない私のバカ舌に3種の塩の違いがわかるのか……。

吟味するにあたっては、やはり「塩・オン・ザ・ライス」です。うまい塩があれば、白米はエンドレスに食べられます。日本酒もまた然り……

ボリビアの紅塩は全体的にマイルド、沖縄の海水塩は最初甘くて喉元でしょっぱさを感じます。モンゴル塩は最後にうまみがぐーっとくる感じ。この感覚は合っているのでしょうか。ごはんと一緒に食べるならモンゴル塩がお気に入りです。

衣は全体的に薄めですが、そのなかでも「衣率」が高くなってしまう端の方は「紅塩」でいただいてみました。

そして中央の方は、沖縄の粟国の塩で。脂がまろやかだったので、「スイカに塩」理論でしょっぱさを感じた粟国の塩をかけ合わせたのです!この味覚が大外れだったら笑ってください。

でも、臭いチーズなどが好きなものでパキスタンの「ナマック」には格別の想いが……。「白米にかけて食べたい」と想いつつも、他の塩と違ってミルを惹かなければならないのでちょっと恥ずかしかったのです。「あっ!ごはんにかけている!!」と思われてしまうのではないかと、照れてしまいました。誰も私のことなんて見てくれていないのはよくわかっています。

そこで、ごはんの上にフェイク用とんかつを一切れ乗せ、「とんかつに振りかけています」という体で塩ごはんを仕上げようと思いました。

準備万端、いざ、ナマック!

されどどれだけミルをひねっても塩が出てこないのです。困っているとおかみさんが

「ミル、逆になってますよ!」

私はビンの方をごはんに向けたまま、ミル部分をひねっていたのでした。そりゃ塩が出ないわけだよ。結局カウンター勢からチラと視線を送られる羽目になってしまいました。さっきはできたのに、なぜこういうときに限って……。

苦労の末完成した、ナマック丼です。

ごはんの湯気とあいまって、臭うのなんの!これもまた味わいです。満喫しました。

書き忘れていましたが、定食についている味噌汁がすごいのです。おかわり200円に納得。大根はご覧の通りの存在感、そして撮影失念してしまいましたが、ごろっとした豚肉がいくつも入っています。脂身が多い部位を細かくカットしたものなのですが、甘くて美味しい脂が出汁として溶け出していて、大充実の味噌汁です。

いま、味の感想のメモを読み返しているのですが「味噌汁ケチケチしていない」と書かれていました。とんかつもおいしかったけれど、味噌汁でもハッとさせられたのです。

最後はデザートに、キャベツにソースをかけていただきます。酸味のあるソースで、口のなかがシャキッとしました。そして最後の最後に、昆布の佃煮もキャベツに乗せて……。

なにせ塩ごはんを堪能しすぎてしまい、残ごはんがゼロだったのです。配分を失敗しました。

お腹が苦しいほどではない、心地よい満腹感。約170gだそうです。肩ロースが300gで、男性のお客さんが召し上がっていたのですが「かなり量あるね!」とおっしゃっていました。今度はそれが食べたいな。

お店情報

店舗名:とんかつ檍 銀座店 (とんかつ あおき)

住所:東京都中央区銀座8-8-7 第3ソワレ・ドビル B1F

営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00(日曜・月曜定休)

電話番号:03-6264-6866 

※上記情報は食べログより引用しています→https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13219635/

※お弁当は電話予約できるそうです!並ばず食べたいならお弁当がおすすめかも?塩もついてくるのかが気になる…