市場に出回らない珍しい魚を食べるイベント、その名も「珍怪魚を食べてみよう」。
ウツボにアブラボウズなど、見た目のインパクトも強烈な魚たちの料理をいただくことができる。
しかもビュッフェ形式、飲み放題付きで6,500円。
11時半~15時というランチタイムに設定されているので、もし食べ過ぎても罪悪感薄め!
ちょっと高いかもと思いつつ、珍しさと「食べ放題」に惹かれ、参加することに。
果たして珍怪魚は、どんな味なのか・・・。
会場の様子
会場は池袋北口にあるレストラン「BATHROOM」さん。
お風呂場の跡地をリノベーションした物件とのことで、道中もなかなか独特な雰囲気。期待に胸が膨らむ。
※2階が会場でした
20代後半と思しきグループを中心に、老若男女問わず50名ほどの参加者が会場に集結。
外観からは想像できないようなオシャレな空間の真ん中には、珍怪魚が陳列されていた。
左から、ウツボ、赤ヤガラ、ごつごつしたトクビレ(ハッカク)、モウカザメ。
あと、
エイもいた。
脇にゴム手袋が置かれており、自由に持ち上げ、記念撮影をすることができる。
BGMもサカナクションというこだわりようである。
珍怪魚料理 全7品
この日のお料理はこちら。
ウツボのタタキ
真ん中に、さっき持ったあのウツボの頭が・・・
※これです
骨のゴリゴリ感が強い穴子のようでありつつ、皮が分厚い感じは、うなぎの皮のよう。
マンボウの竜田揚げ
臭みなどは一切なし、マグロと間違える方も多いとか。
モソモソ食感がちょっとしんどい。
たくさんはいただきたい気分には、ならないなあ。
モウカサメのムニエル~バルサミコオニオンソース~
写真撮り忘れたァァァァ!
50名ほどの来場者に対し、60切れほどしか用意できなかったという貴重食材!
おいしい白身魚、というかんじでした。
エイの煮つけ
この日のおすすめメニューだったのが、こちら。
肝も入っていて濃厚な味わいになっている・・・らしい。
「らしい」と付けざるをえないのは、お醤油・酒・みりんの煮汁の味が強く、私のバカ舌では、エイの味を認識できなかったから・・・。
グルメになりたい・・・。
バターフィッシュのラグーパスタ
おいしかったけれど、バターフィッシュ感を口の中で見失った!
あぶらぼうず鍋
食べ過ぎ注意の濃厚鍋。
その名の通り脂質が多く、消化しきれず具合が悪くなってしまうそう。
確かに、汁をすすっただけで味のボリュームが満点。
注意されずともおかわりできないくらいのパンチ力だった。
とくびれのアクアパッツァ
これがぶっちぎりでおいしかった!
トクビレにほどよく脂が乗っているようで、汁がジューシーで旨い!!
ニンニクもオリーブもトマトも、全部おいしかったなあ。
もりもりおかわりしてしまった。
魚芸人「ハットリ」によるネタ披露
開始から1時間ほど経ったところで、早稲田卒、日本さかな検定1級の資格を持つハットリさんによるショータイム!
スケッチブックに描かれた魚の絵を使いながらの替え歌ネタは、勉強になった上に面白かった。記念撮影してもらっちゃうくらい好きになった。癒されたー。
そしてそのまま、お魚クイズコーナーに突入。
最後まで勝ち抜いた参加者には、珍怪魚をクール便でプレゼント。
いやー、勝ち抜けなくて残念だったなあ(棒読み/どうやって料理すればいいんだ!)。
白米かパンがあるといいのになあ
クイズが終わった時点で、開始から1時間半ほどだっただろうか。
前述の7品はその後補充されている様子はうかがえなかった。
デザートなどの新たなお料理が出てくるでもない。
珍怪魚を持っての記念撮影もさすがに飽きてしまい、お酒ももういいかなあ、ということで時間を持て余してしまい、2時間経たないくらいのところで失礼してしまった。
あのあと、新しいお料理が出てきていたのかなあ。
お料理はどれもおいしかったけれど、「おいしい」以上でも以下でもなく、「珍怪魚食ったァァァ!」という実感が湧かなかったのが少々残念。
いちばん心に残っているのはハットリさんに他ならない(本当にかわいかった!応援します!)。
7品って、多いようだけれど実は少ないのかもしれない。
珍怪魚料理じゃなくていいから、フライドポテトとかでいいから、もう少しバリエーションがあると、食いしん坊としてはうれしいなあ。
もしくは、白米かパンがあるといいなあ。
エイの煮つけ、白いご飯にかけたら絶対おいしい。
アクアパッツァだって、あの旨い汁をフランスパンに浸して食べたい。
全体的に「6,500円はちょっと高いなあ」感が否めなかった。
お酒が飲めない人は、もっとそう思っているだろう。
食のイベントで思い出すのは、11月29日にお邪魔した日本唐揚協会の「忘年謝肉祭」。
唐揚げ+飲み放題で5,000円だった。
当初は高すぎるなんて思っていたけど、あまりのエンタテインメント感に脱帽。
お腹と心が満たされ、終わるころには「高い」なんて気持ちはどこかに吹っ飛んでしまっていた。
珍怪魚イベントでも、あのときの満足感が味わえたら最高だったなあ・・・。
4月も続くという人気イベント、「珍怪魚を食べてみよう」。
ぜひメニュー数増加をご検討いただけたらと存じます!(特に、白米かパンを!)