言いたいことやまやまです

有名人になりたかったけれどなれなかった30代半ばの凡人女による愉快な生存報告

やままあき

Author:やまま (id:yamama48)

1985年生まれのインディーズエッセイスト(子なし専業主婦)。
電子書籍、ポッドキャスト、noteやってます。
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エッセイ
昼スナック
レビュー
自己紹介

私の人生はすでにゴールにたどりついていた(幸せに気づいた話)

以前「子なし専業主婦の「肩身の狭さ」は気持ちを切り替えれば克服できる」という記事を書きました。

そのなかで「大人なら重いリュックを背負っていて当然!物語」なるものを記しています。

仕事、子育てという重いリュックを背負っていない私は、とても身軽。しかしどうにも肩身が狭い。

多くの「なんらかのリュックを背負っている人たち」から、怠け者だと指をさされているような心地になります。

重そうなリュックを背負っている人は、「がんばっている人」で、「すごい人」。一目置かれているように見えます。

 

つい先日、月経によるホルモンバランスの乱れからか、唐突に自分(子なし専業主婦)の存在意義がわからなくなって泣けてきてしまいました。

Facebookを見れば友人たちが仕事で成功をおさめていたり、子育てに奮闘していたりする姿が飛び込んできます。私はそのどちらにも属していません。

「昼間は何しているんですか?」と問われて答えに窮することばかりです。

あと1週間もすると、私は36歳。出産に適した年齢を思えば「全然若くない」ことになります。

タイムリミットの音がどこからともなく聞こえてくるような不安感がつのっていく。

35歳になったときも、居ても立っても居られない焦りでいっぱいになりました。

1年経って、私はいまだに「仕事」も「子育て」もできていません。なにをやっていたんだ、この365日。

外界に触れ、体内の汚物は去っていった

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2020年に撮影したやつだけど、ゆるしてちょうだいね。

そんな状態だった私は久々にお仕事をいただき、大画面モニターがないことには資料がつくれぬ! ということで、何か月ぶりかのコワーキングスペースライフを送っています。

移動は自転車。コートを着ていると汗ばむほどです。カーディガンを羽織っただけの軽装で、ほぼ散ってしまった桜の木の下を駆け抜けます。

以前はよく行っていたベローチェで安いコーヒーを飲み、他の人がいる空間で仕事に集中し、うまい立ち食い蕎麦を食べて、汚い川を見て、家に帰る。

そうこうしているうちに今月分の生理が終了しました。そして気づけば私は元気になっていた。

トイレの片隅にある小箱のことを「汚物入れ」とも呼びますね。

その呼び方が気に食わないとかそんな議論もありますが、今月の私は、やっぱりあれは「汚物」に他ならないと思えたのでした。

周囲と見比べて自分のポジションを確認するような、心のなかにあったネバネバした感情。腹のなかにたくわえた「ソレ」が一気に排出されたような気分です。

余生を楽しむつもりで暮らしてみる

またひと月もしたら、心のなかのドロドロがちょっとずつ腹にたまっていって、絶望感に苛まれるかもしれません。

だから、デトックスできたいまのうちにメモをしておきたい。来月、悲しみにうちひしがれている私へ。

けっこうな暴論だとは思うけれど、いまの私はこんなにも楽しいのだよということで、お許しを。

自転車パス, 朝陽, アーメラント島

私よ、仕事をしていなくても、子育てをしていなくても、いいのだよ。

存在意義はあるのだよ。不特定多数からの人気者になることだけが、「存在意義」の指し示すものではないのだよ。

私はもう、幸せになってしまっていた。

目指していた幸せのかたち(=有名人になって金持ちになる)とは違うから、気づきにくいと思う。

でももしかしたら、望んでいた「幸せ」より、ずっとよいかたちをしているかもしれない。

幸せというのは、歯を食いしばって、ふんばって、がまんして、掴み取るものだと思っていたよね。

だから、たいした苦もなく手に入れてしまった幸せの存在になかなか気づけなかったし、すぐ忘れちゃう。

もっともっと苦労をしなきゃいけない、がまんをしなきゃいけない、というマゾヒズムに浸ってしまうけれど、それは幻覚だと気づいてほしい。

たったの36歳で、私は人生ゲームで「あがり」を迎えてしまったのだよ。

もう余生。テレビゲームでいうなれば、全クリア後のエクストラステージに立っている。

テレビを見れば、多くの人たちから尊敬されているプロたちが「一生現役」「一生修行」なんていいながら、絶え間なく努力をしている。それは彼らにとっての幸せのかたちであって、私のものとはちがう。

あっちが偉い、こっちがヘボいというものではない。それぞれに違うかたちだというだけ。

がんばった自覚がないかもしれない。血のにじむような努力をしなきゃいけないと思っているだろう。でももう、いったん、ゲームクリアしてしまったんだよ。あっけなさすぎて、気づかなかったねえ。

あなたはラッキーガールなんです。私が泣いていても、面倒くせえなあなんて顔をせずにそっと横にいてくれる、あたたかい家族がいる。

ちょっとクセがあるけれど、クセモノの私を大切に想って育て上げてくれた家族がいる。社会の荒波を漂っている最中にも、すばらしい上司、先輩、友人が私を導き、育てて、支えてくれた。

このラッキーは、残念ながらあなたしか使うことができないのです。温存したところでただの無駄。私だけが申し訳ないと謙虚そうに振る舞ったところで、ただの無駄。

だから、おおいにそのラッキーを味わえばいい。そうでなきゃもったいない。

あなたが楽しいことをしていれば、それはめぐりめぐって誰かの助けになる……かもしれない。

他人のことは約束できないけれど、あなたの人生が豊かになるのは間違いない。いいじゃん、悪びれずに余生を楽しみたまえよ!

笑う門には福来るのだ。それは、周りにも。

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……ということで、4月も「余生」をおおいに楽しみたいと思います。

いまやりたいことは、健康麻雀教室のスタッフですかね~! 点数計算できんけど!

この人生、楽しみつくすぜ。

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