こんばんは、アジアNo.1レストランの時間です。
「アジアのベストレストラン」で4年連続の1位に輝いた*1Progressive Indian Cuisine Restaurant(革新的なインド料理のレストラン)「Gaggan(ガガン)」に行ってきました。
- 2020年にクローズするバンコクの一流レストラン
- 予想できない!奇想天外なひとくち料理が25種
- レストランというより「グルメンタテインメント」
- 訪れるなら2019年のうちに!結婚披露宴感覚でどうぞ!?
- 関連過去記事
2020年にクローズするバンコクの一流レストラン
インド人オーナーシェフのガガン氏は、2020年にお店を閉め、日本でチャレンジしたいと明言していることもあって、2017年につづき2度目の訪問を果たした次第です。
さらっと書いてしまいましたが、「アジアのナンバーワンレストラン」ですから、予約は大変です。公式サイトを通じて、最低1ヶ月前に申し込まねばなりません。
お料理はひとくちサイズの25品コースのみで、その価格は6500バーツ。水分一切なしでコース料理に臨むわけにはいきませんから、ミネラルウォーターやらビールやらワインやら、そしてサービス料が加わります。私はビール1本と水で過ごしましたが、それでも日本円にして約3万円かかりました。
「水ってそんな高いの!?」レベルの庶民が世界的レストランに行くとどうなるか、レポートいたします。
予想できない!奇想天外なひとくち料理が25種
席につくと、本日のコースの献立代わりに「絵文字シート」が配られます。
上から順に絵文字から連想される料理がひとつずつ提供されるのですが、多くの場合が「予想外」の一皿です。
例えば、下から4つ目の「★」マーク。これはシメでいただいたお料理でしたが、眼前に現れたのは
片手にすっぽり収まるサイズの「デス・スター」でした。
実は2層からなる蓋付き陶器になっていて、それぞれを開けると
こんな具合で、カレーライスになっていたのでした。タイのグリーンピースは甘くて非常においしいです。とても「☆」だけではここまでを想像することはできません。
レストランというより「グルメンタテインメント」
料理がサーブされるたびに、スタッフの方が必ずプレゼンテーションをしてくれます。どういう料理なのか、すべて「英語」で……。
このときばかりは、翻訳機のイリーかポケトークをレンタルしてくればよかったと後悔しました。いまから勉強したってどうせできるようになりませんから、文明の利器に頼りたいのです。
「きのこ」の絵文字では、こんなお皿が提供されました。”mushroom”という単語が聞き取れたので、ははあ、マッシュルームか、かわいい盛り付けだと思っていたら、
実際は「マッシュルーム型のパン」で、中に、マッシュルームを使った具が入っているというお料理でした。とてもおいしかったのですが、この中身がなんであるかはさっぱり不明なままです。実に、悔やまれる。
英語ができずともわかったのは、昨年に続き2度目となる「べろ(舌)」マークの絵文字の料理。
おもむろにスピーカーを出され、KISSのLick It Up!が流れるなか、「ペーストが塗られたお皿」が配布されるのです。
老いも若きも男も女も、リケラ(lick it up)しました。インド料理がベースになっていることもあり、チリや香草のスパイスが印象的。日頃から「レバーペーストはパンを介さずダイレクトに舐めたい」と思っていますから、こうして夢が実現できてうれしかったです。レバーペーストではありませんが。
昨年はなかった新メニューのひとつが、デザートの「虹」の絵文字。
こちらのジャケットが元ネタです。
アジアナンバーワン・レストランなんて聞くと身構えてしまいますが、提供されるムードはとても明るくポップなのです。
途中、妙な形の器に盛られた料理が続いたのですが、
つなげるとインドに!
遊び心満点、「おいしい」とは「たのしい」こと!
最後の最後で、絵文字一覧の答え合わせシートが配られます。
訪れるなら2019年のうちに!結婚披露宴感覚でどうぞ!?
コースは全体で約3時間。約3万円(コース、水、ビール、サービス料)という価格からして、これは「結婚披露宴」に近いのかもしれない……などと思いながらお店をあとにしました。単なる「おいしいものを食べさせてくれる場所」ではないのです。おいしさ、たのしさ。多幸感に包まれる場所です。
なにしろ2020年にはクローズするとのことですから、訪問するなら今しかありません。
▼予約はこちらから。十分な余裕をもって、お問い合わせください!
Gaggan | Progressive Indian Cuisine Gaggan Progressive Indian Cuisine
本日の記事要点
◆4年連続でアジアNo1レストランの座に輝いたGaggan
◆ヒントは「絵文字」のみ!奇想天外な25品コース
◆おいしいだけじゃない!ショーを観ているような楽しさ
◆2020年にはクローズ、行くなら今しかない!
関連過去記事
▼2017年のGaggan訪問レポート
▼Gagganの向かいにある姉妹店「Gaa」の訪問レポート