なんだかんだと聞かれたら!
答えてあげるが世の情け!
こんばんは、ぐわぐわ団の時間です。
ブログ「ぐわぐわ団」の著者、まけもけさんがブログハウツー本を電子書籍で発売されました。その名も『ぐわぐわ団っぽい 読んで損する楽しいブログの書き方』です。価格がなんと、100円です。イマドキのガチャガチャより安いです。イマドキのガチャガチャは最低でも200円らしいです。
タイトルの通り「雑記ブロガー必携の書」であります。
「毎日書くネタがないよ…」
「がんばって更新しているけれど、内容が真面目すぎておもしろくないな…」
そんなことをお考えの方はぜひ購入してください。正直、すぐ読まなくてもいいです。携えてさえいれば。
困ったときに開けば、「自分の思い込みでブログが書きにくくなっているだけなのだ!」ということに気づけます。全30からなる「ぐわぐわ団っぽいブログの書き方」は、どこから読んでも、自分で勝手に作った「~するべき」「~せねば」を砕いてくれます。
「書くネタがない」なんてありえない
毎日生きて時間を過ごしている以上、目の前で何かが起こっています。書籍のなかでまけもけさんが事例として出している記事のタイトルを見れば、「ブログとはこうあらねば」という思い込みに毒されていたことを悟ると思います。
【衝撃の事実】アンリ・シャルパンティエはフランス語だった!
これでいいんです。
まけもけさんがどうやってこの記事を書いていったかはわかりません。ラフな感じで書かれているけれど、じつはアウトライナーで綿密に構成を検討してできあがったのやもしれません。しかし私は、とりあえず「アンリ・シャルパンティエはフランス語」ということを書いてその勢いのままに手を動かしていったのではと予想しています。
その結果、英語にすると Henri Charpantierであり、ヘンリー・カーペンターと読め、イエスタデーに想いを馳せ、橋本真也の爆裂キックを受けることとなっていました。
ところでいま、BGMとして橋本真也の入場曲をかけています。まけもけさんがおっしゃるとおり、気合が入ります。その割にはこんな文章ですみません。
そしていまカフェにいるのですが隣の席のオッチャンがため息ばかりつくのでちょっと”香る”のです。ため息のタイミングで鼻呼吸を止めなければなりません。なんだかお餅つきのようなリズムです。
……はっ!気合いが入りすぎて脱線していました。
ほかにも事例記事がいろいろ。ある記事では「猛烈な量のセミが木の幹に止まっていて、上の方にいるやつはせっせと交尾に励んでいたという」現場レポートが記されていました。写真が1枚ぽんと掲載されていて、そこにつらつらと感想がかかれているのみの記事です。
されどその記事から抱く印象は「書き出したら止まらなくなったのではないか?」。
つまりハードルを低くして、走り始めてさえしまえば文章は書けるのです。この「走り始め」でモタついてしまうのが、「ブログ書けない組」の敗因なのでしょう。
ハードルはできるだけ下げて、飛び越えるもよし、ハードルの下をくぐり抜けるもよし、蹴倒していくもよし、選択肢は様々です。
自分で選択肢を少なくするのは残念なことなので、できる限り選択肢を増やしましょう。
ところで最近拝読したブログのなかで、いちばんおもしろかったのは下記の記事です。
2019年プロ野球は今日開幕!今シーズンはズバリこうなる! – 主夫のぽぽさん
こういう記事を「アリ」とするか「ナシ」とするか。これだけでブログの書きやすさは変わってきます。
自分の庭なんだから、なんでも植えてみればいい
「困ったら平成維震軍を」という章も大変参考になります。これが章のタイトルだなんて信じたくありませんが、事実そうなのだから抗えません。ブログネタに困ったら、かの「平成維新軍」(新日本プロレス)のことを書いておけばいいとおっしゃるのです。
毎日更新される「ぐわぐわ団」の記事のなかでも特に大好きなのが、「明治スプレッタブルは美味しい」というシリーズ。これもまた「維新軍記事」です。これを事例にしてぐわぐわ団流の「ブログ執筆スタイル」が記されています。
読めば必ず「こ、これがブログを書くということなの……!?」という衝撃を受けます。最近のブログにはないものが、ここにあります。ぜひお読みいただきたいです。
書籍を買わずとも、「ぐわぐわ団」内で「明治スプレッタブル」と検索いただければ読めます。
みなさんが読んでくださらない可能性大なので内容を書いておくと、明治の「スプレッタブル」というバターみたいな商品がおいしいよという記事です。それらしく書くと「商品レビュー記事」です。しかしなぜか平成維震軍の話になるのです。段階的に維新軍化するのではなく、唐突に、ハシゴを外されたかのように平成維新軍です。れいわもびっくり。
しかもそんな記事の更新が3日間にわたって繰り返されました。毎日スプレッタブルと平成維震軍のことがほぼ同じように書かれている。涼宮ハルヒのエンドレスエイトよりはマシです。
本当は1週間ぐらい、これを続けてもよかったのですが、さすがにそこまでするとドン引きされるのでさじ加減が難しいのですが、こういう実験的なことを試せるのも自分でブログを書いているからであって、例えば自分が朝日新聞の天声人語の書き手で、天声人語しか書くところがないとすれば、こんな実験的な試みはできないはずです。
天声人語を書いているわけではないので、好き勝手書けばよいのです。昨日と同じ記事を少しだけ変えてアップしてもよいのです。ダメと言う人はいません。たぶんいません。それぐらい気楽にブログを考えてもよいと思います。
ブログは自分の庭です。チューリップを植えて、その隣にサボテンの鉢を置いたっていいし、スプラトゥーンごっこと称してペンキまみれにしたっていい。誰も困りません。勝手に「ブログとはこうあるべき」などというルールを作って首を絞めているのは、ほかならぬ自分なのです。
自分が楽しいとブログも楽しくなり、ブログを楽しくすると自分も楽しくなる
ブログは自分の気持ちの鏡であるとも書かれていました。
精神的にしんどくて仕方ないときに無理やりブログを書いても、内容が暗くなってしまって、もんにょりする記事しか書けないなんてことにもなりかねません。楽しいブログを書くには、まず自分自身が楽しくなければなりません。
おっしゃるとおりです。
私も、生理前に書く記事はどこか物憂げになります。中森明菜に言われたらグッとくるけれど、アジャ・コングに言われてもグッとこないでしょう。私はどちらかというとアジャ系の種族ですから、憂鬱な記事を書いても滑稽なことにしかなりません。
そういう事態にならないためにも、まずは楽しい気持ちになることが大事です。
しかし、どうしたって楽しくなれないときというのもあるものです。
ここからは私の持論ですが、「憂鬱な気持ちのときに憂鬱な記事を書いたっていい」と思います。ただしそのときのルールをひとつ。「文末は必ず、ちょっぴり前向きに」!
不思議なもので、自分が楽しい気持ちだとブログも楽しいものになるように、ブログの方を前向きな内容にすると、自分もちょっと前向きな気持ちになるのです。セルフカウンセリング効果。「我は汝、汝は我」の関係ができあがっている。
ブログは金稼ぎの道具にもなりえますが、その前に「人生を豊かにするもの」であるはずです。
せっかく書くのであれば、自分のためにおおいに活用しようではありませんか。誰に話すわけでもない思いつきを書いて、いろんな実験をして、前向きな気持ちを引き出して。
目次を見れば絶対読みたくなるはず
最後の最後に、全30からなる『ぐわぐわ団っぽい 読んで損する楽しいブログの書き方』の目次を貼っておきます。
- 自分の文章を好きになろう
- 10,000PVよりも1人の読者を増やしたい
- くだらないことを恐れずに書く
- 思いついたことを素直に書く
- ウソをつくなら大胆に
- 『もものかんづめ』を読みましょう
- 出オチでも記事は書けます
- 検索に引っかかる記事ってこんなの
- 自分の主張をやんわりと伝える
- 何となく知っていることをWikipediaで調べて書く
- プリキュアが観れんじゃないか!
- 他のブログの言及について
- 日記でもいいと思います
- 過去記事にぐわぐわ団の目指すところが書いてあった
- 決まったテーマで文章を書くコツ
- 鉄板ネタで勝負する
- 月に変わっておしおきよ!
- 後から読み返すと当時の自分がよくわかる
- アンチが出てきても気にしない
- 食レポ記事はこう書く!
- 困ったら平成維震軍を
- 何事にも疑問を持つ姿勢がアイデアにつながる
- 写真を載せるだけでもよい
- 空耳もネタになる
- ベスト10とかベスト100とか
- 多少の矛盾は気にしない
- SEO対策はしっかりしない
- グロは基本NG
- みんなちがって、みんなかわいい
- そもそもブログとは何かを考える
いま私は、明治スプレッタブルと創味のポン酢が欲しくなっています。合掌。
▼こちらもよろしければぜひ!
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