押上駅から7~8分、東武伊勢崎線のとうきょうスカイツリー駅からすぐのところにある居酒屋「秀吉」さん。
焼き鳥店は数あれど、秀吉さんが提供しているのは福島県伊達市の名産「伊達鶏」。
「伊達とり倶楽部」というサイトによるとその特徴は
1.鶏臭みが少ない
2.シャキシャキした歯ごたえ
なんだそう。
焼き場の目の前のカウンター席、ダイニングルームを思わせる、焼き鳥屋さんぽくないテーブル席。この日は5名だったのでテーブル席で。カウンター席は焼き場のアリーナ席でもあるので、ちょっとうらやましかった。
お通しに鶏がらスープ!なんと優しいお味…一同感激。
とりあえず、とお願いしたポテトサラダ(390円)はリンゴ入り。シャキシャキ感と甘酸っぱさがいい味出してる。酢豚のパイナップルが嫌いな人も、秀吉さんのポテサラにおけるリンゴには一目置くと思う。
そうこうしているうちに、この日のメインディッシュが早々にお目見え。
どーん!伊達鶏の刺身盛合せ。左から、ハツ、レバー、砂肝で、3種盛りは700円。ささみを加えて4種盛り(920円)にすることもできる。
ハツの弾力、レバーのとろみ、砂肝のコリコリ感。生臭さなし、さっぱりとおいしいので、塩だけかけて堪能しました。新鮮だからこそ為せるワザ、ここにあり。生の鶏肉もいつ食べられなくなっちゃうかわからないから、今のうちに食べておかないと…。
レバーのとろりとしたまろやかな味わいに心酔されられたのだが、いつのまにか砂肝のファンに。いちばんさっぱりとしていて、食感がたのしくて、ぺろりといただいてしまった。
希少部位だという、はつ元(190円)。土曜日、開店と同時に17時に入店したものの、はつ元は4本しかなかったという希少ぶり。心臓のなかでも大動脈の部分だそうで、そりゃたくさんは取れないよね…。ハツ以上にコリコリ。うまいなあ。
希少部位その2・砂肝えんがわ(1串190円)。えんがわってヒラメだけじゃないんだな…。砂肝の壁の部分だけを集めたものだ、とネット上では紹介されていたものの、あんまりピンと来ていない。どういう臓器でどこに位置して、など気になるものの、画像にどきどきするので検索できずじまい。なにはともあれ、うまい。感想が雑?うまいもんはうまいんだい。
もひとつ希少部位・ソリレス(1本190円)。ももの付け根だと教えてもらうも、なんでソリレスという名前になったのかを失念。
ソリレスとはフランス語で「愚か者はそれを残す」という意味。
非常に旨いが知らないと捨ててしまうことがあったため、こういう名がついたようだ。
※出典:焼き鳥豆知識 | 世界焼き鳥党-yakitori party-
鶏業界よ、なんでこの部位だけフランス語採用なんだ。わかりにくいぞ!ありがたさ半減だぞ!いっそ「愚か者」とかでいいじゃん!マッチ!
でも確かに、この部位を捨てる人がいたら愚か者だなあと思わされるおいしさでした。
伊達鶏ももの叩き(600円)は薬味、とくに玉ねぎと一緒にいただくと最高。
先ほどは生でいただいたレバー、おいしかったので串焼き(2串340円)でもいただくことに。実にジューシー。モッソモソのレバーもなんだかんだで嫌いになれないのだけど、やっぱり、ジューシーなほうがおいしいな。
そしてこのあと頼んだつくね(2串340円)にはフォーチュンクッキー制度があり、
こんなふうに、うずらの卵が入っていたら大当たり。いい大人たちが盛り上がるのなんの。
次回から使える商品券がもらえます。
よくロシアンたこ焼きとか見かけるけど、どうせなら中に入れるのは、こういうおいしいものがいいと思う。
鶏だけでなく、しいたけ(2串340円・いしづきもあることにグッときた)とか、
長ネギ(2串280円)といったお野菜群もおいしい。
この日はいただかなかったけれど、焼餃子(420円)も名物なのだそう。特製つみれ汁(290円)や伊達鶏たまごのなめらかプリン(350円)も気になるなあ。
そしてお酒の種類が豊富なのもすごい。
ハイボールをいただいていたのだけど、山崎、白州、白角、デュワーズ、ターキーから選べる。ワイン、カクテル、日本酒などなどたいていのお酒は用意されていて、焼酎にいたっては芋麦米にとどまらず、蕎麦シソ黒糖、果ては「牛乳焼酎」まで…飲んでみたい。といいつつ、この日はひたすら福島県の純米酒「栄川(えいせん)」で盛り上がりました。
まだまだ、他の串も食べてみたい!また伺わなければ。スカイツリーのふもと、というロケーションもテンション上がります。
お店情報
秀吉
TEL 050-3490-9477
住所 東京都墨田区押上2-2-1
営業時間 火~日 17:00~23:00(L.O.22:00) ※月曜定休