ハッピーバースデー!
本日10月30日、立食スタイルで人気を博す「俺の」チェーンにおいて初となる
全席着席型店舗が開店する。その名も
「俺のイタリアン TOKYO」!
「俺のフレンチ TOKYO」!
銀座の新しい商業施設「キラリトギンザ」の地下1階だそうだ。
■新店は行列必至!それは嫌!そんなあなたに「俺のそば」
そんなめでたい日を祝って、「俺の」チェーン内の唯一無二の存在、銀座駅直結の「俺のそば」を改めてご紹介したい。
オープンから半年以上経った今がチャンス!
私が訪れたのは9月、まだ暑さの残る日のこと。
ああ、時間の流れるスピードが恐ろしい。
このときが3度目の訪問だった。
以前13時半ごろに訪れたところ、熱望していた「あなご天」が品切れており、その反省を胸に抱きながらの「3度目」だった。
※あなご天が品切れていたときのエピソードはこちらです
再訪でレベルアップ!俺だけの「俺のそば」 鶏の天ぷら編 - 言いたいことやまやまです
同じ轍は踏むまい。
リベンジを誓い正午前に到着した私に死角なし。
やはりお客さんはまだ少なく、休日は遅めの昼食を求めてやってくる人が多いことが伺える。
さて入るか・・・ってチョット待ておい。
■ここが変わった!新・「俺のそば」
客足もまだ少ない店頭で、違和感を覚えて立ち尽くす。
扉の前に掲げられているメニューが、どうも以前と違うのだ。
新作「担々そば」が加わっている。
なかなか惹かれる新商品だが、違和感はそこじゃない。
見よ!画質が悪いが、括目せよ!
微妙に値上がりしているのである。
300円というCP(コストパラダイス)メニュー、「もりそば」が350円に!50円の値上げだ。
初回訪問時にいただいた「鶏そば」に至っては100円UPの600円。
※初回訪問時のエピソードはこちらです
大根おろしで生まれ変わる!?私の「俺のそば」 - 言いたいことやまやまです
安いことに変わりはないのだが、むむむ、秋の新料金体系は心に刺さる。
それに、料金とともにメニューの書体までレベルアップしているではないか。
「俺のそば」という男らしいお店ながら、メニュー用紙は女子大生のバイトちゃんフォント・・・という演出はグッとくるものがあったので、個人的には寂しく思う。
■目的は見失わない!今度こそ、あなご天
寂しい気持ちを抱えて店内の短い列に並び、(50円値上がりした)もりそばをオーダー。
「あ、あなご、ありますか・・・」
隣のクラスのAくんを呼び出すような気持ちで、か細い声で尋ねたところ
「ありますよ!」
との快活な返事。よかった。なんだかんだで今日の目的達成だ。
しかもあなごの天ぷら(500円)をはじめとするサイドメニュー陣は、以前とお値段変わらず。うれしい。
ひと言添えないとラー油入りのめんつゆが出てきてしまうので、忘れず「ラー油なし」希望の旨も伝えた。
よし、いい感じ。理想の昼食が近づいている。
あなご天は後から席に持ってきてくれるというので、次なる試練、「陣取り」に移る。
人がいなければそれなりに広いことがわかる店内をぐるりと見回しつつ、サッと縄張りを決める。
この動作、いや、所作はなかなかにハイレベルであると常に思う。
「俺のそば」のみならず、飲食店の陣取りフェイズでモタモタして「一見さん感」が出るのが妙に恥ずかしく、慌てて陣取りをした結果「私がいるべき場所はここではなかった」と後悔した思い出なんて、数えきれないほどだ。
移動してしまえばいいのだが、それもまた勇気不足。不器用な人生である。
しかし、「俺のそば」においては3度目の訪問。
店内をバッと見てシュビッと陣取り。
松田聖子のビビビなんてなんのその。
GINZAファイブ(お店が入居しているビル)で見せつけてくれるわ!俺のシックスセンス!
※ベストポジション確保
万全の布陣であなごの天ぷらを待つ。
■あなご、来る
ほどなくして現れたあなごの天ぷらが、こちら。
おお、たしかに大きい。
うれしいなあ、これを独り占めできるなんて。好きなように食べていいだなんて。
テンションが高まって、大人としてのたがも外れるというものだ。
早速、大人げなく「ペーパーナフキンで油をちょっとでも取りたい欲求」に正直に従い
整列。
(あなごとペーパーナフキンの接点が増えた)
こんなことでカロリーオフできるなんて思っていない、思っていないが、ナフキンにできる限りの油分を吸わせたいという欲求が止められなかった。
その傍らで、そばを食べ進める。
思い返せば、前回の「もりそば×鶏の天ぷら」の際はこのようにいただいた。
今回も同じでは、味気ない。
■秋の新技
前回は最初にいただいたネギを、この度、アンカーに起用する。
・・・というサプライズ人事を発表したところで、そば討伐開始。
太くてもちもちの独特な麺を、ラー油なしのめんつゆとともに味わう。
賛否あるだろうが、やはりこのそば、好きだなあ。
ツルンとしたのどごしではなく、噛みごたえを重視するそば。
そのおかげで、たった350円(値上げ後価格)で満腹感ばっちりだ。
●塩そば
あなごの天ぷらがある、ということは塩もあるということ。
以前、西八王子の蕎麦屋さんにて蕎麦に塩をかけていただいたところ、目を見張るおいしさだった記憶が蘇る。
やってみよう。
・・・あれっ・・・目を見張る感じじゃ、ない・・・
おいしいはおいしいのだが、西八王子の蕎麦屋さん「坐忘」の細くしなやかな蕎麦と、甘みと旨みがぎゅっと凝縮された塩だったからこその感動だったことを思い知らされる。
「俺のそば」は、めんつゆとの相性がベストのようだ。
※蕎麦に塩をかけて食べてみたい・・・そんなときはこちらへ!高尾山帰りにいかがですか
蕎麦屋さんが似合う大人になりたい ― 西八王子「坐忘」 - 言いたいことやまやまです
●肝心のあなご
揚げたてのおいしさを失わないうちに、あなごもいただかなければ。
食べごたえ抜群!
ああ、あなごの天ぷらを食べているなあ、という実感が湧く。
サクサク感を失いたくないので、蕎麦屋さんでいただく天ぷらは絶対に塩派だ。
ただし、天丼の天ぷらは、つゆと白米の蒸気でブヨっているのもまた大好物。
意外とスーパーやコンビニの、衣ばかりで海老が小指ほどしか入っていないタイプも嫌いじゃない。
しかしここはそば屋。話を戻す。
温存しているネギを少し使って、こんな楽しみ方はいかがだろうか。
ネギのシャキシャキ感、薬味感は、揚げ物との相性良好。
塩でいただいてしまったが、ネギだけをめんつゆに浸し、それをあなごに乗せていただいてみればよかったな、と今さら後悔である。
●ネギとあなごのお見合いの儀
さて、そんなことをしているうちに、実はそばを完食済。
※残されたネギ山
ここで登場するのが・・・生玉子である。
そして、混ぜる。和える。
このままでは無味なので、めんつゆを少量注ぐ。
(いまさらながら、汚い画面ですみません)
そして!ここに!
あなご、投下!
ネギ玉子と一緒に食べれば、うまい!うまい!
おせっかいな玉子おばさん、めんつゆおじさんがとりもつ、ネギとあなご天の見事なお見合い結婚ぶり!
羨ましいな、おい!
●宴のあとに
ネギとあなご天のあとに残された「生卵めんつゆ」を豪華にするもの・・・それが、天かす。
グジャグジャっと混ぜて、レンゲでいただけば、口の中に広がるジャンクフードワールド。
最高のデザートだ!
※ついつい、残しておいた最後のあなご天を紛れ込ませてしまったほどのおいしさ
■次回は夜の宴で
値上がりなんのその!
やっぱりお手頃価格で思う存分楽しめてしまった「俺のそば」。
- もりそば(350円)
- あなごの天ぷら(500円)
合計850円!
満腹感を保ったまま1日過ごせてしまった、そのコストパフォーマンスに大拍手だ。
店内に貼られている夜メニューを見ながら、次は必ずや夜の時間帯に訪れようと誓ったのであった。
※おばんざいコーナーの「おから カレー風味」が気になる
俺のそば GINZA5 (オレノソバ) - 銀座/そば [食べログ]
※冒頭に紹介した新店についてはこちらをどうぞ