こんばんは、浪曲の時間です。
平日の日中にフラフラできるのがフリーランスのいいところ。毎月1日から7日に行われている浪曲の定席に初めて伺いました。
12：15～16：00までたっぷり楽しめて2,000円です。年季の入った施設なので尻や腰には優しくないかもしれませんが。
大好きな玉川太福さん、ずっと気になっている港家小ゆきさん(銀河英雄伝説浪曲を聞きたい)、Podcast「渋谷らくご まくら」で心掴まれた講談師の神田鯉栄さんが同じ日に出演されるということで、初日に伺いました。
最初はぽつぽつとだったお客様もどんどん増えていき、特に男性が多いのが印象的でした。
そしてみんな、仲入りでアイスモナカを食う。
仲入りのタイミングでしか購入できないそうですが、まわりのおっちゃんが誰も彼もモナカを食うもんだから、私も買おうか買うまいかでだいぶ悩まされました(糖質だからやめておきました)。
私がレイザーラモンRGばりの「浪曲定席あるある」を歌うとしたら「アイスモナカ食べがち」で締めます。
感想メモ
トップバッターの天中軒すみれさんがかわいい！きっとお若いですよね？視線の泳ぎ方に緊張が見えるものの、声のパンチ力に圧倒されました。かっこいい。
「唸る金髪」こと港家小ゆきさん、お召し物も素敵でした。夏にちなみ深川裸祭りの一席。ぐっと引き込まれます。
太福さんは三遊亭白鳥さんの新作落語「豆腐屋ジョニー」を浪曲バージョンで。ところどころに入る「今日はこのネタじゃなかったかもなあ」的な「素の声」が入るのがまたおもしろい。
玉川こう福さん、東家三楽さんの人情話も素敵だった。あの余韻が残せるのは女性ならではかもしれません。
そして講談の神田鯉栄さんがすばらしかった！笑顔とはつらつとした声だけで元気をいただけるような方でしたが、水戸黄門のお話(でも黄門さまは出てこない)もおもしろかった！豆知識やご自身のお話もちょいちょい挟んでくださり、その間隔が絶妙です。集中力が切れやすい私も最後まで楽しめました。
7月から浪曲を習います
いま、表現手法としての浪曲に大変興味があるのです。
浪曲は数年前からたまに聴いていましたが、歴史に興味が無いので古典はいまいち。玉川奈々福さん、太福さんの新作浪曲がおもしろくて聴いていたものの、それは「伝統芸能・浪曲として」ではなく「笑いのネタのひとつとして」楽しんでいました。
浪曲とは節と啖呵の語り芸。ひとりミュージカルのようなものです。これがものすごくおもしろいなあと。
太福さんたちの新作を拝見していて、ブログに書いていることを浪曲化できたらおもしろいんじゃないかと思ったのです。素人の思いつきです、浪曲ファンの方すみません。
ブログをブログ以外の方法でアウトプットできないか。「読む」というのはやはり大変な行為です。能動的になっていただかないと進まない。
しかし「聴く」であれば少し受動的になれます。読むよりラクではないだろうか。そんなこともあってPodcastを試みていますが、やっぱり凡人が喋るだけではコンテンツとして面白みがないのです。もう1翻ほしい。
それで、浪曲を習ってみることにしました。
月1回のカルチャースクールなので、面白いと思えたら浪曲協会のお稽古も受けてみようかと。ボイトレ教室通いも活きるというものです。
▼ストレス発散にボイトレ教室をおすすめします
金が無いんだから働けよと自分にツッコミを入れつつ……
でも会社員やってたら、絶対通えなかったと思うので。趣味レベルでもいいから格好良く唸れるようになってみたい。
創作浪曲「喫茶アメリカン物語」とか作れたら最高なんだけれどなあ！(夢を描くのはタダ)
