こんばんは、武蔵丸の時間です。
記事要点
▶まつ毛が長い=他の毛だって長いんだ!
▶毛深さに悩んだ思春期の思い出
▶処理していなかった背中の毛をタイで抜く
▶単発で安くて早い!スタッフさん同士がずっと喋っているのもまた良い
毛深さと切なさと心強さと
相撲の話ではなく背中の毛の話をしたいのです。
私はまつ毛が長く、マスカラを付けずともお褒めいただく機会が多々あります。まつ毛エクステなど大変そうですし、雪が積もるほどに長いまつ毛をくれた親には感謝しております。
しかし人間、毛が生えているのは目元だけではありません。両津勘吉のような眉、鼻から溢れ出る鼻毛、指の上で風にそよぐ指毛、ワキ毛、腕毛、スネ毛、その他の毛、そんな私はヒゲのOLです。
シェーバーや脱毛器を駆使して多感な時期を乗り越えてきました。
上記のマシンをご存知ですか。熱線で毛を焼き切るものです。すると毛先が丸くなるので、ツンツンとハミ出てこないのだそうです。水泳の授業なんてなければいいのにと思いながら、お小遣いをはたいて通販でひっそり購入した日を思い出します。
こちらの商品は、背中用シェーバーです。ガシャンと持ち手を伸ばすことができ、孫の手の要領で背中の毛を剃ることができます。
目視できる腕や脚なら、毛を剃ることは容易い。しかし背中ときたらどうでしょう。このマシンに出会うまで、私の背は草原、否、毛原(もうげん)でありました。水に濡れるとその濃さが際立ちます。気象予報図のごとく、毛がとぐろを巻くのです。母はそれを見て「武蔵丸のようだ」と、会ったこともないのによく笑っていました。
思春期はそれを気にして孫の手シェーバーでゴリゴリやっていたわけですが、歳を重ね、非モテ街道まっしぐらとなり、面倒くさくて背中毛を剃ることをやめてしまったのです。
大学生になって脱毛サロンに通い始めましたが、背中だけは相変わらずの草原ならぬ毛原状態でした。
ところで余談ですが、人生初の脱毛はクリニックにお願いしました。待合室には相当大きなラッセンの絵が飾られており、「海があなたを見つめている(イタリック体)」な気持ちに浸れてよかったです。風変わりな先生で、それもまた好みでした。ちょっと高かったけどいまだに生えてこないので感心します。
話をもとに戻します。私の背中は気象予報図だという話をしていました。
ところでもう一度余談ですが、エステで背中をマッサージしてもらうときなどは少々恥ずかしくなります。もう私もババアですから、エステティシャンさんのほうがお若いということが多いです。ババア口調で「恥ずかしいねえ、あたしの背中は武蔵丸みたいでねえ」なんて口走ってしまうと、「……?五郎丸?」みたいなことになってしまいます。なにせ武蔵丸は2003年に引退しているのです。ここはスマートに、高安か大砂嵐あたりの名を出したいところですが、うっかり武蔵丸と言ってしまうのです。
話をもとに戻します。私の背中はカーペットだという話をしていました。
びっくりしますがここからが本題です。タイ旅行の最中に脱毛サロンに行き、うなじと背中の毛を抜いてもらいました。
GINZA Beautyさんで背中毛にバイバイ
駐在の日本人の方が多く住まわれているプロムポン駅の近くにある、「GINZA Beauty」さんにお世話になりました。お店のすぐ近くには「フジスーパー」などがあります。
日本で脱毛というとコースで複数回分を購入(というか契約)しなければなりませんが、こちらは単発でお願いできます。
ワキはプロモーション価格で初回99バーツ(300円!)、2回目以降も490バーツ(1500円!)でお願いできてしまいます。肝心の背中は750バーツ(2250円)、うなじは490バーツでした。
たまたま予定が空いた時間にLINEで連絡をしてみたら、ちょうど空いているのでどうぞとの返信が。日本人の方が経営されているようで、このやりとりは全部日本語です。ただ
「あいにく私が不在にしているので、タイ人のスタッフしかお店におりません。名前を言っていただければわかるようにしておきますので、恐縮ですがよろしくお願いします」
との連絡をいただき、多少の不安はありました。私が一切英語ができないからです。
この、エルシーブティックモールというところのいちばん手前にあります。
戸を開けると、受付テーブルとベッド1台。非常に小さなお店でした。
コンパクトな空間ではありますが、カーテンもしっかり用意されているので安心です。問診票のようなものも全部日本語だったので、何の苦労もありませんでした。
服を脱ぐよう言われた(正しくは”ジェスチャーでわかった”)のですが、
ハンガーには既にスタッフさんのジャケットがかかっているというのが非常にいい。タイのこういうところが私は大好きです。日本じゃありえません。でもタイでは当たり前です。「徹底的なおもてなし」などせずとも客を喜ばせることはできますし、むしろお互いにリラックスできるもんだというのを学びました。
UTSUBUSEになるよう言われます。
スタッフさんは2名いらっしゃり、お2人とも肝心なところは日本語(単語)を話してくれるのでスムーズでした。ありがたい。
こんなシートも用意されているので、安心です。せっかくなので、照射レベルは最大の「7」をお願いしました。ちょっと不安だったので、「みんなもこのくらいの照射レベルなの?」ということを聞きたく、「エブリバディ、レベル7?」と話しかけてみましたら、イエスとのこと。安心しました。
まずはシェーバーで剃毛からスタート。さながらコンバインでの田んぼ刈り取りの図です。その後は水性マジックかなにかで背中の照射位置にガイド線を書き、光脱毛を進めていきます。
これまた「タイあるある」ですが、その間ずっとスタッフさんはタイ語でおしゃべりをしているのです。マッサージ店でも、ショッピングセンターでも、どこでも、スタッフさんはお客さんがいても関係なしにおしゃべりしますしスマホも見ます。
さっきの「既にスタッフさんのジャケットがかかっているハンガー」もそうですが、タイのこういうところが好きなのです。「~すべき」「~せねば」に囚われている「べき・ねば族」は全員タイに行ってきたほうがいいと思います。やることをやっていれば、いいんです。クレームが来るかもしれませんが、それは「相性が合わなかった」だけのこと。やりたいように過ごしていれば良いんだということを教えてくれます。
そんなうなじ&背中脱毛、30分ほどでサクッと終了しました。安価な明朗会計で助かります。きれいなサロンに慣れている方はちょっとびっくりしてしまうかもしれませんが、とても便利でした。来年はIOラインの脱毛でもお願いしてみようかしら(なんと1000バーツ≒3000円!)。
お店情報
▼公式サイトは下記リンクから!
プロンポンの脱毛&美顔サロン「GINZA Beauty」