言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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昼もパン!「新橋ベーカリー」で100円パンヴァイキング(2)

 

東銀座の喫茶店「アメリカン」で振る舞われる巨大サンドイッチが好きすぎて、サンドイッチに使われている食パンを納入する「新橋ベーカリー」を訪問。

なんとランチメニューにたった100円を足すだけで、パンヴァイキングが楽しめてしまう!

ちなみに、新橋ベーカリーさんでは「バイキング」ではなく「ヴァイキング」というのが正式表記である。

 

お洒落な外観とは裏腹に、かなり味のある店内。

前回の記事では、夏のおすすめメニューである「冷しゃぶサラダ(ハーフサイズ)」を注文したのだった。

 

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今回の記事では、ひたすら食べる!

この店を擬人化するなれば、「すごくイケメン(=外観や内装がお洒落)なのに、男っぽさ(=たとえば上記のダサ心温まるメニューデザインなど)が隠し切れない感じ」

どうぞお楽しみください。

 

※お店訪問~注文までの記録については前回記事をご参照ください

昼もパン!「新橋ベーカリー」で100円パンヴァイキング(1) - 言いたいことやまやまです

 

 

■隠しきれない本性が、好きョ!

 

冷しゃぶサラダが出来上がるまでの間、早速パンヴァイキングを楽しむことに。

ヴァイキングコーナーはこじんまりとしているが、用意されているパンの種類は豊富である。

 

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小さくカットされたサンドイッチ、総菜パン、甘いパンがバスケットに分けられており、サランラップがかけられている。

ラップがないほうがお洒落なのだが、乾燥などを防ぐには大事。

何重にも重ねてあるので、見た目がくちゃくちゃである。

 

本当は、

SUNCRAFT パティシエール ケーキドーム PP-551

SUNCRAFT パティシエール ケーキドーム PP-551

 

こういうものとか、 

 

ホワイティ 食卓カバー LL H-3418

ホワイティ 食卓カバー LL H-3418

 

こういうものを用いれば、お洒落感を維持できるはずなのだ。

 

なのに、手近なサランラップで済ませているあたりが、これまた憎めないというか、心くすぐられてしまう。

 

そしてパンがたくさん乗っているラックの最下段には、読み物コーナーが。

 

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※全体的に灰色がかっている読み物コーナー

 

お洒落カッフェに置かれる雑誌といえば、BRUTUSとかpenとかSPURとかFIGAROとかだと思っていたのだが、まさかの新聞

英字新聞であるはずもなく、むしろスポーツ新聞も紛れ込んでおり、いちばん左の鮮やかなピンクに至っては、明らかに女性週刊誌である。

 

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※お洒落な店内とパンヴァイキングコーナー。「女性自身」のピンクがまぶしい。

 

■念願のパン・パラダイス

 

やっとパンのご紹介である。(パン以外の魅力が多すぎる)

一発目、どうぞ。

 

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※パンの名前の確認を失念したため、どの名称も私の「予想」であること、ご了承ください

 

かなり寄り気味に撮影しているが、実際は取り皿(お洒落ゆえの四つ葉のクローバー型)もパンも小ぶりなので、女性も大いに楽しめるだろう。

 

●サンドイッチ

新橋ベーカリーといえば、やっぱりこれ。

その外見は「アメリカン」のサンドイッチと随分異なるが、期待が募る。

トマト、レタス、ハム、ポテサラが挟まれた、ベーシックながらも具だくさんなサンドイッチを、ぱくり。

 

 

 

・・・おいしい、のだが・・・

具の味しかわからない・・・

 

アメリカンのサンドイッチは異例中の異例だ。

あんなにもパンが自己主張するサンドイッチ、見たことがない。

 

※ご参考

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※つい先日訪問したアメリカンの様子。サーモンが5~6枚入っていた

 

サンドイッチでパンの味を感じようとしたのが誤りだった。

ただ、おいしかったことには間違いないのでご安心を。

 

●チーズのパン

タマネギもたっぷり、チーズというよりはグラタンのような味わい。

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つい「チーズ」と書いてしまったが、「グラタンのような味わい」なのではなく、たぶん、「グラタンのパン」だ・・・。

真偽のほどは、訪問してご確認いただけると幸いである。

コショウが効いていておいしい。

 

●かぼちゃのパン

このあたりで甘いパンを挟んでおくと、食欲増進によい。

・・・のだが、甘いのは真ん中のカスタードクリーム部分のみ。

 

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クリームも、甘さ控え目。

甘党の方には物足りないと思われる。

こってりと甘いパンが欲しいという気分ではなかったので、ちょうどよかった。

 

●ポテトグラタンのパン

カットは小さいのだが、ポテトやブロッコリー、チーズがごろんごろん入っていて食べ応えがある。

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■「漢の冷しゃぶサラダ」、到来

そうこうしているうちに、男性店員さんがサラダを持ってきてくれた。

 

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※冷しゃぶサラダ(ハーフ)470円也

 

写真だと分かりにくいが、ファミレスの小さ目のサラダより少し多いくらいの量だろうか。

そして、写真の見た目以上にダイナミックで、手作り感に溢れている。

お皿はメラミン製だろうか、陶器ではなく、よく食堂で使われている「あの皿」だ。

 

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まず目に飛び込むのは、存在感のある金糸卵。

ほんのりとピンク色の豚しゃぶ。

「ひとまず切った」感のあるスナップエンドウ。

かかっているドレッシングは胡麻だれ風だ。

 

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スナップエンドウという季節感あふれる粋な食材選択がたまらない。

卵に「どこが”金糸”?」とツッコミを入れたくなる御方もおられようが、この手づくり感、ここに至るまでの経緯を思えば、むしろ「チャームポイントがひとつ増えた」という印象である。

 

厨房のほうから話し声がするので聞き耳をすましていると、サラダ運搬をしてくれた若い男性店員のほか、調理担当の男性がいるようだ。

そちらの方は、声色から察するに、若くはない。

40は越えているかもしれない。

勘違いだったら申し訳ないが、落ち着いた声ではあった。

 

そして、どんなに耳をすましても、あたりを見回しても、お洒落カフェに必ずいる「ナチュラルかわいい女性店員」の存在が感じられない。

 

手づくり感いっぱいのメニュー表。

ヴァイキングコーナーのサランラップ。

その下にあった新聞たち。

目の前にあるダイナミックサラダ。

 

「女性スタッフがいない」となると、なんだかどれも腑に落ちてくる。

そうか、もしかしたらここは「男の手料理をふるまう、男の店」なのではないか・・・(変な意味ではなくて)

 

入店した時に肌で感じた「地元感」。

それは「地元でおじさんが細々と営み、地元民に愛されている喫茶店」に近しい空気だったのだ。きっと。

もしかしたら女性店員がいないのは今日だけのことかもしれない、が、まずは目の前の冷しゃぶサラダをいただこう。

「男の手料理」だと思うと、途端にときめいてしまう。

 

(金糸)卵は当然のことながら、トマト、スナップエンドウも男らしい大ぶりなカット。

細かく美しいサラダも魅力的ではあるが、こうした、パンチ力のあるサラダも実においしい。

どの野菜もシャキシャキと瑞々しかったので、なおさらだ。

豚しゃぶは分厚く、歯ごたえあり。

焼肉屋では「とろける肉」より「歯ごたえ肉」を選ぶタイプなので、私との相性は実によかった。

 

■ベストパンはこれ!

そろそろ、パンヴァイキングも再開したいところ。

味付きのパンはいずれもおいしかったが、もともとこのお店を訪れたかったのは「食パンのおいしさに感動したから」だ。

パンそのものの味を楽しめるものを選んでみたい。

 

ということで、セサミパン。

 

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ゴマの香りと一緒に、パンの風味が楽しめる。

・・・はずなのだが、喫茶「アメリカン」で目を見開いた、あの感動はなかった。

むしろ、ちょっと、モソモソ食感。

 

それもそのはず、細かくカットされた状態で冷房の効いた店内に置かれたパンと、アツアツの状態で提供される「アメリカン」のサンドイッチパンを比べるほうがおかしい。

逆に考えれば、「アメリカン」が最高の状態の「新橋ベーカリーの食パン」を使っていることがよくわかる。

 

モソモソ感を解消すべく、

 

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吸い込みやがれ、胡麻ドレッシング!

 

味のついていない胡麻パンだからこそ成し得た技。

とても、おいしかった。

 

他にもたくさんの種類があり、10~15種くらいはあっただろうか。

細かくカットされているとはいえ、さすがにコンプリートはできなかったのが悔やまれる。

 

後半は甘いパンを攻めてみたが、

 

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小豆の量が控え目なあんぱんや、

 

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かぼちゃパンで登場したものと同じだろうか?

甘さ控えめながら、この店にしてはやや多めにクリームが入っているクリームパン。

 

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煮詰めすぎていないシャキシャキりんごがさわやかな、アップルパイ。

 

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クリームチーズのデニッシュは、本来であればもう1度カットすべきところ、お店が失念していたようである。

おいしかったので、大きいものが食べられてラッキー。

デニッシュ生地が脂っこすぎないのもうれしい。

 

しかし、私が選んだベスト・オブ・パンヴァイキングの一品、海賊王ならぬパン賊王は、

 

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ひじきパン!!!

 

ひじきの上にツナマヨが乗せられている、和洋折衷甚だしいパンなのだが、特筆すべきはその「甘じょっぱさ」

ひじきの水分だろうか、既に冷たくなっているパンなのに、ほのかにしっとり。

ひじきが苦手な人にも試してもらいたいほど、味付けが絶妙だ。

 

 

■とにかく居心地がいい

日曜の昼過ぎ、お店の混雑状況はそれほどでもなく、ヴァイキングの制限時間があるわけでもないし、店員さんが退店を促すようなこともない。

それこそ、店にあるスポーツ新聞や女性週刊誌をゆったり読める「ゆとり」があり、とても居心地がいい。

 

男の手料理(サラダ)もおいしかったし、コーヒーとパンヴァイキングもつけて680円とはどういうことだ。

お洒落カフェでこんな価格はありえない。

店主(きっと男性)の気前の良さが滲み出ている。

 

PAULのようなスペシャル感たっぷりのパンヴァイキングも魅力的だが、こうした、気軽に楽しめるお店もまた、よい。

むしろ、家の近くにあってほしいのは後者かもしれない。

 

帰りには、新橋ベーカリー名物であるホテルパンを購入。

6枚切りの食パンだ。

翌日、電子レンジで少しあたためて食べた。

 

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ふんわりとおいしかったが、やはり「アメリカン」で食べるそれには敵わなかった。

新橋ベーカリーも魅力的な店だったが、やっぱり、アメリカン通いはやめられそうにない。

 

※お店情報 

シンバシベーカリー・プラス・カフェ (ShinbashiBAKERY plus Cafe) - 赤羽橋/パン [食べログ]

 

※アメリカン情報

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※「アメリカン」を先週訪れたら、こんな張り紙が。8/10(日)の「だけど食堂」は要チェック!