秋葉原のヨドバシカメラ1階に「トゥッカーノ」発見。
シュラスコのお店で、中目黒エリア在住時には渋谷店に1人でサラダバーだけ食べに行っていたものだが、とてもおいしかったことを覚えている。無駄にヘルシーを謳うことなく、堂々とオニオンリングフライなどが振る舞われているさまが最高に好きだった。
……が、秋葉原にあったのはシュラスコではなくステーキを提供する形態の「トゥッカーノグリル」だった。こちらは未訪問。
- ファストフード感覚でステーキがいただけるお店
- ビーフを中心にお肉いろいろ
- フラウジーニャ(牛ハラミ)とポーク100gずつ、いただきました
- 朝10時半から営業中!秋葉原ヨドバシ1階のステーキスタンド「トゥッカーノグリル」
ファストフード感覚でステーキがいただけるお店
コンパクトな店内はハイテーブルとスツールの座席のみで構成されており、「東の”いきなり”、南の”トゥッカーノグリル”」といった図式が脳裏をよぎった。
席の上に豊富にハンガーが用意されていたが、煙というのは上へ、上へと広がっていくのだ。ではどうすればよいか。
テーブル下に荷物をかけられるフック、そしてスツールの足にはネットが用意されているので、コート類に匂いを移したくないようであればこちらの「足元ゾーン」でうまくやりくりすることをお勧めしたい。
席にはあらかじめ、ステーキの食べ方を記載したタテA3サイズくらいのシートが敷かれている。これを読みつつ、肉が焼けるのを待つのだ。
ところで鉄板が横長なのに対し、このシートは縦長である。シートの端を持ち上げることで、鉄板の油はねを防げる仕様なのだ。
……というところまでご説明すると、神奈川県民を中心に、そわそわと心の中のノスタルジーが頭をもたげてくる方々がおられよう。そう、この図式はまさに、あのハンバーグステーキの名店「ハングリータイガー」と同じ!
アツアツの鉄板が届けられるやいなや、ソースポットに入った茶褐色のソースがどろっとハンバーグにかけられ、そりゃもう油がはねるのなんの。でも大丈夫、それを防ぐための「紙」があるから!……ウッディな店内、オイリーなフローリング、家族で行った思い出。付け合わせのジャガイモがおいしかった気がするけれど、それは幻だっただろうか。
トゥッカーノグリルにもソースが用意されている。あいにくお店の方がかけてくれるのではなくセルフで楽しむものなのだが、バリエーションが3種類というのはわくわくする。
左から、醤油ベースの「アサイーガーリック」、玉ねぎとお酢の「ビネグレット」、辛口ニンニクソースの「ピリピリ」。ニンニク関連が多いなあ。
ビーフを中心にお肉いろいろ
肝心のメニューは、基本はビーフで、
- ランプ(腰からおしりにかけて)
- ピッカーニャ(イチボ/おしりの先)
- フラウジーニャ(ハラミ/横隔膜)
- 旨み牛(サーロイン/背中から太ももにかけて)
と部位がわかれている。単勝を狙うもよし、複勝もよし、3連複どころか4種全部盛りも可。
オプション的に用意されているチキン、ポーク、ハンバーグ、リングイッサ(ソーセージ)との組み合わせもできるので、いちばん食べたかった「フラウジーニャ」と「ポーク」を100gずついただいてみることにした(1,280円)。
ライスは別注文。通常サイズも大盛りも200円、もちろん量少なめでも200円。おかわりは無料だった。平日の17時まではライス・スープ・サラダが無料なんだそうで、営業まわりでお近くにいらっしゃる際はぜひ。
ブラジル料理といえば豆とリングイッサや内臓の肉をぐつぐつ煮込んだ、松崎しげるもびっくりな黒さの「フェイジョアーダ」が外せない。これもまた別途注文する必要があり、単品300円である。「ライス・フェイジョアーダ・サラダ」がつく450円のセットがあったので、そちらを選んでみた。でもライスはいらなかったので、お得なんだか割高なんだかよくわからないことになっちゃったなあ。
少し大きめのマグカップに盛られたフェイジョアーダ。けっこう、量が少ないかも……単品にしていたら、もっと多かったのかな。内臓肉は入っておらず、厚切りリングイッサがごろごろっと。けっこうなしょっぱさで、ごはんがないとちょっと厳しい……。
フラウジーニャ(牛ハラミ)とポーク100gずつ、いただきました
そうこうしているうちに、ステーキ完成。
無料サービスだというので付け合わせの野菜は大盛りにしてもらったが、200gのお肉って、かなりおしとやかなボリュームだぞ……。初めて伺うお店、かつタッパーを持ち合わせていなかったということもあり、安全パイの選択をした自分を恨んだ。当たって砕けろ精神でメガプレート(牛・豚・鶏のMIX510gで1,580円)あたり、いっておけばよかったよ!!!
いや、後悔の念に駆られている場合じゃない。鉄板はジュージュー音を奏で続けており、放ったらかしにしていてはお肉がしっかりと焼けすぎてしまう。レア好きなので、急いで付け合わせのもやしの上にお肉を退避させた。
その後、口に運んだフラウジーニャ肉のおいしいこと、おいしいこと!やわらかくてジューシー、やっぱりお肉はカルビよりハラミでしょう。お肉の旨みがしっかりしていて、あの3種のソースをかけたくなくなってしまう。少量の塩こしょうに留め、肉の味を噛みしめた。
一方のポークはあらかじめ味付けが施されているとのこと。フラウジーニャがおいしすぎたせいか、かなり霞んだ印象に……。食感もパサッとしていて、潔く単勝ステーキにしなかったことを悔やんだ。
最後のお楽しみは、「下に鉄板・上に肉」でサンドイッチ状態にされていたもやしである。しゃきしゃきだった彼は少しクタっとし、さながらヤンチャな青年が成長して角が丸くなった姿に見えなくも、ない、かも。
やっとのことでソース投下。アサイーガーリック!
焼肉のタレを思わせる甘じょっぱい味付けは、肉汁をまとったもやしによく合った。この手のソースは白いごはんがほしくなるんだよなあ……季節柄、お餅にもつけたくなるなあ……いや、ガマンガマン。ところで、ソース用お玉が左利きの心を傷つける仕様であったことには目をつぶっておきましょう。
朝10時半から営業中!秋葉原ヨドバシ1階のステーキスタンド「トゥッカーノグリル」
サクッとおいしいステーキがいただける「トゥッカーノグリル」。
もしも「いきなり」隣り合って出店する機会があったとしたら、私はトゥッカーノを選ぶだろう。やっぱり、座れるってデカイ。
しかも朝10時30分から営業しているというのが素晴らしい。休日の朝ごはんに、食べに来てみようかしら。元気出そう。
でも、お肉って安くないんだなということも実感。セットにしたから1500円以上したもんなあ。メガプレートは同じくらいの価格(1,580円)でお肉てんこ盛り(牛豚鶏MIX510g)だったので、再訪時は絶対にそっちにしよう。
あとはせっかく「お肉食べよう!」なお店なので、糖質制限者狙いのオプションがあるとうれしいなあ、なんて……
例えば
- ライスなし 100円引き
- ライスの代わりに焼き豆腐(+30円とかで)
とか。どうか届け、この想い!!焼き豆腐は我ながらナイスアイデアだ!
久々にシュラスコレストランの「トゥッカーノ」にも行きたくなりました。渋谷店と池袋店があるので、お近くの方はぜひ。
トゥッカーノ 秋葉原
ジャンル:ブラジル料理
アクセス:JR秋葉原駅 徒歩1分
住所:〒101-0028 東京都千代田区神田花岡町1-1 ヨドバシ「AKIBA」ビル1F(地図)
姉妹店:アロッサ 銀座店 | Arossa
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情報掲載日:2018年1月10日