こんばんは、夏の怖い話の時間です。
ヨット乗りのみなさんがバーベキューをすると言うので、先月ごはんを食べに行ったんです。静かな夕暮れのマリーナ。レジャーでやってきたと思しき家族が談笑していました。
彼らの前を通り過ぎるとき、私はついその声を聞いてしまったのです。お母さんのひと言。それは……
うちを、焼く。
大変なことです。こんなに穏やかに談笑しているのに、実は、実は、うちを焼こうとしているだなんて……家政婦じゃないけれどミタという苗字でもないけれど、とにかくとんでもないことを聞いてしまった!
「あっ、ごめん間違えた」
自分で自分を笑いながら彼女はこう続けたのでした。
夕暮れ、どんな文脈で餅を焼こうと思い立ったのか……私にはわかりません。
ところで時代の流れなのか、おなじみ日本食研の「晩餐館 焼肉のたれ」CM、文言が変わっておりました。バンコってなんだよ……
餅を焼いてもいいけれど、うちは焼かないでくださいね。