2017年3月14日に開催されたマロニエゲート銀座2のレセプション。
地下2階のサラダボウル専門店「With Green」さんが気になり、マロニエゲート銀座2の正式オープン後に訪問してきた。 2016年5月に神楽坂店がオープンし、マロニエゲート銀座店は2店舗目だそうだ。
こんなサラダが食べられる
店頭にずらりと並ぶは、20種以上にものぼるという旬の野菜・肉・玄米といったサラダ具材たち。
ドレッシングも10種類以上と豊富。
「自由に組み合わせられます!」とのことだが、優柔不断な人間にとっては一種の拷問となるやもしれぬ。自由とはときに不自由なのだなあと思う。
…なんて、書いちゃったけど!
選りすぐりの組み合わせがなされた”オリジナルサラダ”も10種あるのでご安心を(それでも10種もある。さすがにここはがんばって!)。
定番は「蒸し鶏とりんごのサラダ」(880円)だそう。
ほかにもスタッフさんがおすすめしてくれたのは、「砂肝と焼きネギのサラダ」(880円)や「低温ローストポークのサラダ」(1,180円)。ローストポークのほうは、がっつり食べたいときにぴったりな、食べ応えのあるメニューらしい。この日は平日19時半ごろの訪問だったのだけど、その時点で完売となっていた「ハーブチキンと彩り野菜のサラダ」(1,080円)も気になるところ。
レディメイドのメニューをそのままいただくもよし、これをベースにトッピングを減らしたり増やしたり、ドレッシングを変えたりといったマイナーチェンジを施すもよし。
(ちなみに、基本はMサイズで、その3分の2くらいの量になるSサイズにすると100円引き)
どうしようかなあ、サラダボウル事情に明るくないしなあ…と悩みつつも、せっかくなので完全なるカスタマイズサラダに挑戦することに。果たして洒落たカスタマイズはできるのかしらん。
カスタムサラダが楽しい
野菜カウンターの前で、スタッフのお兄さんにカスタムサラダを所望していることを伝えると、
「トッピングを4つ選んでください。追加料金はかかりますが、それ以上選ぶこともできますよ!」
とのお言葉。目の前にずらりと並んだ野菜たちのなかから選び抜かなければ。時は来たれり…己の優柔不断度はここで測られるのだ!
絶対に入れたかったのは、大好物のスナップえんどう。そして手書きPOPが目立っていたれんこんと、からし菜。最後の1種は少し悩んで長ネギをセレクトした。たぶん、そんなに悩まなかった。いいぞいいぞ、即断即決の女!
せっかくのカスタムサラダ、オリジナルサラダのメニューにはない豪華さを演出したかったので
「あと、砂肝(+100円)にポークジンジャー(+350円)お願いします」
肉コンボ!サラダに砂肝って初めてだなあ。それにポークジンジャーって、町の洋食店で出てくる”かっこいい呼び方の豚の生姜焼き”でしょ?私のサラダはどうなってしまうんだ…なんて思いながら視線を落とせば、
アースカラーが鮮やかな根菜ピクルス。その見た目が気になってしまい、気付けば「それからピクルスも」と口走っていた。
「ドレッシングはどうしましょうか」
そうだ、さらにドレッシングを選ばなきゃいけないんだった。
「あのー、ジンジャーを邪魔しないドレッシングって、どのあたりですかねえ」
ここは重要なポイントである。私のサラダは既に砂肝で生姜焼きでピクルスなのだ。ドレッシングの力でサラダボウル内に平和をもたらしたい。
「レモンかジンジャーが合うんじゃないでしょうか」
お兄さんの提案を耳に入れつつも、目は「ハニーミルク」なる見慣れぬドレッシングに釘付けになっていた。
「”ハニーミルク”は、甘いんですか」
「そうですね、アメリカでは人気ですよ。シーザードレッシングっぽい味で」
「…そうかあ…うーん、そのとなりの”ナッツ”はどうでしょう」
「おいしいと思いますよ!神楽坂店では1番人気です」
神楽坂で1番人気。なんと安定感のある言葉だろう。ナッツにしておけば間違いない感じがする。かの有名な「イベリコ豚」はドングリを食っている豚だ。この度のポークジンジャーはイベリコ豚ではないけれど、でも豚とナッツの相性はいいに決まっている。そういう理解です。
「じゃあ、”ナッツ”で!」
「ドレッシングはサラダに和えてしまっていいですか?」
持ち歩き時間が30分くらいなら、和えたほうがおいしく食べられるとのこと。
「お願いします!」
WithGreenさんの目の前にあるイートインスペースでいただくつもりだったので、和えてもらうことにした。
ポークジンジャー以外の具材をしっかりミックス。一体化したところでプラスチックのサラダボウルに移し、最後にポークジンジャーを上に乗せていただいた。
初のカスタムサラダ「砂肝ポークジンジャーサラダ~ナッツの風に吹かれて~」(1,330円)、ここに誕生である。
侮れない食べごたえ!満足感高し
イートインスペースに陣取り、早速オープン。
「砂肝ポークジンジャーサラダ~ナッツの風に吹かれて~」です。
そうそう、袋を開けて初めて知ったのだけど
パンがひと切れついている。
全体的な大きさはこんなかんじです。あーあ、指短いなー。ピアノは黄色いバイエルまででした。
それはさておき、注目すべきはポークジンジャー。
こういう感じのお肉だったのか!!「生姜焼き」じゃなかった!
ごろっと大きめ、味付けはそれほど濃くないので、ほかの具材やドレッシングの味と敵対しない。
砂肝も根菜ピクルスも、葉っぱの中で存在感たっぷり。
ナッツのドレッシングで和えられたサラダ、大変おいしゅうございました。ナッツドレッシング大正解。神楽坂の1番人気はダテじゃない。シーザードレッシングの酸味をぐっとマイルドにしたような味に、香ばしいナッツの香り。これはどんなサラダもおいしくなるに決まってる!根菜ピクルスの穏やかな酸味もほどよく、ピクルスとナッツドレッシングの相性もばっちり。
カスタムサラダ、すごいぞ…!興味だけでセレクトしたのに、こんなにも味がまとまってる!立派なサラダになっる!!
ぺろっと平らげてしまったボウルの底に残ったわずかなドレッシングも、しっかりとパンに吸わせていただきましたとも。
モザイクまみれで、すいません。
品がないとでも何とでも言うがよい。パン×ドレッシング、めちゃくちゃおいしいんだから!後悔ゼロ。
いやー、食べごたえ十分だった。「どうせサラダだし、おなか膨れないよなあ」と侮っていたことを謝らなければ。隣の席にいたアラサーと思しき女性2人組も「意外と量あるね」「ちょっとアゴが疲れてきた(笑)」と話しており(彼女のアゴがか弱すぎるんだと思う)、「味も食べごたえも満足度十分」であることが伝わっていたら幸いです。
次の”冒険”が楽しみになる
適当に選んだトッピングが予想外のハーモニーを奏でてしまった。この様を目の当たりにしたらもう、次回への期待が膨らむばかりだ。
いやー、次はどんな組み合わせにしよう。今度こそドレッシングはハニーミルクにして、そこに「もやしナムル」「豆腐」あたりを入れ込んでみようか。「ハーブチキン」(300円)、「ポークジンジャー」(350円)、「ローストポーク」(400円)のお肉トッピング3兄弟を全部盛り込むってのも、夢だなあ。
…カスタムサラダ、ちょっとハマりそう。ただ、私クラスの庶民にはちょっとお高いので、資金力は必要だな。あーあー、お金持ちになりたいなー。
ちなみに、お店の目の前にあるというイートインスペースはこんなかんじ。
4組しか座れないのと、意外と皆さんの滞在時間が長めなので、満席だったらイートインは諦めて潔くおうちに持ち帰った方がいいかも。
マロニエゲート銀座の地下2階、WithGreenさんのほかにも興味深い飲食店が複数並んでいるので、興味がある方はそちらもぜひ!
※マロニエゲート銀座2&3 公式WEBサイトはこちらから!