今年誕生から20周年を迎えた『遊☆戯☆王』。
中高生時代にカードが爆発的に売れ、弟とゲームをしたりマンガを読んだりアニメを観たりしたものです。気付けば私の方がハマっていましたが。
シリーズ20周年を記念した展示イベント『遊 戯 王』20th展〜ロード・オブ・デュエリスト〜に行ってまいりました。
東京会場は8月13日~17日開催だったので既に終了済ですが、大阪会場は8月26日から!秋葉原会場の感想でパッションのバトンを大阪に送りたいと思います。
めくるめく遊戯王ワールドへ!
会場に入るや否や、遊戯の永遠の好敵手と書いて「ライバル」、高校2年生にして一大企業の社長でもある海馬瀬人さんからのウェルカムアナウンスが流れます。
アホかと思うほど大げさな、抑揚たっぷりの「デュエリストッ、諸君!」に涙出そう(津田さん最高!)。
社長の超楽しそうな高笑いに背中を押されながら、高橋和希先生直筆のキャラクターイメージイラスト展示へ。15枚くらい飾ってあったと思います。
美麗すぎて黙っているのがしんどかった!とりわけ2段目、左から城之内、獏良、社長と並んでいるのがもう、たまりません。連れがいたらギャーギャー言ってしまっていたと思う。1時間くらい軽く見つづけられそうな気がしました。なんで1人で行っちゃったんだろう!!
大人なので空気を読んで、次のエリアに進みます。
次はキャラクター紹介パネルと、壽屋さんのフィギュア展示です。
これ、ありました。
あー!なんだよこれやっぱり欲しいな!実物見たら欲しくなるな!!フィギュアファンの気持ちを僅かながら知ることができた心地です。
これが職場のデスクにあったら、仕事が捗る。断言。
Amazonほしい物リストにはばっちり入れてあります。いつか誰かがどこかで…!
その後は懐かしのOP・ED映像集です。リミックス版だったのがちょっと残念。
ヒロイン・杏子ちゃん着用のノースリーブタートルニット、胸元にデカデカと「A」と書かれていて、なんだか時代の流れを感じます。イニシャル衣類はもう、サザエさんかドラえもんくらいじゃないと拝めないシロモノですよね。
次の壁には、そんなOP・EDの原画が一部展示されています。
1枚1枚の線の細かさにオドロキです。なにせ主人公がこんな見た目ですもんね、線も細かくなるはずです。
アニメ1秒には最大24枚の絵が使われるということを思うと、髪型といい服装といい、アニメーターさん泣かせの登場人物たちだったのかな…なんて。
アニメーターさんの原画と、作画監督さんの直し(黄色い原画)が並べて展示されているものもありました。修正ビフォーアフターということですね。
見比べてみると、微妙な位置のズレを直しているだけのものから、遊戯の目ヂカラがガラッと変わるものまでいろいろでした。指先の微妙な曲がり具合の修正など、丁寧なお仕事ぶりに感激。
このコーナーで嬉しかったのは、第5期OPの「OVERLAP」Aメロパートに映る「髪くしゃ社長」の原画が拝めたこと!(良かったらOVERLAPググってください…)
原画をじっくり眺めれば眺めるほど、髪くしゃポーズの最中の指の曲げ具合に悶絶します。エロいぞー!かっこいいぞー!
興奮冷めやらぬまま、モデルシート(設定画)の展示へ。
社長の全身もしっかり描かれていましたが、あまりの反り腰ぶりに改めて唖然としました。まだ未成年なのに、さぞや腰痛にお悩みでしょう。気の毒です。
続いては名シーンの場面写とセリフのパネル展示です。
バトルシティ篇・決勝トーナメントでの遊戯VS海馬戦と、王の記憶篇の「戦いの儀」のところでした。ここはサラッと思い出に浸ります。
次はビデオジャケット集の展示。
歴史を感じずにはいられませんでした。なにせVHS!
アニメオリジナルストーリーだったドーマ篇や、KCグランプリ篇のジャケット、懐かしすぎて目まいがしました。
ドーマ篇で社長が「俺の屍を越えていけ…」と言い残して消えた回は興奮しすぎて一人でギャーギャー言ったもんなー。当時Twitterなかったもんなー。
ビデオジャケットって商品を売るための「顔」だと思うんですが、それを忘れてしまうほど、KCグランプリ篇の作画崩壊ぶりがひどかったです。顎が鋭利で長い。
とはいえ、いまとなってはそれも「旬」の要素。
さすが遊戯王です。旬を先取りしていたんですね。
繋がれつづけるデュエリストのバトン
ここまでくると、再び海馬社長のアナウンスが流れます。
「遊戯十代!貴様のターンだ!」
遊戯十代さんは、2004年~2008年に放送していた第2シリーズ「遊戯王GX」の主人公。当時の私は「もう海馬さんが出ないなら」ということで遊戯王の視聴をあっさり引退してしまったので、GX以降のことは全く知りません。
これまで同様、キャラクター紹介パネルや原画展示が並んでいました。
「遊戯王デュエルモンスターズ」ではVHSジャケットの展示だったコーナーは、GXからDVDジャケットになっています。
そのあとが2008年~2011年に放送されていた「遊戯王5D's(ファイブディーズ)」。
社会人になりたてのころだったので、当然アニメを観る余裕もなかったですし遊戯王自体から依然離れたままでしたが、それでも、「バイクに乗りながらカードゲームをする」というぶっとび設定の噂を聞きつけ、驚いたものです。
そんな時代を経て2011年~14年は「遊戯王ZEXAL(ゼアル)」、そしてその後は現在も放送中の「遊戯王ARC-V(アーク・ファイブ)」へと展示が移っていきます。
内容はさっぱり知りませんでしたが、ZEXALもARC-Vも映像、原画、設定画、どれもめちゃくちゃきれいでびっくりしました。デュエルモンスターズの顎尖り時代はいったいなんだったんだ!
社長と記念撮影
こうして歴代の「遊戯王」シリーズの展示を見終えると、最後は何と「海馬コーポレーションの宇宙ステーション」という設定のブースへ。
相変わらずノリノリの社長と、その弟・モクバのアナウンスが流れます。
モクバ曰く、「普通の人は滅多に入れないんだゼ!」。
社長は偉そうに「フン、施しを与えたまでだ…」とか言うもんだから、超ときめきます。
施しついでに教えてくれたのですが、このブースでは、5月に公開された劇場版遊戯王最新作の原画や絵コンテを展示しています。うれしい。
社長は「特別!復活!大放出!!!」と、叫んでおいででした。
聞いてうっかり笑ってしまいましたよ。目の前の女性はこのありがたいお言葉をメモしていました。わかる、その気持ち。
展示はそれだけでなく、クライマックスには「(たぶん)等身大の海馬瀬人フィギュア」が!なんと横に並んで記念撮影をすることができます。
わたくし、恥をしのんで2ショットしてきました。
うれしそう。
常日頃から「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン」のカードを持ち歩いていてよかったです。
ここを抜けると、いよいよ最後。歴代主人公たちが見送ってくれます。
各シリーズの主人公が「20年ありがとう」的なアナウンスをしてくれますが、肝心の初代主人公・武藤遊戯さん(CV:風間俊介)はギャラか事務所都合により参加できておらず、代打は海馬社長でした。
「20周年ッ、感謝する!」
あー、津田さん最高です。最後の最後までありがとう。いい展示でした。
海馬コーポレーション流のスムーズすぎる運営がすごい
このイベントの何が素晴らしいって、展示内容にも十分満足したのですが、運営のスムーズっぷりです。目を見張るものがありました。
まず、入場の流れ。
展示がゆったり楽しめるように、入場制限をかけているのです。
そのため、会場に着いたらすぐに整理券をもらわなくてはなりません。
ただ、現時点で何番までが入場可能なのかを常にWEB上で公開しており、整理券に書かれたQRコードでチェックすることができます。
つまり、自分の番が近くなるまで、適当に遊んだりお茶したりしていていいわけです。これは画期的ですね。おかげさまで展示自体もぎゅうぎゅう詰め状態になることなく、楽しくじっくり拝見することができました。
ちなみに私は15日(月)に行ってきましたが、10時半くらいに到着して、整理券番号は上記のとおり。土日はもっと混んでいたでしょうね。30分でだいたい150人くらい入れるとのことで、到着から1時間半~2時間くらい、近くの喫茶店で時間を潰しました。
物販ブースもとってもスムーズでした。池袋の劇場版遊戯王原画展では「レジ2時間待ち」という事態に陥っていて何も買えずにいましたが、今回はレジ10台体制に加えて通販対応もバッチリ。
3,000円以上のお買いもので紙袋がもらえます。
高価格帯商品もなかなか魅力的で、
これ、すんごく欲しい。
またこの高価格帯受注ブースにいるお姉さんが遊戯王愛に溢れていて、「磯野気分で持てますよ!」「モクバのレイヤーさんにはぜひ持っていてほしいです!」とのことで、お客さんとかなり盛り上がっていました。こういう方が運営サイドにいらっしゃるって、うれしいなあ。
いろいろあやうく購入しそうになりましたが、私の普段の顔はオフィスレイディなので、基本的にキャラクターグッズは使いどころがありません。
心をかなり落ち着けて取捨選択し、こうなりました。
「あと70円くらいでショッパーがプレゼントできるんですが…」とレジスタッフさんにご提案を受けましたが、たぶん遊戯王全開の紙袋を使える機会がないので、お断りしておきました。なのに「逃した紙袋は大きい」心地がしたのはなぜかしら…。
戦利品自慢コーナー(前売り券に付属していたグッズもお披露目!)
うちわがひとまずクールすぎます。
会社に持って行きましたので、やる気がなくなったら見つめます。
クリアファイルがカッコ良すぎて使えません。使う用と保存用にすればよかったかな…。あと、絶対に使う機会ないのにストラップをうっかり買ってしまったって言うね…いつどこで使えばいいんでしょう。KCボールペンとノートは早く使いたい!
あと、私はグッズ付き前売り券(3,300円/通常の前売り券は1,300円)を購入したので、そちらのグッズもご紹介いたします。果たして2,000円分の価値はあったのか!
A5サイズくらいの大きさの箱です。開けると、
いちばん上に乗せられている短冊は、
ありがたい名言集。バクラは名言なの?しおりなどとして使えばいいんでしょうか。割と大きいので扱い方に悩みます。
小さ目の丸ステッカー10枚セット。御伽くんがいちばんかっこいい。そして、
缶バッジ2つと、ブラックマジシャンのストラップ、そしてぺらっぺらの超イカスデザインのポーチです。このかっこよすぎるデザインが遊戯王感に溢れていて、とてもいいです。期待を裏切らない!
というわけで、大阪会場に行かれるみなさま、どうかよい時間をお過ごしください!
映画の4DX上映も楽しみです。