こんばんは、Zガンダムの時間です。
こうしてフィギュアを見ていると、つくづくクワトロ大尉はへんてこな格好をしているなあと思います。
50話超からなるTV版を完走しました。忘れっぽいので1話観るたびに箇条書きの感想をツイートしていたのですが、それらの総括をすっかり忘れていました。私にとってZガンダムとはなんだったのかを振り返ってみます。
- つぶやかずにいられないほどベルトーチカが嫌い
- つぶやかずにいられないほどカツにイライラ
- フォウとファ
- 美人はつらいよ、レコアさん
- 忘れちゃいけないジェリド中尉
- 心に残ったシーン
- ニュータイプはいても「完全な人」はいない
- 8月3日夜「Zガンダムを語りながらクラフトビールを飲む会」やります
つぶやかずにいられないほどベルトーチカが嫌い
最近の楽しみといえば髪を乾かす間にZガンダムを観ること。いま15話くらい。
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) May 28, 2019
なんでアムロがベルトーチカのことをあんな瞬速で好きになれたのかが目下の謎です。
【今日のZガンダム #18】
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) May 29, 2019
ベルトーチカ いい加減にしろ
Twitterレビューを始めるきっかけになったのはベルトーチカでした。
心底この女が嫌いです。美人で頭が良くてきっとそれを自分でよく理解しているから強気になれる。失礼な物言いをする。とにかく厚かましい。地球を救ったアムロさんに急に馴れ馴れしくするんじゃない!スカッとジャパンへの出演を願いたい!カミーユ、言ってやれ!
アムロもアムロで、こんなしょうもない女のことをすぐに好きになってしまうという……すぐに腰に手をまわしたりして。そういうウブなところを見せるから、ベルトーチカにつけこまれるのです!カーッ!修正だ修正!右の頬を差し出したのちに左の頬も差し出しやがれ!
私の苛立ちツイートに「ずっと幽閉されてた年頃の男子だよ…?」という旨の反応を複数いただき、なんだか勉強になりました。どうりでこの世に結婚詐欺が成立するわけだ。
しかし37話、クワトロ大尉のダカール演説の回で私は彼女に共感しまくり、登場初期の彼女への苛立ちは同族嫌悪だったのかもと思うようになったのです。
【今日のZガンダム #37】
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) June 16, 2019
・神回だと思う
・ダカール演説もよいがラストのカミーユベルトーチカの会話に震える
カ:人って、誤解を重ねて憎み合ったりしてしまうんですかね
べ:違うね。先が見えている人と見えていない人がいるってこと。一生懸命過ぎるとなんにも見えない時があるってわかったのよ
ベルトーチカの言葉を受けてのカミーユ
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) June 16, 2019
「感動してんです。人って絶対に共感できるって。でもそれには時間が必要です。ひとりふたりが相手じゃないから。
でもね、すべての人たちとの共感が、得られる時代がきたら、死んでいった人たちにもどこかで巡り会える、そんな気がするんです」
ベルトーチカごときにうつつを抜かすアムロに男性陣が共感を示したように、私もこのときのベルトーチカに大変共感したのでした。イライラしたり、感じの悪いことを言ってしまったりするときというのは、目の前のことにのめり込みすぎていることが多い。
そういうときは少し視線を引いてみる。俯瞰するように努める。それがきちんとできたらよいのですが、のめり込んでいる最中は自分の姿が見えないものです。ベルトーチカは戦のなかで成長したのだ……
つぶやかずにいられないほどカツにイライラ
【今日のZガンダム #49】
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) July 1, 2019
・タイトル「生命散って」…
・カツは散り際もカツ
・(でも15歳だもんな…いちばんリアルなキャラだ)
・しかしサラよ、本当にカツから「正直であることは美しいこと」って教わったか?
・サラはもっと報われていい子
・ジェリドとは何者だったのか(イケボマン)
ファーストガンダムからの続投となるカツ。まさかパイロットになってしまうとは思いもしませんでした。
しかしまあ本当にめんどうくさくて、わかりやすく敵の女の子に一目惚れするわ、上司の考え方が理解できないからといって勝手に出撃するわ、カミーユを1回助けたくらいでほんとうにどうしようもなくて悲しくなりました。
Google検索で「Zガンダム カツ」と入力してみてください。みなさんの総意がそこに現れています。
最期までカツであった。壮絶なバトルの末に撃たれる……のではなく「注意散漫になって隕石に衝突」で亡くなります。誰もが納得するラストでした。
しかしそんな彼の「青すぎる」描写にハッとさせられるのです。彼の年齢は15歳。これがふつうの15歳です。まわりの子どもたちが大人すぎる。カミーユが17歳というのもすごいのだけれど、初登場時は爪を噛むクセがあって短気な少年だったことを忘れてはなりません。
フォウとファ
【昨日のZガンダム #36】
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) June 16, 2019
・フォウ逝く
・実は数回しか登場しないキャラだったんだな…(ララァ然りか)
・お風呂シーンありがとう
・島津さんの声が本当に美しくて
・フォウが「カミーユ!」を連呼しながら走ってくるのときめく
・ファが「カミーユ!」を連呼しながら走ってくるのイライラ
しかもファってたぶん美少女設定なのに、だ!
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) June 16, 2019
どうしても母ちゃん感が強すぎる。
ところでアポリがファを好ましく(女性というよりは人間として)思っている雰囲気が伝わってきて、アポリ→ファの声掛けを聞くたびにほっこりします。アポリはナイスガイなんだよ!!
たぶん気が利くいい子なのはファです。フォウは本当にかわいいのだけどとにかく危なっかしい。そしてそれが魅力になってしまうという……。いい子は損だ…なんてことを思いながら、観ました。ファーストだって、もっとフラウ・ボゥに惹かれる人がいていいはずなのです。なのにみんなララァやセイラさんのような影のある女性に惹かれるんだ。
悟りを開いた男性(多くの場合はオッサン・ジイさんの境地)から、いい子は愛される。それは男女関係の愛ではなく人間としての愛なのだ。アポリーはまさに悟りマンだと思っています。ファがどれだけツンケンしていてもいつもかわいがっている様子が伝わってきて、最期もファをかばっていて、ああ……泣けました。結婚するならアポリーがいい。サボテンが花を咲かせたとかなんとか言っているイケメンさんなどには騙されない。私も少しはおばさんになれたということでしょうか。
美人はつらいよ、レコアさん
【昨日のZガンダム #39】
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) June 18, 2019
・ロザミィこわい
・シロッコがレコアさんを「彼女はまとも。依存心が強いだけ」みたいなこと言ってた
・それは至極健全で、支え合える人がいたらいいだけのこと
・しかしそれが難しいのだ、現代社会でもそう
・そういう人と自然に巡り会えるようになっていたらいいのにね…
ほうぼうで美人だ美人だと言われていたレコアさんですが、美人だからといって優遇されるどころか、いいように使われていた(少なくとも彼女はそう思っていた)というのが切ないものでした。
ものすごく有能なのに、戦場のような「男の場所(Zは女性多かったですが)」になると、ぜんぜん中身を見てもらえない。きれいだからこそ、外見にしか目を向けてもらえない。美人は美人で大変なんだと思いました。なんならかわいそうでもあった。
・シロッコとはなんだったのか
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) July 6, 2019
・いつも脇から見ているだけで、人を弄んで!
・(レコアさんを弄んで!!怒)
・木星帰りの男ってなんだよ!
・ジョン万次郎的なこと!?
・髪型が遠藤ヤットさんじゃないか!!
・NetflixでもAmazonでもZZが配信されていない!
忘れちゃいけないジェリド中尉
感想ツイートをつけはじめたのがベルトーチカきっかけだったので、序盤はまったく感想の記録がなかったのです。そこで1話から見返したのですが
【今日のZガンダム #3】
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) July 11, 2019
・ライラさんと交戦中のクワトロ大尉のぐぬぬ声
・実戦慣れした部隊だ…
・ライラさんかっこいい
・人質カプセルを爆弾だと思いこんで俺様風のジェリドが哀れ
・「了解だ、ジャマイカンさん!」の声がノリノリで哀れ
・ライラさんもマウアーさんもおまえにはもったいないよ…
ジェリド「汚名返上したいです!」
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) July 13, 2019
バスク「それは実績を見せた者が使う言葉だ」
(バスク大佐ありがとう……!)
たった数話でこれです。
カミーユに対抗して散々いきがっていましたが、最期は実にあっさり。実力と魂の大人度にずいぶん差がついてしまったことを見せつけられたかのようでした。
なぜか彼だけがMk-Ⅱのことを「マークトゥー」と呼ぶ。古舘伊知郎じゃあるまいし。
そんな彼に惹かれるのが美人でしっかり者で実力のあるお姉さま方というのがなんとも!ご本人は満足しないでしょうけれど、ポンコツにはポンコツの魅力があるということですね。
心に残ったシーン
前述のとおりダカール演説の回は大好きなのですが、心にずしりと残った回は48話「ロザミアの中で」です。
・ヨーヨーをぼーっと目で追うロザミアの描き方が怖くていい
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) June 30, 2019
・「家族」と言われた途端「家族はいる」だもんなあ
・「あなたの記憶は偽物なのよ!」
・「一緒にボートで遊んだこと覚えていないのか?」
・からの「お兄ちゃん!」と叫んで逃走
・この不気味な感じがとてもよい。すごい描き方だよなあ
ロザミアもほんとうに気の毒な子で、振り回されまくって、使われまくって、駒として死んでいくのが切ないものでした。懸命に食い止めようとしたカミーユ自身が撃たねばならなかったというシチュエーションも含めて、実にしんどいエピソードでした。いちばん泣いた回です。かわいそうすぎて。
ニュータイプはいても「完全な人」はいない
そういえば26話、カツがサラを逃してしまうエピソードで思ったこと。
— やままあき◆「雑記ブログの書き方セミナー」8月31日 (@yamama48) June 6, 2019
「カツって役に立つんだか立たないんだか…」
カツに限らず、カミーユもエマさんもそうだった(みんな言うこと聞かない)。結局「ずっと役立ちつづける人」などいないのだ。そのとき役立たなくてもすぐ排除しちゃだめ。長い目で。
クワトロ大尉だってヘンケン艦長だって、できた大人のように見えて全然そんなことなかった。登場人物みんなが不完全。アニメだからといって安直にヒーローを描かないところがすごいと思いました。Zに限らずでしょうが。
ひととおり観終えたいま思うことは「”そこっ!!!”と言いながら射的がしたい」です。
8月3日夜「Zガンダムを語りながらクラフトビールを飲む会」やります
好きなシーンを観ながら、キャラクターやMS等々、なんでも語りましょう。
8月3日(土)18時から、東京・茅場町にて開催です。クラフトビール飲み放題で2,000円。おつまみは各自手配のこと。
詳細とお申込みは下記ページよりどうぞ!