妊娠9か月に突入しました。
手元のアプリでは「予定日まで約50日」の旨が表示されています。
「2か月を切っている」と知る前と後とでは、いよいよタイムリミットが! という焦燥感の度合いがてんで異なります。
- ひとり時間に未練なくサヨナラを
- タルト専門店「デリス」銀座店へ!2,800円で120分食べ放題
- タルト専門店デリス、そのビュッフェ内容とは!?
- デリスのタルト、7つ食べたった!1番のおすすめは…
- スイーツビュッフェからの卒業
ひとり時間に未練なくサヨナラを
2か月ですよ!
BRITA浄水ポットのカートリッジ交換のサイクルと同じです。
効果があるか怪しい「キチントさんゴミ箱消臭シート」も2か月交換です。
エアコンや換気口、コンロ上の換気扇のフィルターも2か月。
これら全部、「もう2か月かあ」と思いながら交換するのが恒例ではありませんか!
目を閉じて開いたら、もう私は入院しているようなもんです。
時の流れに身を任せていたら、あなたの色に染められる余裕もなく陣痛でのたうちまわることになります。
流されるわけにはいかん!
無事に妊娠できていること、出産が間近に控えていることに感謝しつつも、私がこよなく愛する「ひとり時間」を手放すことに、いまだ後ろ髪をひかれています。
子が生まれたらば、どんなに夫が協力的であろうとも、ひとりでプラプラと新橋で飲み歩くわけにはいきません。
それどころか、近所のドトールでコーヒーを飲む時間だって「贅沢」扱いになるでしょう。
ふと思い立って東銀座の「アメリカン」で巨大サンドイッチをかっ食らう日々ともサヨナラです。
好きなこと、やりたいことをやっておかねば絶対に後悔する。
未練が残らぬよう、「ひとりの娯楽」すべてに卒業の挨拶をしよう。
「さようなら、すべてのお一人さまゲリヲン」。
ひとりでできることをやっておこうプロジェクト、第1弾は「都心でのケーキの食べ放題」です。
ビュッフェなるものは必ず「食事を調達するために席を立つ時間」ができてしまうため、赤子と2人で行くのは至難の業。
じゃあ誰かと行けばいいじゃないかという話になりますが、食べ放題には「バイキング」という別称もあるとおり、海賊の戦くらい本気で臨む必要があります。
「知人とのおしゃべり」など無用!
相手の喋り終わりを待ってから席を立つのでは、戦に完敗します。
それよりなにより、赤子を連れて、泣き声に白い目を向けられたり知らん人にやたら話しかけられたりしながら都心に出るのはしんどい!
(これは食べ放題に限ったことではありませんが)
タルト専門店「デリス」銀座店へ!2,800円で120分食べ放題
意気込みが長くなりましたが、悔いの残らぬケーキまみれ体験の場として選んだのは、銀座のタルト専門店「デリス 銀座店」です。
銀座といいつつ、京橋駅、銀座一丁目駅が最寄り。
キラリトギンザという、テナント不足で涙がキラリな商業施設の4階です。
同じフロアにはエッグスン・シングス、マーサーブランチという人気店揃い。
銀座店のほか関東圏では、東京、武蔵小杉、海老名、柏に出店しており、東海、関西地方にもお店があるそうです。
関東圏の店舗は銀座に限らずどこでもビュッフェプランが用意されており、120分2,800円(フリードリンク付き)でタルトを思う存分食べられます。
昔からタルト生地のケーキが大好きなのです。
タルト生地が使われていないケーキには全然興奮できません!
もとは硬かったであろうタルト地が、中に敷き詰められた具によって少々湿気ているところがたまらなく愛おしい……。
(肉まんにおける「肉がくっついていたせいでちょっとグジョグジョしている白いところ」を愛する方なら、きっと気持ちをわかってくださるものと思います)
でも市販のケーキ、とくにタルト系のケーキって、高いのですよね。
デリスさんも、通常の単品タルトは700~800円ほど。決して高くはなく、平均的な価格帯だと思います。
でも私にそんなお金があったら、どこかで天ぷらそばでも食べるよなあ……。
ところが今回の戦場として選んだ「タルトビュッフェプラン」は、ドリンク込みで2,800円!
4切れいただけばノルマクリアでしょう。
あまりにも夢! ディズニーランドの50倍は夢の国!
タルト専門店デリス、そのビュッフェ内容とは!?
ビュッフェの場合のみかもしれませんが、お代は前払いです。
各種電子マネーが使用でき、楽天ポイントも使えます(私は全額楽天ポイントで賄った!)。
その後は立ちっぱなしのまま、一見さんかどうかを問われることなく問答無用で「システム説明」の時間があります。
お話の要点をまとめると
- 盛り付け時はビニール手袋 & マスク着用のこと
- 一度に盛り付けていいのは、ドリンク1杯、ケーキ2つまで
- 食器は交換制なので、食べ終わったら下げ台に持っていくこと
- お残ししたら別途料金いただきます
- 2時間制です。終了15分前に声をかけます
というかんじです。
せっかちさんは、「ルールは~~~(上記ポイントを読み上げてください)~~~ですよね?」とおっしゃっていただくと、スタッフさんからの説明を免除してもらえるかもしれません。
ちなみにビニール手袋、片手分しかもらえません!
「みんなが使うものを持つ手に嵌めるもの」という認識でしたが、素手でトングを掴み、己の皿をビニール手袋の手で持っているお客さんもいたので、みんなに両手分配ったほうが安心な気も……
とか書いちゃうあたりがババアだよな~。自覚しているけど書いちゃうよ~。
さて、このシステム説明フェーズを乗り越えれば、あとはもうタルトの海に溺れるばかりです。
店舗入口付近にあるビュッフェ台には、タルト台が3台用意されています。
写真の通りランダムで複数種が盛り付けられているので、お目当てのタルトがすぐにいただけるかどうかは運次第。
パウンドケーキやチョコレートケーキ、小ぶりのシュークリームなど、タルト以外のケーキが登場しているタイミングもありました。
平日に伺ったのでゆとりをもって盛り付けられましたが、土日は本当に戦場になるんじゃないかと心配になります。
ちなみに私はおばさん根性を発揮し、あとからやってきた女の子たちが「あたしキャラメルのやつ食べたーい」と言っているのが聞こえたものの、「ワシも食べたいんや!」と、自分に素直になってかっさらいました。あと一切れあったから許してくれたはず! おばちゃん信じてるから!
レビューサイトを見ていると「単品タルトとビュッフェ用のものとでは生地が違う」などという投稿もありましたが、作り分けするほうが手間なような気がしなくもありません。
少なくとも私の目には、ショーケースに入っているものとビュッフェ台に乗っているもの、同じ大きさに見えました。けっこう大きいです。
ケーキの横にはささやかながら、フルーツとサラダのコーナーも用意されています。
サラダはポテサラ、マカロニ、たまごサラダ、キャベツ千切り、トマト、コーン缶というラインナップで、たまご以外は糖質もりもりです。容赦ない。
フリードリンク台、マグカップが大きいのがうれしいところです。
しかしホットドリンクは紅茶とコーヒーのみ。
コールドドリンクはマンゴージュース、ピーチティー、アイスコーヒー、洒落た水(柑橘系のものが入っている)。
ケーキが甘いので苦いものを飲もうとすると、もれなくカフェイン街道まっしぐらです。
ピーチティーをいただいてみたらデフォルトで甘いタイプ。サラダスペースといい容赦ありません。
デリスのタルト、7つ食べたった!1番のおすすめは…
初回はこちら。
季節限定のモカチョコマロン(税抜891円)とチョコレートタルト(税抜710円)。
「先にヘビー級を倒す」が戦いの鉄則です。
栗がおいしかった!
外見はマロンモンブランですがその名の通りコーヒークリームの味わいが強く、「素直にマロンモンブラン味にしてよ」とも思います。
チョコレートタルトはバッチリガッシリクリーミー。コーヒーとの相性抜群ですが、確実に初戦で挑むべき相手です。
肝心のタルト生地はしっかりと硬く、フォークで割るのが少し大変なくらい。それほど甘くなく、大変好みでした。
2皿目はチーズのタルト(税抜710円)とキャラメルバナナタルト(税抜682円)。
チーズタルトはレアチーズ系のさわやかな味わいかと思いきや、けっこう脂質感が強いというか非常にクリーミーで、序盤にいただいたにもかかわらず手強い相手となりました。
これが唇にちょっとついた状態でコーヒーを飲んだら、黒い水面に油脂が浮く感じよ。
「濃厚なチーズ好き」にはおすすめしますが、けっこう「やられる」ので避けたほうが吉だというのが私の見解です。
キャラメルバナナはバナナたっぷりだったのがうれしかった!
まだそれほど熟していない、酸味の残るバナナを使っていたんだと思います。ほっとする。
しかしその下のキャラメルのババロアみたいなやつのゼラチン感(ブルブル感)が強く、もうちょいムースっぽいほうが好みだったかなあ。
ここらでフルーツ系にシフトです。
グレープフルーツのタルトやベリー系のタルトなど、フルーツタルトも複数種あるので迷ってしまいましたが、まずは定番を。
ブルーベリータルト(税抜773円)と、1番人気だというフルーツタルト(税抜773円)です。
この断面を見よ!!!
フルーツてんこ盛りです。
でもすごく残念だったのが、ブルーベリーが無味だったこと。
酸味も甘みも全然なくて、ビュッフェだったからよいものの、単品購入でこれだったらけっこうがっかりします。
ブルーベリー同士をくっつけているゼラチンの量も多くて、ちょっと食べにくかった。
フルーツタルトのほうはおいしかったです。
果物は甘み不足ではあるのですが、その下のカスタードやタルト地のことを考えると、そのくらいのほうがちょうどいい。
「ブヨブヨ」になっているフルーツがひとつもなかったのがうれしかったです。りんごもちゃんとシャリシャリ。さすが1番人気なだけあるなあ。
両方ともカスタードクリームがしっかりと甘くて、妙に小洒落ていないところがいいなあと思いました。
ヘビー級対応で口がほどよく疲れたタイミングにもピッタリ。
「なんだかんだで、こういうシンプルなタルトがいいよね」としみじみ思うのでした。
そして最後にダメ押し、苺のタルト(税抜800円)です。
バナナ、フルーツタルト同様、苺自体はかなりさっぱりした味わい。
カスタードクリームと一緒にいただくことで補完されます。
スイーツビュッフェからの卒業
最後にフルーツコーナーからグレープフルーツを少し調達し、口の中をさっぱりさせて戦闘終了と相成りました。
7切れぺろり。まだまだ若く強い胃袋を誇らしく思います。
ショーケース内とビュッフェ台のタルトが同じものだとするならば、税抜合計5,339円ぶん!! ありがとうございます!!
なにより大きいのは、「もうタルトは食べなくてもいい! 満喫しきった!」という達成感!
産後、タルトに飢えて泣くことはなさそうです。
きっちり、きれいに、スイーツ(というかタルト)ビュッフェに卒業の挨拶ができました。もう後悔はない。
それもこれもデリスさんのおかげです。素敵なビュッフェをありがとう!!!
いっぽうで、「きちんと甘い、お店のタルト」が堪能できたぶん、自宅での「おれのさいきょうのタルトづくり」にやる気がわいています。
- タルト地はもっと修行感を出す(硬くして、脂質も極限まで控え、甘みゼロかしょっぱい系に)
- 中身にも修行感を出す(カッテージチーズとか)
こういう、ストイックタルト。
味がないコナモンが好きなのですが、そういうものはお店では食べられませんのでね。
産後の自宅ひきこもりライフ、余裕が出たらやってみます。
▼Amazonのベビーレジストリ(産後グッズリスト)、つくってみました!「こういうものもあると便利だよ」などの情報お待ちしております
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なにはともあれ、最高のスイーツビュッフェ卒業式でした。
デリスさん、ご興味ある方はぜひ訪問されてみてください!
- 店舗名:デリス 銀座店
- 営業時間:11:00~23:00(キラリトギンザに準ずる) ※ビュッフェ11:00~18:00
- 備考:予約不可