こんばんは、ソフトクリームの時間です。
相も変わらず無職の身、仕事にSay Hello、ハローワーク通いの日でありました。わざわざ行くのだから……とあてもなく散歩をしているさなか、変わったオブジェを見つけました。
私は小学生ではなくれっきとした34歳でありますから、このフォルムを見て妙なことを言おうなどとは思っておりません。ああ、巻いてるなあ。そう思ったのみです。
小洒落た外観、窓にはSOFT CREAM STAND CAFEとあります。屋号はUMIEREと書いて「ウミエール」。札幌発のカフェで、東京では浅草の商業施設「まるごとにっぽん」の店舗と、田原町駅と新御徒町駅の間にあるこのお店の2件しかないそう。休日になると行列だと聞きます。
STANDの名の通り、店内には数脚のちいさなスツールがあるのみ。ゆったり過ごせる喫茶店とは異なるムードです。そしてこのムード(=おしゃれ)はやや抵抗感があります。私がいてはいけない場所という感覚がある。
間食への罪悪感、おしゃれ空間に入ることの恐怖感、いろいろありましたがハローワークでちょっといいことがありましたので、「自分を労うため」という免罪符を掲げながら入店してみました。
なにも言い訳せず店に入ればいいものを、いちいちこうして理由づけして自分を説得するようでは小物!あーあ、いつか大物になりてえなー、と棒読みして今に至ります。
札幌生まれのソフトクリームをいただく
メニューラインナップはソフトクリーム数種と、サンデーと、小さいパフェと、ドリンク。噂のタピオカミルクティーもありました。ほんとうにみんなタピオカが好きなんだなあ。
グミメーカーさん、タピオカに似せたグミを作って売ってみたらいいんじゃないだろうか。黒くて丸くてそこそこの弾力があればOKでしょう。おうちでタピオカドリンクができるよ!という旨のキャッチフレーズとともに売り出せば……
ここは基本の「ソフトクリーム」をいただくことにします。フレーバーはバニラ、チョコレート、ストロベリー、チョコ&ストロベリーの4種から選べたのですが、ここはちょっと「基本」を外してストロベリーにしてみました。
かなりボリュームのあるフォルムです。480円也。
窓際のスツールに腰掛け、いざ実食。
非常においしかったです。「ちゃんとイチゴ」。イチゴの甘酸っぱさがしっかり楽しめました。「”ストロベリー味”味」ではなく「イチゴ味」なのです。
説明がわかりにくいですが、前者がMr.シャチホコ、後者が和田アキ子です。いや、シャチホコさんだと完成度が高すぎるから例えになっていない。前者は「ハリウッドザコシショウ」これでいかがでしょう。伝わるものも伝わらなくなってきました。
パーキングエリアなどでいただくソフトクリームはふわっと軽い印象ですが、こちらはもっとしっかり。いちごアイスクリームがソフトクリームになっているというかんじで、けっこう、みっちりしています。
この写真を見て「んちゃ!」と言いたくなったあなたは(私と同じく)負け組です。
お店情報
眼の前に広がる住宅地、平日の静けさ、働いていない自分。すべてが重なり合ってとてもよい演出となりました。もともとおいしいソフトクリームが2倍にも3倍にもおいしく感じられるのです。
土日も営業されていますが、個人的には平日訪問を勧めたいところです。ちなみに水曜日が定休とのことでしたのでご注意を。
気になる方は「わざわざ」行ってみてください。住宅地の散歩って、なかなか楽しいです。
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