ずっと行きたかった、新宿西口は思い出横丁内にある「朝起(アサダチ)」さんにやっと行けました。あさだち、と読みます。(イケましたと書くべきだったか?)
いわゆるゲテモノ料理がいただけるお店として有名で、ずっと気になっていたんです。
「朝起」ワールドの洗礼を受ける
1階席は狭いカウンター席のみ。5時過ぎに伺いましたが満席で、2階にどうぞとのこと。
恐ろしく幅狭で急な階段に恐れおののきながらたどり着いた先もまた、衝撃でした。
なんだここは。
アーッ!
お馬さんとお馬さんが合体しているッ!
その衝撃写真の上に、ファンタジックなお花畑や電飾の写真が飾られているのも謎です。
きれいな写真のなかに1枚だけ、愛知県小牧市・田縣神社のあの奇祭「豊年祭」の写真が紛れていました。ぜひググってください。私、大学の卒業旅行先で行きました。
お世辞にもきれいとは言えない2階席。勝手にエアコンの電源をつけて、座布団をつまんで、ついつい備え付けのウェットティッシュで机を拭きはじめてしまいました。
常連さんがお隣にいらしたら、渋い顔されただろうなあ。ものすごーく、掃除機かけたかったです。潔癖症の人はきついと思う。
2階席の洗礼を受けて唖然としているうちにしばらく時間が経っていたようで、しびれをきらした店員さんが瓶ビールを持ってきてくれました。
「注文は大きい声で言ってください」とぶっきらぼうに言いながら、お通しの冷奴が手渡されます。
こんな階段ですので、2階席までは来てくれません。階段の中くらいのところまで来て、手を伸ばして渡してくれます。
いいです、しびれます。こういう、お店ならではの「イズム」、好きです。掃除機はかけたいけど。
※キンミヤ焼酎頼みました。ソーダ割はできないのでご注意を。
ごらんください、この割り箸。こまめな補充をサボろうとしている姿勢がうかがえます。いい。実に豪快です。
金玉に子宮、サワガニ……ゲテモノ料理はただひたすらにうまい
せっかくなので「珍」料理、いただきましょう。「金玉」「子宮」をオーダーです。いずれも600円。
「いまからサワガニ揚げるけど食べる?」とのことで、二つ返事でいただくことに。
しばらくして、ちょっとフレッシュな女性店員さんが持ってきてくれました。階下の常連客と思しきおっさんが「大きな声で言えよ!」なんて言っている。
お姉さん、ふふっと笑いながら、照れながら、「しきゅうと、き、きんたまです」って、いやはやごちそうさまです。ありがとう。
こっちが子宮です。こりこりした食感がいいです。
金玉はこれ。フクロダケみたいなのがくると思っていたんですが、きれいな盛り付けでした。やわらかくてうまい。
いずれもポン酢で和えられていて、生卵を溶いて、いただきます。レバーのような癖のあるかんじを期待したんですが、拍子抜けするほど皆無。ただひたすらに食べやすく、おいしいです。
これがサワガニ。ハサミの部分もカリッと全部いけちゃいます。ありがとうカルシウム、という感じの食感とお味でした。あっさりしています。ぼりぼりずっと食べていたい。
お酒もせっかくなので、ハブ酒(1,000円)を頼んでおきました。
私の席の背後にはこの原料となるハブさんがいらっしゃり、彼に見つめられながら、ぐいっと。
香りも味も、中国酒風。白酒ではなく紹興酒系です。ちびちびと飲みたい味でした。
そうそう、せっかくなので、最後にサンショウウオも頼んでみました。
ええと、ただひたすらに佃煮の味です。塩焼きだとクセが強すぎるということなんですかねえ。
※かじったらなんか出てきた…
スタミナとヤル気が出ちゃうので話題もついシモネタに
お客さんたちから聞こえてくる話題も下ネタが多いこと。
1階からは「俺にカンチョウして」だとか「私AV見るのが好きでェ」とか聞こえてくるし、2階席にあとからやってきたカップル?客なんて、メニューの「センブリ酒」を見るや否や、彼女さんの方が「1本棒を足したらセン○リ酒だね~!」ってあんたもう飲んできてるのか?
次来るときは1階席希望だな。見知らぬおっさんおばちゃん兄ちゃん姉ちゃんたちと、くだらないこと話しながらお酒を飲みたいです。
2階席は、もう、いいかなあ。つくづく、靴下を履いて行ってよかったなと思います。
次回はすっぽん、うずら、かえるあたりをいただきたいものです。2人で瓶ビールとお酒2杯、4品で3,000円ほどでした。ごちそうさまでした。
新宿「朝起」店舗情報(食べログより引用)
店舗名:朝起(あさだち)
住所:東京都新宿区西新宿1-2-14
営業時間:12:00~23:00 ※定休:隔週月曜/予約不可