日曜日の神保町、15時すぎ。軽く何か食べたかったのですが、そもそも神保町で日曜日も営業しているお店といえばほとんどがチェーン店。
ランチタイムにも遅すぎます。「神保町ならではのおいしいものを」という希望を叶えるのは難しい状況でした。
困ってWEB検索をして、たまたまヒットしたのが「アボカフェ」さん。
その名の通り、アボカド三昧のカフェです。
土日祝は15時からディナーメニュー
平日は18時からディナーメニューになるそうなのですが、土日祝は15時から。そんなわけで、ディナーメニューからいくつかアラカルトでお願いしてみました。
アボカドと海老のピリ辛ラー油炒め(900円)
大きなエビと糸とうがらし、アボカドのグリーンが見た目にも華やか。
ラー油炒めということで油っぽかったらどうしようと思ったのですが、全然ギトギトしていないし、全体的にやさしい味わいです。辛い物が苦手な方でも絶対大丈夫。おいしいです。
セロリも入っていて、それがまたいい仕事をしているんだ!
もちこチキン(4ピース650円)
せっかく「アボカフェ」に来ているので、敢えてアボカド感薄めのお料理も。選んだのは、米粉をまぶして揚げたハワイ風の唐揚げです。
ハワイ風の唐揚げってどういうことだろうと思ったのですが、衣のサクサク感は確かに一般的なものとは違いましたが、味は安心の「醤油味」。日本人でこの唐揚げが嫌いな人はいないと思います。
サクサク&ジューシー!めちゃくちゃおいしいです。
味付け用に添えられているアボカドタルタルソースと一緒にいただくと、さわやかな雰囲気に。ソースは味が濃くないので、そのままサラダとして食べたくなるほどでした。
ふわふわメレンゲスフレオムレツ(1000円)
どれもおいしかったのですが、このオムレツのインパクトは、見た目も食感も味も最強。オーダーしてから泡立てて焼く、ふわふわオムレツ。ご覧ください。
豪華!アボカドときのこのクリームソースがかかっていて、それもまたおいしいんだ。
クリームソースって、お店によってはひどくしょっぱいことがありませんか?その点、アボカフェさんのソースは「牛乳味」強め。スプーンですくってスープとして飲みたくなるほど、おいしいです。
ふわっふわのたまごの味を一切邪魔してこない、やさしい味わいでした。
ロケーションを忘れさせるかわいさ
お料理がどれもこれもおいしくて、それだけでお店のファンになりましたが、その魅力は料理によるものだけではありません。
お店全体があたたかく、おしゃれだけど気張っていない感じがとっても居心地いいです。カウンター席にふらっと1人で立ち寄ってみたい。
お店の場所もなかなか個性的。書泉グランデの向かい側、小道を少し入ったところにあります。その小道が、これ。
お店は右手前、橙色のタイルの建物の3階にあったのですが、それ以上に左手の「人生劇場」が気になって仕方ありません。見たくなくても視界に飛び込んでくる。ちなみにパチンコ屋です。いい店名だなあとしみじみしました。
建物の1階にはかわいらしいボードが。背後は人生劇場だというのに…。
エレベーターの中にも、こんなかわいいインフォメーションボードがあります。洒落てるなあ。中目黒とか自由が丘にいる気分です。
そうして辿りついた3階が、ここ。
かわいい!
奥の席につき、差し出されたコースターもまたおしゃれで。
左側にある本は、アボカフェのご主人と奥様(宮城尚史さん、宮城香珠子さん)がお書きになったアボカド料理のレシピ本です。店内で自由に読むことができますし、購入もできます。
お店で実際に提供しているメニューも載っていてとても参考になる。アボカドがたくさん食べたくなりました。
この調子だと、お手洗いもさぞや愛らしい雰囲気なのだろうなあと行ってみれば、「全日本座って小便・えっ、まだ立ってしてんの会」のPOPがありました。
いいこと言うなあと思ったら、会長は所ジョージさんだそうですよ。POPを実家に持って帰りたかった。座りションしようぜ!
おわりに
アボカフェさんは2007年にオープンしたお店だそうで、最近人気のアボカド料理店の先駆け的存在だったのかもしれませんね。
お邪魔して以来すっかりアボカドブームで、毎日のように食べています。おいしいけれどハイカロリーだから、気をつけないとなあ。
コース料理の用意などもあるそうで、「カフェ」という名前ではありますが、夜の時間帯もかなり楽しめそうです。大満足でした!