こんばんは、サンドイッチの時間です。
4月に訪れた北海道にて、サンドイッチの名店「さえら」さんにお邪魔したときの思い出を語ろうと思います。
さえらさんは超がつく有名店です。Google検索をすれば嫌というほど食レポが楽しめます。みんながみんな、名物のタラバガニサンドをオーダーし、写真を撮り、カニがたっぷりだ!と、いつだかのピザーラのCMを彷彿させるようなことばかり書いているのです。
もはや何番煎じかわからないタイミングでのレポートとなるわけですから、それなりの覚悟を決めて筆をとった次第です。
お店の雰囲気
札幌駅と地下で繋がっていて、濡れずに行けるさえらさん。
開店は10時です。スムーズな訪問を果たすためだけに有給をとって月曜日に伺いました。念には念を入れ、15分前にお店に向かったところ、
1人2人くらいは先客がいるだろうと思いましたが、それどころではない列ができていました。
なにしろ月曜日、みんな暇なのかなと思いました。私は暇です。
10時を回ると、先頭のお客さんから順番に地下階に降りていきます。
階下には落ち着いた雰囲気の喫茶店空間が広がっていました。
40席ほどの店内はあっという間に満席に。入りきれなかったお客さんは、階段に沿って立って待つことになります。繰り返しますが、ふつうの月曜日です。
スタッフさんは見える限り6名。絶妙なチームワークで40席から集まるオーダーをさばいていらっしゃいました。もはや喫茶店というより、昼時の定食屋かのようです。
心温まるマダムたちの思い出
そうは言っても、紛うことなき月曜の朝なのです。そのことを知らせてくれるのが、となりにいらしたマダムグループでした。地元の方なのか否かは判断しかねましたが、平日の朝を感じさせる方々でとても微笑ましかった。
注文ひとつとっても、マダムイズムが飽和状態に。ひとりひとり食べたいものをオーダーすればいいのに、妙に張り切って取りまとめようとするマダムがいるから、注文ないようが重複してしまい、都合いくつなのかがわからなくなるのです。ぐっと来ました。
とにかくサンドイッチの種類が多いさえらさんですから、あれこれ食べたくなるのですよね。
「せっかくだからこれも食べてみましょうよ」
「食べ過ぎじゃないかしら」
「みんなで食べるから大丈夫よ」
「食べ過ぎじゃないかしら」
予想するに、「食べ過ぎじゃないかしらマダム」が1番多く召し上がったのではないかと思います。
そして、他のテーブルのサンドイッチが来るたびに
「あれ、どのサンドイッチかしら」
と、密やかではないヒソヒソ声でお話になる。気取って知らんふりしているより、よほど微笑ましいではありませんか。我々のテーブルにサンドイッチが届けられたときも、もちろん視線をしっかりと感じました。とくと見よ!
初訪問の私がいただいたサンドイッチは……
まず、同行者が頼んだのはタラバ&タマゴサンド(750円)。
手作り感いっぱいのタマゴサラダ。きゅうりスライスってのがいいではありませんか。噂のタラバサンドはコールスローのようなサラダ状になっています。
このように、同行者はもう散々レポートされ尽くしたタラバサンドに目がくらんでしまったのです。まだあまりレポートされていないレアメニューを頼んでこそ、そしてその感想を述べてこそ、ブロガーというもの!
そこで私はこれを選びました。
たらばがにサラダ&焼きもろこしコロッケ(890円)です。
たらばがに、どうしても外せませんでした。見た目だけでなく、味も感じてみたかったのです。好奇心には勝てませんでした。
混ざってしまっているのでわかりにくいですが、カニカマなどではなく本物のカニがたっぷり入っているのです。ふわっふわのパンにサラダのドレッシングとカニ汁が相まったエキスが染み込んで、とてもおいしい。
でも、極論を言います。カニが大好きなので、カニはカニ、サンドイッチはサンドイッチで食べるのが好きだなと思いました。
ただ、私は肉まんを購入すると「半分に割ってから中の具だけ先に食べて最後に白いところだけを食べる」という食習慣を持っていますから、その前提の元での感想として受け止めていただければと存じます。
なにより、フルーツサンドにかなり惹かれていながらもガマンしたという経緯があったので、再訪の機会があれば迷わずオーダーしようと思います。


タラバガニ以上に感動だったのが、季節限定メニューだった焼きもろこしコロッケ。とうもろこしではなく「焼きもろこし」と称されているのは、あの香ばしい醤油味が再現されているから。コーンを包む、しっとりとしたマッシュポテトもまた最高にいいアシスト力を発揮しています。
パンにはソースやマスタードのような「接着剤」の役割を果たす調味料が塗られておらず、おそらくバターを薄く塗っているのみ。そのおかげで、サクッとした焼きもろこしコロッケとふんわりパンの味をいかんなく堪能することができました。
お店情報と訪問のコツ
平日でも行列はできますが、喫茶店ながら、回転はそこそこ早いです。待っている間に読める新聞や雑誌も用意されていたので、見た目よりは待たずにサンドイッチにありつけるのではないかと思います。
また、おひとりさまは相席されていた記憶が。カウンター席もあったので、手早く済ませたいという方は1人での訪問がおすすめです。
そして「10:40ごろにだいたい1回転する」との情報をスタッフさんから入手。
開店時間の10時前にたどり着けないようなら、ちょっと時間をおいて10:40を目指すとよさそうです。
いつもお世話になっているサンドイッチ店があまりに豪快なものだから、エレガントさすら感じてしまったさえらさん。次回訪問時は間違いなくフルーツサンドをいただきたいと思います。
ちなみにテイクアウトもできます。
- 店舗名:さえら
- 住所:北海道札幌市中央区大通西2 都心ビル B3F
- 電話番号:011-221-4220
- 営業時間:10:00~18:00(水曜定休)
※上記情報は食べログページを引用したものです※
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1000026/
▼ちなみに北海道旅行の目的は「onちゃんに会うため」でした▼
#札幌 #HTB で #onちゃん まみれに!幸せすぎた pic.twitter.com/Tq4ujZ3BaX
— やまま@言いたいことやまやま (@yamama48) 2018年4月15日