こんばんは、懺悔の時間です。
実は密かにエステに通っています。かれこれ2ヶ月ぐらいでしょうか。2~3週間にいっぺんぐらい行っています。顔がデカイからです。足も太いのですがそちらは悟りを開きました。そういう生き物なのだ、と。しかし顔はもう少し抗いたい。デカさ以上にくすみや老化が気になるのです。誰が見ているでもない我が顔なれど、自分で自分を認めてやれるくらいにはなりたいのです。
なにより、最近心から信頼できるエステティシャンさんと出会うことができ、その方と話をするために通っているところもあるかもしれません。
その方の何が好きって、「ちょうど良くそっけない」ところです。かなり語弊がありますが、いわゆる、ああいう場での典型的なオモテナシではないということです。私の偏見が多分に含まれていますが、エステやサロンといったところは過剰なもてなしが横行しています。鼻にかかった声でテンション高めに「えー、本当ですかァ~!」なんて相槌を打ってくる場所なのです(偏見)。
私のOSは「ネガティブ ver1985.4.8」ですから、多くのことは基本的にネガティブ変換して理解します。おもてなし一族が「すっごく素敵になりましたよ!」なんて声をかけてくれようものなら、「本当はそんなこと思っておらず、彼らは仕事でそう言っているのだ」と理解します。哀しい性です。アパレルショップの「お似合いですよ」あたりの台詞になると、私の耳には届かなくなります。もはや無音。
ところがこのネガティブ変換機能がバカになるパターンというのがあり、それが「素っ気ないおもてなし」を受けたときなのです。実際のところはもてなしてくれているのだけど、過剰でない自然な言葉で語りかけられると、グッときてしまう。彼らの言葉はなぜかするすると私の心に入り込んできます。
エステやサロン、アパレルショップのみならず、飲食店もそうです。絵に描いたようなおもてなしが過ぎると、テンションが下がります。無口だったり、自分のことばっかり話して来たり、客であるこちらに少し悪態をついてみたり、そうした方に惹かれがちです。空っぽの食器を前に「お下げしてもよろしいですか」と一声かけてから下げるのがおもてなしマナーかもしれませんが、何も言わず無言で下げてしまうような、そういうお店が嫌いになれません。
いくらお客さん相手の商売だからって、へりくだりすぎたりしなくてよいのですよね。たとえ相手が偉い人であろうと、自分が「普通」にしていられるならば、それが1番な気がしました。
かく言う私は「一般的にはこうあるべき」という考え方に縛られがちなので、偉い人を前にすると「普通」には振る舞えなくなります。力を抜くというのはとても難しいことなのです。