こんばんは、「ラジオはラジオクラウド派」の時間です。
ラジコ派が主流かと思いますが、
- CMがカットされている
- 倍速で聞ける
- ダウンロードできる
という理由で、ポンコツアプリと名高いラジオクラウドを愛用しています(リリース当初、半年くらい番組ダウンロードができなかった過去のことは水に流しましょう)。
局によってはほんのいくつかの番組しか登録されていませんが、TBSラジオはかなりの収録数です。また、1時間以上の番組は特定のコーナーだけしか聴けないのですが、どれもこれも聴いていたら時間が足りませんから、「広く浅く」「ほぼTBSラジオしか聴かない」私はラジオクラウドが非常に使いやすく便利です。これがないと毎日生きていけません。主なニュース源は「荒川強啓 デイ・キャッチ!」なのですから!
10月7日の「日曜天国」はMBSの福島アナが登場
毎週日曜10時に放送されている「安住紳一郎の日曜天国」は、ラジオクラウドでは毎回1コーナーだけ聴くことができます。オープニングトークのこともあれば、ゲストコーナーのことも、お便りコーナーのこともあります。
しばらく聴けておらず数回分が溜まってしまっていて、今日やっと9月23日放送分を聴けました。この回で聴けたのは、リスナーからの「芸術と私」をテーマにしたメッセージコーナー。
……だったはずなのですが、10月7日放送分は安住氏が夏休みであるため、ピンチヒッターとして系列局MBSのホープ、福島暢啓(のぶひろ)アナを立てるという話になりました。
「安住氏、よくぞ!」
福島アナといえば、私にとっては「サタプラの人」です。土曜の朝に起き上がるモチベーションのひとつ。小堺さんも関ジャニ丸山くんもこじるりも好きだけれど、福島くんのために観ているようなものです。
※参考:サタデープラス|MBS公式
あの安定感のある喋りと風格と見た目。私の2つ下(ゆえに現在31歳)と知ったときの衝撃は忘れられません。
ご存じでない方はぜひともサタプラで福島くんの姿を見てほしいのです。朝から本当に癒やされます。
落ち着きはらっているけれど、その雰囲気のままディズニーランドの取材に行っても違和感がない、なんとも言えぬあのムード。
いつだったか、あべのハルカスかどこかの高層ビル屋上のようなところでレポートをしていましたが、声と雰囲気が落ち着いているものだから、彼自身はヒヤヒヤしているのに、その様子が伝わってくるようなこないような絶妙な画になっておりました。
安住氏のトークで初めて知ったのですが、彼は学生時代に落語研究会に所属しており、昭和歌謡に詳しいそう。さらには「歌碑」にまで明るいという……
そこまで聞いて気になってしまい、Wikiを見てみましたら
2011年4月に、毎日放送に入社。毎日放送におけるアナウンサーの新卒採用は、2008年(中略)以来3年振りであった。
福島によれば、大学院から放送業界への就職を決めたのは、(中略)
「『(今のままでは)テレビ・ラジオが消滅しそうだ』という巷の声をきっかけに、『自分が何とかせねば』『少しでも力になりたい』と考えるようになったから」
という。
毎日放送では2011年度に新卒枠でアナウンサーを募集せず、福島自身も番組の制作を希望していたことから一般職で採用。前述した経歴を知った人事担当者が、入社後の懇談会でアナウンサーになることを福島へ勧めたことをきっかけに、アナウンス室へ配属された。
ですって。(福島暢啓 - Wikipedia より)
この部分だけでもなんだか感動する。人事担当者さんを褒めたいです。ありがとう、彼をアナウンス室に配属してくれて。
安住氏も彼に一目置いており、「『ありがとう浜村淳です』を継ぐと言われている逸材」とのことでした。系列局のアナウンサーであるためピンチヒッターギャランティが発生しないので、ポケットマネーで彼のために商品券を買ったのだと熱く話していました。*1
「おもしろい人」は、シンプルに好きを極めた結果が「おもしろい」のだ
実は、今日の記事で書きたいのは「福島アナが好き」ということではないのです。結局私は自分好きだという話なのです。ラジオを聴いて「そういうことだよな」と納得がいったのです。
そこに至った経緯を紐解きましょう。
安住氏は福島アナを優秀だと褒める一方で、落研出身であることや歌碑好きである点に触れながら「おもしろいよねえ」と評していたのです。ミスターエキセントリック・安住紳一郎氏にそう言わしめるだなんて!
たぶんというか絶対、彼は誰かにおもしろがってもらうために昭和歌謡などを嗜んでいるわけではないのです。自らの好奇心の赴くままに知識を吸収していっただけです。大学生の頃から普段着はスーツだというのも、奇をてらっているわけではなくて「毎日の服装を考えなくていいし、ちゃんとして見えるから」というだけのことなのです。だから、いい。
私は個性的な人に憧れがちです。「ちょっと違うオーラ」に憧れるのです。髪を赤く染めていた高校の同級生とか(似合っていた)、ロシアが大好きな人とか(俗にいう上坂すみれさん)、平手友梨奈さんとか、そういうことです。
私にはあいにくアンニュイな雰囲気とか女性的な色っぽさとかがなくて、前述の彼女たちのような個性はどうしたって発揮できません。でもなにか、ちょっと変わっているとか、視点や考え方がおもしろいと思われる人になりたかったのです。
音楽や舞台やアニメなどサブカルチャーと呼ばれるものに手を出したのは「個性的だと思われたかったから」で、その当時はたしかにのめり込んでいたものの、いまとなってはあまり記憶が残っていません。好きの対象は結局自分だったのです。理想とする自分のために、各種の趣味に手を出していました。「好きだから」で嗜んでいる人とはまったく異なるのです。
人にはそれぞれに個性があると言うけれど、それはそうなんだけれど、人目を惹く個性か否かというのはあると思う。惹かない個性のことを「ふつう」などと呼ぶのではないかとぼんやり思います。人からどう見られるかを気にして趣味に励むようなやつは、人目なぞ惹かないのです。
風変わり、おもしろいやつだと思われたかったけれど、私はやっぱり「ふつう」なのだなあと、33歳の今、やっと気づきつつあります。諦めたと言い換えたほうがしっくり来る。
まだ受け入れきれていないのがやっかいで、さっさと「ふつうの人」である自分を受け入れて、「これをすると個性的だと思われるか否か」という基準ではなく「好き」という基準で行きていきたいのですが、心のどこかに「ぼくは嫌だ!」と叫んでいる自分がいるらしく、まだうまくいきません。
「ふつう」云々の話はまだぼーっと1人で考えている最中なので、また後日、もうちょっと頭の中が整理できたらアウトプットさせてください。早く諦めてしまいたい。なれないものはなれないよ。
福島くんの話がこんなところまで来てしまった。ラジオだと福島くんはちょっと毒舌というか、鋭い雰囲気の部分もあって、より一層ファンになりました。ラジオクラウドで10月7日放送分の「安住紳一郎(もとい、福島暢啓)の日曜天国」を聴いてみてください。
*1:※ラジオ書き起こし記事:https://miyearnzzlabo.com/archives/52583