高野豆腐(こうやどうふ)とは、豆腐を凍結、低温熟成させた後に乾燥させた保存食である。
乾燥状態では軽く締まったスポンジ状で、これを水で戻し、だし汁で煮込むなどして味を付ける。
高野豆腐はヘルシー食材としてかねてから様々なレシピが紹介されている有能な食材。安くて食べごたえ抜群、糖質も控えめだ。
代表的なのは、付属のだしと一緒に煮る、ほんのり甘い煮物だろう。
ほかにも「お手軽レシピ」の名のもとに、グラタンの具として入れてみたり、ミキサーにかけてヘルシーハンバーグにしてみたり。
「ためしてガッテン!」では、フレンチトーストのパン代わりにしていた。
これらがお手軽、簡単レシピであることは間違いないが、本日ご紹介するのはお手軽を超えた「超お手軽」メニュー。
「インスタントスープde高野豆腐」!
この食べ方に目覚めて以来、高野豆腐がアツイ。
もともと好物だったが、会社のデスクにも1袋常備するほど愛用している。
今日の材料
- 高野豆腐1個
- お好きなインスタントスープ1袋
つくる
選んだインスタントスープの「どろりん具合」によって工程が異なるので注意されたし。
さらさら系スープの場合
お椀に高野豆腐とインスタントスープを一緒に入れて、お湯を注ぐ。
例えば、味噌汁。
贅沢にフリーズドライ味噌汁!
ここにお湯を注いで
はい、完成。
外見の水かさが「やや少ない」くらいがちょうどいい。
高野豆腐が湯を吸っているだけで、実際にはそれなりの量のお湯を注いでしまっているからだ。あまりなみなみと注ぐと、ほぼ無味の味噌汁になってしまう。
どろりん系スープの場合
お椀には高野豆腐だけを入れ、先に湯を注いでしまう。
その後、どろりんスープの素をふりかける。
あとは好きなように食べる!
コーンスープを飲むときの楽しみといえば、コップの底にたまる、溶け切らなかったコーンスープ粉をスプーンで舐めること(私だけ?)。
なので私はその夢を叶えるべく、粉に少しお湯をかけて、ペースト状にしていただくのが好きです。
(当然ながら、コーンスープは糖質高めなので制限中の方はご注意を!)
たべる
良くも悪くもモッソモソの高野豆腐。
しっかり噛むことに加え、喉をモソモソとしたものが通っていくからか、「お腹に食べ物が入った」感が強い。
その感覚が好きなのだが、すべての人に薦められるものでは・・・ないんだろうなあ。
以前、「とんねるずのみなさんのおかげでした」内の「食わず嫌い王決定戦」で、とろろが食べられなかった渡哲也さんが「ハナ(水)食ってるみたいだから」と理由を述べていたように(たぶん一生忘れない)、「高野豆腐って嫌い。食器洗うスポンジ食ってるみたいだから」とおっしゃる方には、とてもじゃないが薦められない。
とはいえ、高野豆腐とインスタントスープさえあれば堪能できるこのメニュー、安さゆえ、失敗しても痛みは少ないはず。
モソモソ感も含めて、高野豆腐が好き!という方にぜひお試しいただきたい。
袋おでんをチンするときに、あらかじめ高野豆腐を汁に浸けておくのもかなりおすすめです。