こんばんは、蕎麦の時間です。
やっと浅草寺に初詣に行けました。一応、恒例行事でおみくじを引くようにしているのですが、大吉でした。こんなところで運を使わなくてよろしい。年始早々失敗まみれの日々、これほ大吉みくじにいろいろ吸い取られた影響か?
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さて、浅草寺に行ったついでに蕎麦を食べようということになりました。
糖質制限に励んでいたころの癖が抜けず、蕎麦屋さん事情には明るくありません。同行者に案内されるがまま、東京三藪そばのひとつであるという並木藪そばに向かいました。
圧倒的行列っ……!
大変おいしいとのことですし、冬の晴天の下であれば、短気な私も並べそうな気がしました。なにより、こんなこともあろうかと本を持ってきています。
「NLPの教科書」。
いろいろ、心鎮めて穏やかに生きていきたいのです。
しかし同行者の心は穏やかでなかった。
「腹が、減った」
(SE)ポン、ポン、ポン
……と、井之頭五郎よろしく、他の蕎麦屋を探し求めて歩きました。
年始、浅草はただでさえ賑わっています。そんなさなか、すぐに入れる蕎麦屋さんとはどういうことなのか。そんな都合のいいお店があるのだろうかと不安に思いつつも歩きに歩き、少し離れた場所にあるお店に辿り着きました。
久々の蕎麦屋、メニューに「にしんそば」の文字を見つけてうれしくなります。おばあちゃんの家でよく出前を取ったものです。それで、にしんそばを覚えました。せいろタイプがあると聞き、懐かしさも相まってそれをお願いしました。なにせたくさん歩いたので暑いのです。
にしんが入ったつけ汁のうつわには、千切り昆布やホウレンソウも入っていてうれしい限り。
そしてこのお店の何がすばらしいって、
充実の調味料です。ゆず七味もゆず一味もある。ゆずまみれ。
それを「つゆ」にふりかけるのではなく
蕎麦にかける。塩もいっしょにかける。うまい。さわやか。
蕎麦はつゆに浸しすぎると「めんつゆ味」で終わってしまうので、塩でいただくのがけっこう好きです。
▼2014年にも、蕎麦に塩をかけていた…