神楽坂といえば、赤城神社にペコちゃん焼に、五十番の肉まん!
そのビッグサイズぶりで大人気だそうですが、神楽坂事情に明るくなく、まったく存じ上げず……。
「そんなに有名なら」と購入してみました。事前知識なしで買って食うとこうなる、というレポートをお届けします。
壮大な物語が見え隠れする「五十番」
「五十番 神楽坂本店」は最近(※注:この記事をUPしたのが2017年12月のことです)移転したとのことで、老舗感控え目のピカピカの店構え。
場所は、坂をぐーっと飯田橋よりに降りて行ったところ。
ショーケースに並ぶビッグな肉まん、どれもこれも食べるわけにはいかないので(大きさも、価格も)きょろきょろしながら吟味していると……
肉まんの食べ方の隣に、あいさつ文が。
「急な閉店に伴い大変なご迷惑を」
「急遽プレオープン」
なんらかの事情しか感じさせない言葉が躍っている。
これは、匂うぞ……と思っていると、お客様からの問いかけに「はい、当店はここでしか販売していません」との店員さんの声。
飲食店×「当店は」×「ここでしか」
=似た名前の違うお店と一線を引こうとする図……
この記事を書くにあたり店舗情報をGoogle検索してみれば、そこに現れたのは、同じく肉まんを販売する「神楽坂五十番」さん。
そちらの会社案内ページにすべてが集約されている気がしたので、引用します。
この度、先代が営業していた神楽坂の店舗跡地に「神楽坂五十番 総本店」を構えることとなりました。(中略)
なお、『神楽坂五十番』は当社単独の商標(商標登録番号:第4527956号)であり、先代が運営していた『五十番 神楽坂本店』さんは、別会社が運営する店舗となります。また、『目黒五十番』さんにつきましても、先代よりのれん分けされた別の会社になります。
※会社 | 神楽坂五十番 手作り大きな肉まん より引用
想定外のプレイヤー、目黒五十番さんまで登場!
みんなそんなに五十番じゃなきゃだめなのか……五十一番じゃダメなんですか……。
差別化できるし、イチローの背番号なのに。
私が想像できないところに、屋号と師弟関係に込められた意味と想いがあるのだろうなあ。
いち顧客としては「どうでもいいよ、おいしいから」でしかないです。みんななかよく希望。
超BIG!肉まんと五目まんを購入
定番商品の肉まん(たしか290円)に加え、一段とサイズ(と価格)が大きかった五目肉まん(590円)を購入しました。
左が五目、右が肉まん。
ヘルシオを蒸し器代わりに使って、いただきました。
ヘルシオの扉を開けたときにモワッと広がる湯気を見つめると、つい「♪ヨンドンサリのォ~」と脳内で「珍島物語」が再生されてしまう身体構造をどうにかして変えたい
そろそろ別の曲にしたい。
「♪願いは、ひとつゥ~」そう、願いはひとつ。それは「おいしそうな断面写真が撮りたい!」
どやァ!これが「肉まん(たしか290円)」です。
こっちが高級品の「五目肉まん(590円)」。
あまりの具だくさんぶりに、価格の理由をやっと理解。
ちなみに五目肉まんは通常のレンジ加熱は不可とのことなので、必ず「蒸す」ようにしてください。
もちろんおいしかったです。
ただ個人的な好みとして、あまり「肉だんご感」のない肉まんの方が好きなので、ちょっと趣味とはちがったかも。
でも味付けがおいしいので、白い部分と中の具の接点(肉汁で白い部分がぐにゃぐにゃになっているところ)が絶品でした。
みなさまもぜひ、戦いの行く末を見守ってみてはいかがでしょうか。
「五十番 神楽坂本店」食べログページ
(※住所が移転前のものなのでご注意を)