タイ・バンコクは「犬も歩けばセブンイレブンに当たる」くらいに、異常なまでにセブンイレブンまみれであった。
道路を挟んでセブンイレブンが向かい合っていたり、セブンイレブンの5~6軒隣がセブンイレブンだったり、そりゃセブンイレブンのおにぎりがうまいのはわかる、が、どう考えてもそんなに要らない。
とはいえ、何年も前の香港出張でタクシーに乗ったものの大きい額のお札しか持ち合わせていなくて運転手と喧嘩になり(相手がどんなに英語をしゃべってきても私が日本語で返すのでますます険悪)、和解させてくれたのがセブンイレブンだったのであまり悪くも言えない。あの時は本当に助かったなあ。
タイ土産はセブンイレブンで調達
海外・国内旅行ともに土産物はコンビニやスーパーマーケットで調達するのが好きだ。「現地で本当に食べられている」という感覚がいい。
「ばかうけ」型のライスクラッカー、その名も「どうぞ」(たぶん32バーツ)なんて最高だ。数ある日本語のなかから「どうぞ」を選び抜いたセンスに拍手を送りたい。かさばるので購入を悩んだが、コピーライターへの敬意を表して結局2袋購入した。
本当は缶詰やソース類も買いたかったのだけれど、さすがに重いので断念。
チルドコーナーの「サソドイツチ」にもかなり惹かれたが、今回はグルメ旅なので”サソド”ごときで胃を膨らますわけにはいかんのだ。お土産に買って帰るわけにもいかず、泣く泣く断念……次回のタイ旅はセブンイレブンのものを食べまくることにしようかな、と思うくらい、チルドコーナーも充実していた。
イチオシのお土産は「揚げ海苔」
タイ通の師匠に「タイではこれが有名ですよ」と教えてもらったのが「揚げ海苔」である。写真で「BIG SHEET」と書かれている、丸いラーメンマンみたいなイラストが描かれているものがそう。「タオケーノイ」という名前らしい。
タオケーノイはBIGじゃないSHEETとか、TOO BIGなSHEETとか、趣向を変えて筒状になっているものなどなど、種類がものすごく豊富。セブンイレブン限定フレーバーもあり、エンド棚がまるまるタオケーノイなセブンイレブンもあった。
とにかく種類があり悩んだが、オーソドックスな「BIG SHEET」タイプ(6バーツ)からチーズ味を選んでみた。チーズ味の海苔……。
パッケージ裏面にて丸いラーメンマンが食べ方を教えてくれているが、あまりにも当たり前の内容で少し戸惑う。
仰せのままに袋から半分出して食べてみたが、
これめちゃくちゃうまいなあ!
焼き海苔でも味海苔でもなく「揚げ海苔」なのだ。揚げてあるからこその「バリッ」という厚い食べごたえがある。チーズ味もおいしく、海苔を食べているはずなのにチートスを食べているような感覚に陥る。
- かさばらない
- 重くない
- 安い
- 糖質制限者にも渡せる
会社の皆さまへのバラまき土産が決定した瞬間だった。いやー、安すぎて申し訳ない。でも日本では目新しいし、おいしくて糖質もきっと低い。百点満点以上の逸品だ。
バンコク市内にはショッピングセンター内をはじめとする各所に、「おかしのまちおか」感覚でタオケーノイのお店がある(それ以外のお菓子やお茶なども売っている)。そこではバリューパックがお安く入手できるので何種類か買い求めておいた。ちなみに丸いラーメンマンのグッズも売っていたがかわいくなかったので購入していない。
こんなにお安いのに、会社での反応も上々。いい仕事しまくりじゃないか。
タオケーノイについて調べていたら、ブログ「タイコレ」さんの記事内でこのような記述を発見した。
開発者は大学生の時代に、この海苔スナックを売り出し、億万長者になったんだとか。
(中略)そういった開発の背景が実際に「Top Story」という名前で映画化されているというのが面白いところw
※引用:タイのお土産にもオススメしたい、タイのお菓子!タオケーノーイの海苔が美味い! | タイコレ
「Top Story」が俄然気になるじゃないか。NETFLIXさんあたり、どうですか。日本で配信してみませんか。創業者さんにカンブリア宮殿に出演いただいたっていい。
タイ土産はタオケーノイで!