言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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1ヶ月前の予約必須!本家新垣菓子店のちんすこうに感動【沖縄旅行2018】

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こんばんは、ちんすこうの時間です。

11月、沖縄ひとり旅を敢行してきました。旅のテーマに「おでん」を掲げ、てびちやソーキが入った沖縄ならではのおでんを食べまくろうと思っていたのに失敗してしまったのは、過去記事のとおりです。

もうひとつ、旅の目的にしていたのが「本家新垣菓子店の沖縄伝統菓子を買うこと」でした。沖縄伝統菓子、要はちんすこう類です。

 

沖縄という文字をじっと見つめていると「ちんすこう」という文字が浮かんできそうなくらい、両者は切っても切れない関係です。会社で誰かが「沖縄に行ってきた」と聞こえたら最後、厚かましくも「きっとちんすこうが配布されるのだろう」と思ってしまう。それが人間の性というものです。しかし当人とそれほど仲がいいわけでも、同じ部署なわけでもないために、ちんすこうがもらえないこともあります。よくあります。

いただくちんすこうといえば、やはり雪塩ちんすこうでしょうか。おいしいとされています。でも申し訳ないことに、他のちんすこうとの違いがいまいちわかっていません。若干ほろほろしているのでしたっけ?ちんすこう界で私が明確に「これは他とは違う」と明確に記憶しているのは「子宝ちんこすこう」くらいのものです(”そういう”形になっている)。

1ヶ月前に予約が必要なちんすこう

ちんすこうなんてどれも同じ。大変失礼ながらも、心のどこかでそう思っていました。それが下記の記事を拝読し、とんでもなくスペシャルな一品があることを知ったのです。

www.masaemon.jp

予約しないと買えないちんすこう。

驚きました。沖縄土産におけるちんすこうほどフレンドリーなものはないと思っていました。買う気がなくても目の前に現れてくれるような人懐こさ。それがちんすこうではありませんか。なのに「予約しないと買えない」だなんて!俄然興味が湧いてきました。

2年前に沖縄を訪れた際、すでに上記の記事は拝見していましたので、訪問の1週間くらい前に電話予約をしました。その結果、「もっと早く予約しないと無理」なことを知ったのです。次に沖縄に行けるのはいつになるかわからないのに。他ならぬこのちんすこうを楽しみにしていたのに。買えないことへのショックで、電話を切った私の頬には、ちんすこうの太さの涙が流れました。

上記記事で、著者の正衛門さんも購入に失敗されています。それをなんと「お取り寄せ」という方法で入手している!

購入できないことがそんなに悲しいなら、同じことをすればよいのです。されど、菓子=糖質=太るの方程式があります。送料を出してまでデブの素を入手するのか?そこでふと我に返り、「(いつになるかわからないけど)また今度」と相成ったのでした。

そして、今年です。ついに沖縄再訪のときがきました。訪問する11月は観光客もまばらな時期。今回はまちがいない!旅行の約3週間前には電話を入れました。

……結果、「予約できず」

 その時点で、私が沖縄を去る1日後以降の予約しか受けていなかったのです。つまり、約1ヶ月前には予約をしないと間に合わないということになります。私の頬にはちんすこうの太さの涙が……。

転んでも立ち上がる(リウボウで取り置き)

くやしい。また次に沖縄に行けるのはいつのことやらわかりません。なんとかして買えないものか。ネットで「店頭で買えることもある」と紹介されていたことを思い出し、電話口で「朝早くに伺ったら買えることもあるのでしょうか」と尋ねてみるも、予約分でいっぱいで可能性はほぼゼロとの回答でした。

くやしい。

前掲の記事を改めて読み直すと、「毎週火曜日&金曜日はリウボウ(沖縄のデパートチェーン)でも限定販売している」との記載がありました。ここに懸けるしかありません。

絶対にミスは許されない。デパートに行ってみたけれど完売!なんてことになったら本当に泣きます。そこでデパートリウボウの代表番号に電話を。「本家新垣菓子店のちんすこうが欲しい」という旨を伝えると、慣れた口調でお菓子売り場の方を繋いでくださいました。きっと同様の問い合わせがよく入るのでしょう。

お菓子売り場の方の話を伺うと、取り扱っているのは23個入り(1,350円)と46個入り(2,700円)のみとのこと。せっかくのチャンスですからどーんと46個入りをお願いしました。

入荷&販売日は火曜と金曜ですが、伺えそうなのは木曜日。その日まで取り置いてもらうことにしました。このやりとりがヤフーオークションだったら「この度は大変迅速で丁寧なお取引をありがとうございました」と書きたくなるくらい、非常にスムーズに対応でした。ありがたかった!

ついに入手!幻のちんすこう

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ゆいレール「県庁前」駅直結のデパートりうぼう。こちらの銘菓コーナーに本家新垣菓子店のちんすこうが販売されています。

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柱の近くでわかりにくい場所でしたが、沖縄銘菓がいろいろ販売されている店舗の一角に並んでいました。私がお願いしていた46個入りのパッケージは品切れになっている!なんといい気分でしょう!2年に及ぶ無念が昇華した瞬間でした。

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幻のちんすこう!

国際通りでも空港でも買えない、3週間前に電話しても買えないちんすこう!!ついに手に入れたのです。

紙袋を剥いでみますと

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黄金の箱!!!

金紙で折り鶴を折ったとき以来の黄金っぷりです。

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なみなみの縁がかわいらしい箱。中にはぎっしりちんすこう!

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材料はシンプルに小麦粉、砂糖、ラードのみ。何色何号の類や、カタカナまみれの添加物などは一切入っていません。

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スーパーで購入した一般的なちんすこうと並べてみました。側面のギザギザがなく真っ直ぐなのが、幻のちんすこうの特徴です。

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まずはよく見るちんすこうをガブリ。実にちんすこうです。紫芋ちんすこうと書いてあった気がしますが、紫芋感はよくわかりません。

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続いて、幻のちんすこう。幻だろうがなんだろうが、ちんすこうはちんすこう。そんな気持ちで歯を立てた瞬間、察しました。

「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」

そう、前者の歯ごたえがザクであれば、こちらはサクです。いや、カリッかもしれない。かたく、焼き菓子感が強いのです。そのまま咀嚼し始めると、ラードの力でしょうか、芳ばしい香りが広がりました。市販のクッキーと手作りクッキーを食べ比べたときの違いに似ている気がします。

とにかく、うまい。

ちんすこうを「どれも同じ」などと軽んじていた自分を恥じました。予約できなかったのは、作れる数量が限られているから。手作りしているから。幻たるゆえんを知りました。

お店情報

本家新垣菓子店さんでは、ちんすこう以外にも「くんぺん」「ちいるんこう」など伝統菓子も販売しています(ちいるんこうが食べたかった!)。

ただしそれが購入できるのは、ゆいレール儀保駅近くの本家新垣菓子店店頭のみ。1ヶ月前の予約も必須です。デパートりうぼうで購入できるのはちんすこうだけですから、他のお菓子も購入したい場合はご注意ください。

もう、次回は何があっても店頭で購入したい。「たかがちんすこう」くらいに思っていたのに、その違いに感動させられたのです。他のお菓子もいただいてみないと気が済みません。

さあ、次はいつ沖縄に行こうかな!

本家 新垣菓子店 (あらかき かしてん) - 儀保/和菓子 [食べログ]

 

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