現在の銀座の職場に勤めるようになってから、昼ごはんに夜ごはんに、しばしばお世話になっている大好きな「とんかつ不二」さんを取材した(上記リンク)。
開店時間の11時半から限定15食で振る舞われる550円の魚フライ定食、13時から15食限定で提供されるミックスフライ定食、夜でも1000円でいただけてしまうとんかつ定食、そしてたったの100円増しで対応してくれる「おかず大盛り(フライの量が増える)」システム。
初訪問時は、おいしさと「おかず大盛り」というカスタマイズに感動した。以来たびたびひとりメシに伺い、このブログでも2015年ごろに数回記事を書いている。
でも、もっとしっかりと不二さんの素敵なところを伝える機会が欲しかったのだ。企画が通ったときはうれしかったなあ。
多くの人に愛される老舗とあって、最初は取材させていただくことが困難そうな空気もあった。取材したいというのはこちらの一方的な想いであり、お店が人気であれば取材されるメリットはないといえよう。本業で広報職に携わっていることもあり、取材対応の大変さはよくわかる。私ごときが記事を書いたところで、いったい誰に貢献をすることができるのだろう。そんなことを考えるきっかけにもなった取材だった。
諦めるべきか悩んだのだが、「ここで終わりってのも悔しいなあ」と結局自分の都合優先で動くことに。最終的には快く応じていただくことができ、休憩時間中に調理場も見学させてくださった。昭和45年創業、歴史が刻まれた厨房のなかで調理過程を見てからいただく揚げたてのロースかつは格別だった。
原稿確認のためにお店を再訪したとき、はじめて「持ち帰り」をお願いした。ロースかつ弁当(1,000円)だ。ブタちゃんのビニール袋が最高にかわいい。弁当箱をくるっと包む包装紙も素敵だな。
揚げたてのロースかつが詰まったお弁当。
ごはんはその下にたっぷりと。つつましく振りかけられたごま塩に食欲を掻き立てられる。
揚げ物は揚げたてがいちばんだけれど、蒸気でしっとりしたお弁当の揚げ物もまた、魅力的なんだ。サクサクであるべきなのにシンナリしているだらしなさに、親近感を覚えるからかもしれない。
いろいろと本当に勉強になりました。日頃の感謝の気持ちなど、パッション込めて書いた記事です。表現や展開、写真など、至らぬところは多いですが、単に「行ってみたい」という情報としてではなく、お読みくださった方に「なんかいい気持ち」になっていただけたらうれしいです。そういうテキストが書けるようになることが目標です。
取材の機会をくださった「不二」のご主人、そしてぐるなびさんに感謝。近いうちにまた、魚フライを食べに伺います。
とんかつ不二
住所:東京都中央区銀座7-6-4 GINZA HITビル1階
TEL:03-3571-0795
営業時間:昼 11時30分~14時 夜 17時~20時30分
定休日:土日祝
※今回書いた記事はこちらです:
銀座ランチは遅めが正解!13時からはミックスフライ定食が500円、昭和45年創業「とんかつ不二」の心意気がたまらない - ぐるなび みんなのごはん