こんばんは、色気の時間です。
Facebookで「ふとした瞬間に色気は出るものだ」という旨の投稿が目に飛び込んできまして、ハッとしてしまいました。
私、本当に色気がない!
おっぱいもくびれもなく、肩幅も足もがっしりしています……なんて書いてみましたが、色気ってそういうことではないと思うのです。
「隙がない女はモテない」なんて言うけれど
27~28歳の怒涛の婚活時代、「隙がない女はモテない」という意見によく遭遇したものです。
私なりにその言葉の意味することを考えた結果、
「隙がない女とは、異性関係に限らず”好き”を表現できない女」
すなわち「よろこび下手な女のこと」という考えに至りました。
冒頭の「色気」は、こと恋愛関係において、上記の「隙がない」とほぼ同じ意味合いではないでしょうか。露出度の高さを指し示すものではないと思います。
たとえば、「電車の中でガバっと足を広げて居眠りをこいている女性」はどうでしょうか。さらに、おパンツが見えていたらどうでしょう。
露出度も高いし隙まみれではありますが、少なくとも私にとっては、好意を掻き立られる対象ではありません。
色気と隙がある女性の口元に「ごはんつぶ」がついていたら?
ふと「口元にごはんつぶがついているシーン」を思いつきました。
「ごはんつぶついてるよ!(笑)」と言ってあげたくなるような方は、普段からちょっとした隙、色気があるのではないか? と感じたのです。きっと愛らしく照れ、恥じ、相手の心をくすぐるはず。
一方、「とてもじゃないけれど指摘できない」ムードの方もいらっしゃいます。
指摘する側の方の性格や、お互いの親交の深さにもよるので一概にそうだとは申し上げませんが、ごはんつぶを指摘しづらい雰囲気は、隙のなさや色気の薄さとリンクするものがあるのではないか……?
ああ、でも、もしも彼女たちがトイレに旅立ち、席に戻ってきたときに「やだー、ごはんつぶのこと言ってよー」と笑って言ってくれたら、ちょっと心の距離が近づきそう。私はその瞬間から、「あ、この人と友だちになりたい」と思ってしまいそうです。
逆に何食わぬ顔で食事を再開しはじめたら、改めて強靭なガード力を感じとって、私は後ずさりしてしまうかもしれません。
隙がない女でも、色気のない人間でも、それが私です
翻って、私の話です。
婚活当時、私は20代という「若さ」のアドバンテージがあったにもかかわらず、モテませんでした。
そういえば昔から、同世代の異性からフレンドリーに接されたことがありません。私もまた、彼らとの接し方がわかりませんでした。
「ちゃんとしなきゃ」「優等生であらねば」という想いがパテとなり、私のかすかな「隙」と「色気」を埋めてしまったのかもな……と、思います。ごはんつぶが付いていても、指摘してもらえなかったことでしょう。
無邪気であることが大事なのかもしれないな。「無邪気」の意味を調べてみれば、そこには「素直」の2文字が表示されます。「ちゃんとしなきゃ」の対岸にあるものだなあ。
……と、こんな気づきを得たからといって、上記のとおりの「色気」「隙」は一朝一夕につくれるものではありません。
それでも、2016年(当時31歳)に「よろこび上手にならなきゃモテないぞ」という旨の前掲の記事を書いたときよりは、すこし自分を緩められているのではないかとも思います。
どうでしょう、みなさんから見て、私に色気や隙は備わっていますでしょうか?(笑)
ところが36歳になった2021年現在、もはや色気も隙もどうでもよくなってしまいました。備わっていようといまいと、それが自分なのだもの。
色気やら隙やら以前に、自分を受け入れている人っていいな、好ましいな、と思います。なんというか、とても健全。一緒にいて清々しい。
いまはそういう存在を目指して、ダメなところも含めて自分を受け入れていっている最中です。
加齢に伴い、歯の隙間にブロッコリーの房のところが詰まりがちなので、見つけたら教えてください。歯の隙はないほうがいいね。