こんばんは、3分の1の純情な感情の時間です。
が、語りたいのはSIAM SHADEのことではなく昼の外食、特に定食のこと。「白米問題」です。
昼定食の白米問題
糖質制限をしていた当時は容赦なく「ごはん要りません」を言うように心がけていましたが、その習慣を辞めたいま、非常に悩ましい問題なのです。
糖質制限を辞めたとはいえ、いまだに白米には恐怖心があります。なぜならうまいからです。ケーキは食べ続けても限界がきますが、ごはんは大丈夫だと思う。どんなにおなかいっぱいでも、ごはんつぶ1粒だったら食べられるでしょう。それを永遠に繰り返せば、「永久にごはんが食べられる」ということになります。
(昔バナナマンのネタ中に見た「干しぶどう理論」をパクりました、すみません)
ランチタイムの白米のもうひとつ怖いところは、午後の睡魔を召喚する力です。14時ごろの眠気、あれは確実に炭水化物のせいです。ザクザク働くためにも白米摂取は抑えたい。
「ごはん不要」宣言への抵抗感
なら潔く「ごはん不要」を続ければいいではないかというお声もあるでしょう。そう思います。できるときはそうしています。
しかし、連れがいるときはどうにも難しい。めんどうくさいことを言いますが、「白米不要と言うような奴と一緒にいる俺」気分にさせてしまうことに対し、申し訳なく思うのです。
そんなこと思わないよと言ってくれる優しい友人知人ばかりですが、きっとそれは気を遣ってくれているだけ。本当はちょっと恥ずかしい思いをさせてしまっている。……とゴニョゴニョ思っていることは知られないように振る舞おう。
さて、そんなわけで「ごはん不要」は言いたくありません。せめて「ごはん半分で」あたりで手を打ちたいところです。
「ごはん半分」だとちょっと多い
ただ「ごはん半分」を繰り返してきて思ったのは「ごはん半分というのは多い」ということです。残すのは大嫌いなので平らげますが、そうすると午後は眠くなります。
そうした悩みのなかで生み出したベストなリクエスト方法は
「ごはん3分の1で」
です。当初は「ごく少量で」といった表現にしていたのですが、これは具体性に欠けます。人それぞれの「少量」があります。それに引き換え「3分の1」のなんとわかりやすいことか!
されど、この「3分の1」が厨房にまで届くかどうかは怪しいところです。少人数で営んでいるお店なら大丈夫ですが、大きなお店は難しいケースが多い。
単純に「ごはん小」などで片付けられてしまったり、「ごはん少なめね」と、わざわざ私が避けた抽象表現に変換されてしまったりします。眼の前に届いたごはんが想定以上の盛りだとがっかり。でも、残すのは大嫌いですから食べきります。この貧乏症が治れば痩せるはずなんだ。
さて、今日はとある定食屋さんへ。初めて伺ったお店でしたが、「ごはん3分の1」がこれまでにないほど伝わってくれてうれしかったです。とにかく店内でやたら聞こえてくる「3分の1」というキーワード。
「しょうが定食!ごはん3分の1ね!」
「そう、3分の1!」
「3分の1だって!」
厨房までしっかり伝言されていることがわかって安堵する一方、ちょっと、恥ずかしい。食べ切れる量のごはんだったので、恥をかいた甲斐はあった。私の勝利です。そう思わなきゃやっていられなかった。
完璧な外食というのは難しいものです。