新宿で安く楽しく餃子をいただきたいなら、最近はもっぱら「餃子専科 DINING LEE」一択です。場所も比較的わかりやすいし、駅から近いし、予約なしでふらっと入れます。
お店の魅力はこの張り紙にぎゅっと込められております。
ご覧のとおり、「な ん と」26種の餃子がいただけてしまうという。
ひと皿3個入りで300円という安さも魅力。
びっくりマークはしっかり肉付けするタイプですね。
「手作りです」の文字も愛しいなあ。
味わい深いお店であることを物語っています。
とにかく餃子
まずは餃子の魅力をお伝えいたしましょう。
とにかく種類の豊富さに大興奮間違いなし。
ひと皿3個入りで300円。ひとつ100円ですよ!
人数が多いときは、本能のままに頼みまくるのもよいですね。
それではちょっとボリュームが多い、というときは「個性いろいろ餃子」という注文方法もあります。2個ずつ5種類、1,000円でいただけるお手頃プランです。
この日は「しそいわし」「チーズ」「活気(基本の餃子)」「アスパラ」「海老」をお願いしました。写真の状態で提供してもらえるのですが、「左から、しそいわし、チーズ…」といった”店員さんによる解説”は一切ありません。
お世辞にもホスピタリティ全開とは言いにくいおじさんが、「ハイ、いろいろ餃子」と言い残して去っていく。シンプルスタイル。そのため、どれがどれなのかは食べてみなければわかりませんが、全部おいしいので大丈夫です。
特にしそいわしは絶対に頼んでほしい絶対勝者!噛んだ瞬間に広がるイワシ、追いかけてくるシソのよい香り。1個100円だなんて幸せすぎる。
ほかのフレーバーは基本的に肉の味が勝ちます。アスパラ餃子に至っては「本当にアスパラ入ってる?」という感じでしたが、それもまた一興であります。
そんな全26種の内訳はこの通りです。
24番~26番の「あんこもち餃子」「りんご餃子」「チョコバナナ餃子」は「デザート餃子」というジャンルなのですが、残念ながら(?)ちゃんとおいしいので、場の雰囲気の盛り上げには寄与しません。合コンの際はご注意ください。
いちばん下に写真が載っている「鉄鍋餃子」などは価格帯が異なりますのでご注意を。水餃子以外はいただきましたが、どれもおいしかった。
最近新たに試した餃子はこちら。
「熱々餃子鍋(2人前 1,200円)」です。
2人前でお願いしましたが、なかなかボリューミー。辛味はほんのり程度だったかな。辛いという記憶がないので、それほどでもなかったはずです。
餃子の個数を数え損ねましたが、なかなかの食べ応えでしたよ。厚めの皮がスープを吸って、ぶよんとする感じがたまりません。B級グルメ感がいい。ニラもいっぱい入っていて、元気が出そう。これで、1人前600円だなんて!
別料金がかかりますが、最後に辛ラーメンを追加してもらうこともできます。中華料理なんだか韓国料理なんだかよくわからない、そこがいい。愛おしい。
安くてウマイが、たまにハズレあり
基本的に餃子ばかり頼んでしまうのですが、他のメニューも豊富です。割ときれいな写真が残っていたお料理を、ずらりとご紹介いたしましょう。
ピータン豆腐(500円)は結構しょっぱめでした。でも、海老もたっぷりでうれしかったですね。
野菜サラダ470円。
冷トマト300円。
お野菜系はこんな感じです。安い。奇をてらわない、ストレートなところがいい。
海鮮チヂミ700円。
おいしいのですが、餃子類のコストパフォーマンスが高すぎるので、無理に頼む必要はないかもしれません。餃子じゃないものが食べたくなったら、おすすめします。
そうそう、書き忘れていましたがお通し(300円)が実においしいです。
ギザギザ味付け玉子のときと、
きゅうりのお漬物のときがありました。
どちらもうまい。お通しって強制的に購入させられるものだから、おいしいと思えるとうれしくなります。
肝心のドリンクもお手頃価格です。
生ビール390円、他のアルコールドリンクは380円、ソフトドリンク250円。ビールはアサヒです。
餃子がおいしくて、ほかのメニューもコスパがよく、お通しもグッド、飲み物も安いだなんて最高じゃないか!…と思ってしまいますが、たまに「うっかりな一品」に遭遇することも。
デザート代わりに頼んだたまご焼き(300円)は
紀文タイプでした。
スーパーでよく見るやつだよ…!しかもランダム配置。でもこういうところに心くすぐられてしまうんですよね…
いまのところ、このたまご焼き以外にほほえましいお料理には出会えていません。餃子で割と満足してしまうんですが、今度また開拓してみようかな。
醸し出される独特な雰囲気
私がこのお店を愛しているのは、餃子のおいしさ、コスパのすばらしさだけが理由ではありません。ここに来なければ味わえない雰囲気、これこそがご馳走なのです。
店内の不思議さが既にいい。
アサヒの提灯で賑やか、そして中途半端なこのカーテンはなんなんだ。
ホールを動き回るのは、かわいいお姉さんなどではなく、サッパリとしたおじさんです。「個性いろいろ餃子」の中身を教えてくれないところとか、とにかくコミュニケーションがサッパリとしていらっしゃいます。
でもお1人ですごく動いていらして、スピーディー。なんだか、不思議な魅力があるんです。一方的に、おじさんに会いに行きたくなっちゃう。
私のつたない文章力ではおじさんの魅力が表現できない!これはもう、餃子のおいしさとともにお店で確かめていただくしかありません。
お店情報
というわけでお店に行ってみてください!
新宿アルタの裏口を出たら右手に少し歩いて、
この建物の2階です。
このウェルカム感。
ウェルカム感。
詳細な情報は下記リンクからどうぞ!
餃子専科 DINING LEE
ちなみに新宿東口には「餃子専科LEE」がもう1軒あるのですが、メニューや価格帯が微妙に異なりますのでご注意ください。そちらはそちらで、味わい深いお店です。