東京メトロ銀座線・田原町駅2番出口の目の前にある「寿花(ことぶき)」は、寿4丁目交差点、三善堂や浅草郵便局の真向かいにある喫茶店。
有休をとった平日のランチタイムにこのあたりをぷらぷらしていたら、「本日のおすすめ」として「すずきのムニエル シューマイ付」なる830円の定食が提案されているのを発見。ムニエルとシューマイ。「取ってつけたような」という言葉があまりにも似合う。「とっておき定食」ならぬ「取ってつけ定食」と命名してはどうか……なんて考えているうちに、どんどん心がときめいていくのがわかった。
悔やまれるのは、この日の昼食を既に済ませてしまっていたことだった。日曜定休とのことで、土曜日のランチタイムに再訪。シューマイが食べたい。
ピークタイムを外して伺ったので、お店は貸切状態。喫茶店というか、友だちの家に来たときのような和やかさ。テーブルが広くてうれしい。
窓際の席に陣取れば、統一感なく飾られた置物の数々。うーん、これは友だちの家というよりも「親戚の家」かも。たまに行く従兄弟の家って、こんな感じだったっけなあ。
すてきなパンダシューズ!そう、ここは台東区。
さて、前回魅了された「本日のおすすめ」メニューはこの日はなし。おそらく平日限定のランチメニューなのだろう。
レギュラーメニューのなかから「生姜焼きライス(800円)」をいただくことにした。ウクレレ漫談のぴろきさんのお気に入りメニューだそうだ。
テーブルにはデフォルトで灰皿とシュガーポットが。ああ、「喫茶店」だなあ。煙草を吸うわけではないのだが、灰皿がある喫茶店って妙に落ち着く。
肉厚!ごはんを巻いて食べたくなる生姜焼き
ボリューム満点の生姜焼き、平皿に盛ってもらったライス(少なめでお願いしました)、わかめのお味噌汁に、塩!うん、塩は大事です(後述)。
生姜焼きのこのボリューム!ママさんが持って来てくださった瞬間の興奮たるや!!うれしかったなあ。
1枚が分厚くて大きくて、最高。この写真だけで白米がおいしくいただけそう……。
そんなお肉を使って、ごはんをくるり。肉巻きライス完成!幸せです、ありがとう。
サラダの量もたっぷりで、生姜焼き汁がじわっと染みたキャベツの千切りもまた格別。ドレッシングの味と混ざり合ってしまったのがちょっと残念。次回は忘れずに「ドレッシングなしで」とお願いしなくちゃ。
同行者がお願いしていたハンバーグライス(800円)。ジューシーでソースもおいしかったとのことでした。これまた、ライスとの相性抜群だろうなあ。
メインディッシュをたっぷり堪能したら「塩」活躍のターン!
平皿ライスには塩がうまい。すてきなデザートになりました。
生姜焼きの満足感が高すぎて、食後のコーヒーをいただくまで、ここが喫茶店だということを見失っていた。スジャータのミルクは花言葉タイプではありませんでした。
気持ちもお腹もほっと一息、あたたまる。モーニングメニューの提供もしているとのことで、出社前にも伺ってみようと思います。
関連ランキング:喫茶店 | 田原町駅、浅草駅(つくばEXP)、浅草駅(東武・都営・メトロ)