言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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ラーメンに慣れていない私がつけ麺の名店「つじ田」で「二代目つけめん」を食べた

※2016年6月17日に文章手直し。ちなみに前回記事はこちらです

yamama48.hatenablog.com

ラーメン店に伺う機会が滅多にない私が、緊張とともに人気ラーメン店「めん徳二代目つじ田」御茶ノ水店を訪れ、「二代目つけめん」をオーダーしたときの話です。

「二代目つけめん」待機中

券売機から吐き出された食券を店員さんに渡し、カウンター席に着席。きれいで、狭苦しくなくて、ちょうどいいスペース。

目の前には「つじ田 つけめん流儀」と題された虎の巻が貼られていた。

 

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まずはそのまま食べて
3分の1くらい食べたら麺にすだちを絞って
3分の2くらい食べたら、麺に黒七味をかける

すだち!黒七味!心ときめく脇役キャスティング、期待に胸がふくらむ。

黒七味はお店のウリのようで、前述の「流儀」の隣には紹介文が記載されていた。とりあえずすごいということ、歴史の重みみたいなものを背負った調味料だということ、山椒が入っていることを知った。山椒って、いいな。使うのが楽しみだ。

目線を少しずらすと

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今度はこんな貼り紙が。
ラーメン通ならば唸る内容なのだろう。私はいわば「ラーメンど素人」だが、それでも、つじ田さんがとにかくすごそうだということはわかる。

やっぱり、ラーメン道」=「匠の世界」ってことだよな…。なんか、壁を感じちゃうナ…。

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疎外感を抱きつつ見つめた先は、メニュー一覧。

食券を買うときは、緊張で「どの麺にするか」を決めるので精いっぱいになってしまい、麺以外のメニューの存在に気付けていなかった。主にごはん類だったが、

 

 http://www.nidaime-tsujita.co.jp/02menu.html

お品書き | めん徳二代目つじ田 via kwout

なに、このラインナップ。

その場に写真はなかったけれど、 「すだちめし」「高菜ごはん」「玉子ごはん」「チャーシューごはん」って、もう字面だけでよだれが出てくる!!ラーメン屋さんなのにこんなにもごはんが魅力的でいいのか!?みんなを太らせたいの!?なんなの!おいしそうすぎる!

疎外感を抱いたり興奮したり、慣れない場所というのは心が忙しい。

「二代目つけめん」ご対面

5分以上は待っただろうか。

つけ麺であるゆえ、麺を冷やす分の時間がかかるのかもしれない。まだかなあ、なんて思っていたところで、ちょうど注文していた「二代目つけめん」が眼前に降臨した。

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おおお、太麺だ!うれしい!

麺の量に対しすだちが少なすぎる印象も受けるが、その点は前述の「流儀シート」参照。

すだちの稼働は、麺が現在の量の3分の2になってから。
いきなり入れてはダメなのだ。すだちの本気を出すには、麺が3分の2の量になったときが最適。危なかった。  

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スープのなかには、チャーシューにメンマ、味玉子が潜んでいる。

はじめの3分の1は、麺とスープのピュアなラブストーリーを楽しもう。
薄味が好きなので、麺は少な目に箸でつまみあげ、その下半分のみをスープに浸してズズズ。

食べ進めて、どんぶりに残る3分の2の麺にすだちを絞る。
爽やかな香りが心地いい。味もすっきりとして、かなり印象が変わったことに驚いた。くれぐれも、すだちは「麺」の上にお絞りいただきますよう(スープの方に絞ってしまっては、その爽やかさも「焼石に水」状態に…)。

そしていよいよ、どんぶりに残るは残3分の1量の麺。
例の「黒七味」の出番だ。これもまたスープではなく「麺」のほうにふりかけるのがポイント。山椒の存在感だろうか、通常の七味よりも香りがよい。辛さも控え目で、つけ麺の味をかき乱さない。黒七味、かなりいい!

自己流の楽しみも

実はこの時点で、スープのなかに眠るチャーシュー、メンマ、味玉子には未着手。好きなものは最後まで取っておく派。

この具材たちは、 

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スープのなかにある具を麺の上に乗せる、という方法でいただくのがおすすめ。これがオフィシャルな食べ方なのかどうかはわからないけれど、誰からも睨まれなかったので「なくはない」のだと思う。いや、でも、超おいしいぞ。

チャーシューがその身にまとわせていた、若干のスープ。濃い、かつ微量なスープがプレーンな味わいの太麺を濡らし、それはそれは濃密な大人のラブストーリー!撮影し損ねたが、味玉子なんて半熟の黄身が少し麺の上に乗っかっちゃったりして、幸福絶頂。

「流儀」の項目に加えたっていいくらい、おいしかった。

さて、余裕も出てきたので周囲を見回してみると、麺を食べ終えた客の多くはスープのお椀をカウンターに乗せ、出汁か何かを入れてもらっていた。

あとで調べてみれば「スープ割」と言うらしい。もともとのスープを薄める、別のスープがあるようだ。これは飲んでおかなければ、食いしん坊の名が廃る。

ぎこちなくスープのどんぶりをカウンターに乗せ、「スープを…」と呟くと、店員さんはすぐに「スープ割」を作ってくれた。

「濃かったらおっしゃってくださいね」

優しい一言に安心しながら、ひとくち、ゴクリ。
つけ麺のつけ汁とあってなかなか濃い味付けだったのだが、割った途端に生まれ変わっていた。まろやかな豚骨の香り、でも魚介っぽい味もするぞ。こんなにも飲みやすくなってしまうとは、本当にびっくりした。

全部飲み干せそうだったが、健康診断も控えているので3分の1程度で。ごちそうさまでした。大満足。

でも、990円かあ…。

本当においしかったので未練はないが、まだちょっとお腹が空いている。うーん、ラーメンはもはや庶民派フードではないよなあ、と感じながら店を出たのだった。

 

※家庭でも、これなら食べられます!

揚州商人のラーメンも好きです