こんばんは、ラオス料理の時間です。
9月に行ったタイ旅行記、英語が一切通じないレベルのローカルレストランに行きました。私は英語は喋れませんが、「ライス」が通じなかったのは発音の問題ではなかったと思います。
TV番組「クレイジージャーニー」の取材が入ったこともあるお店のようです。
初心者1人では絶対たどり着けない!英語も通じないローカル店
達人たちに連れて行ってもらったので場所が説明できませんが、バンコク・サイアムから車でそこそこの距離のところにある「クロックマイタイラオ(Khrok Mai Thai-Lao)」さんです。チャトゥチャックウィークエンドマーケットの方にあります。
予約しようにも英語が通じず、ホテルの方に電話を替わってもらってなんとか連絡がつきました。
とにかく、お店が広い。壁はありません。車で来ないと不便な場所にあるのに、店内が大盛況で驚きます。
店内にお魚コーナーもある。ほか、スイーツ販売コーナーなどあり。
不気味なかわいい置物があるちょっとした庭園のようなものや、生きている魚などなど。タイ2年目にして、いちばん個性的なお店だと感じました。
タイならではの食材を使った基本料理
チャーンビールとともに、いろいろオーダー。
写真は王道のガイヤーン(タイの焼き鳥)ですが、170バーツ(日本円換算の際は約3倍です)とお手頃。プリッとしていて大変おいしいです。
藻のスープのようですが、この緑色の正体は「パム」という浮草の一種です。日本名は「ミジンコウキクサ」だそうで、ミジンコ級に小さいトビコのような見た目。これこそがクロックマイタイラオ来店の目的でした。
食感はトビコ、風味はアオサ。スープ自体もかつおだしのようなあっさりテイストで、プチプチに抵抗がなければ日本人は好きな味であろうと思います。これが60バーツっていうんだから笑っちゃう。
パムサラダもオーダーしましたが、こちらは私の辛さ許容量を超えていました。ソムタム系の辛さです。
ごはんを頼みたかったのだけれどメニューの中に見当たらず、riceと言っても通じなかったので、メニューに「Grilled sticky rice ball」と書かれていたものを頼みました。英語が書いてあるのに通じないところがとてもグッドです。
「たまごを混ぜた平べったい焼きおにぎり」でした。大変おいしい。ご興味がある方はぜひやってみてください。
クロックマイタイラオに来たからには「虫」
クレイジージャーニーの取材がなぜやってきたかって、このお店は昆虫食をいろいろ揃えているからです。日本で食べる昆虫食というのは、どこもかしこも高いし量は少ないしで、あまり好ましく思っていませんでした。こちらのお店だとなかなか安価なので、せっかくなら食べておこうということに。わざわざタガメ系のものはいただきませんでしたが、シロアリの卵など、おいしいとされているものをいただいてみました。
上は、蜂の卵が詰まった蜂の巣です。お店の方のイチオシメニューなだけあって、非常においしかったです。はちみつとは違う甘みがあり、少し塩をかけると抜群。ほとんどひとりで平らげてしまったほど、気に入りました。
カタツムリカレーです。サザエが好きな人なら食べられるでしょう。もともとエスカルゴは好きなので、抵抗感は一切ありませんでした。惜しむらくは、カレーの味が強すぎてカタツムリの味がよくわからなかったこと。やや、土っぽい味がすると同行諸氏はおっしゃっていました。
そして、卵焼きです。卵焼きの中に入っているのは、
シロアリの卵です。あまりにも普通で、記憶に残っていません。おいしい卵焼きでした。こういう、小さい幼虫系はまったく抵抗なく食べられるのですが、やはり巨大になるとしんどいですね。オーダーの勇気は湧きませんでした。昆虫感あふれる見た目のものも、ちょっと苦しい。エビのしっぽは食べるくせに、習慣による偏見、思い込みとはすごい力ですよね。
帰りはナイトマーケットに
帰りはラチャダーのナイトマーケットに寄っていきました。
フルーツ類が本当にやすい。小玉スイカは全部「容器」です。何が入るかというと
スイカスムージーです。この大きさで60バーツ、日本のスイカの値段を考えるとたまげます。フルーツ、嫌いではないんですがとにかく高いのでわざわざ買おうという気にならない……タイにいるときだけは、フルーツ好きになります。
それにしても、クロックマイタイラオにまた行くチャンスはあるんだろうか。行きたいけれど、タイ語ができる人がいないとどうにもなりません。