アトレ恵比寿に入っている「マンゴツリーカフェ」で昼食を。アトレ内で食事をするのは初めてで、思いのほかフードフロアがきれいでびっくりしてしまった。
ランチメニューいろいろ。どれもこれも1,000円以上する。大好きなプーパッポンカリ―が食べたいなあと探してみれば、あった、「海老の玉子カレー炒め」。汁そば付きのセットが1204円、単品が908円。
単品だと物足りないのではと不安になり、少しおかずを足そうかとも考えた。でも、うーん、なんかグッと来ない。「トッピングパクチー」があるなら「トッピング目玉焼き」も用意してほしい。
なかなか、想定外のプーパッポンカリ―だった。私がイメージしてたのはもっとオレンジ色で、ドロドロのやつ。マンゴツリーカフェさんがあくまでも「海老の玉子カレー炒め」という日本語表記にしていた理由がわかった。これはプーパッポンカリ―とは似て非なるもの。
あっさり味の玉子には、海老はもちろんだがナス、ブロッコリー、そしてサツマイモがごろりごろり。ナスは本当になんにでも合うな。
全体的に薄目の味付け(おいしい、ちょうどいいくらい)で、汁少なめ。ほぼない。プーパッポンカリ―の汁にごはんを浸して食べるのが好きなので、ちと私には上品すぎたのかもしれぬ。
同行されていた方々が「飲み物もなにか頼みましょうか」という話になった。ドリンク付きのセットではないのだ。なのに1000円とは東京おそるべし。
そのような場合、「レストランではドリンクを頼まずお冷でしのぐもの」というケチマインドで生きてきたので少しドキドキした。直感で頼んだココナッツウォーターは600円くらいだった。超大事に飲んだ。
この水はほのかに甘く、ココナッツの実を賽の目に切ったものがグラスの中に沈んでいる。600円も払ったからにはそのココナツすべて食らってやらあという心意気だったのだが、ドリンクにはストローしか付属していなかった。そのストローが先割れの、出店のかき氷を食べるときに使うアレだったらよかったのだが、いたって普通のストローだった。
だしをとった後の昆布にしょうゆをかけて食べ、しじみ汁のしじみを食らい、海老汁の海老の頭を吸ってきた私はどうしたらいい。
ストローでかき集め、数粒を吸うことには成功したが、大多数のココナツがグラスの底に沈んだままだった。これを置いて帰るのが大人なのだ。後ろ髪を引かれながら退店した。