2017年11月、喫茶アメリカンの店内でサンドイッチをいただくことができなかったのだが、それでもどうにかして食べたいと、テイクアウトサンドを購入。
チキンサンド(リンゴ入り)とハンバーグサンドがセットになったパッケージを購入したはずが、「ちょうど今、パンの耳が余っててね!」とのことで、女性スタッフさんに大量のオマケをいただいてしまった。
サンドイッチを買ったんだかパンの耳を買ったんだかわからなくなる。
※テイクアウトのお客さんはタイミングがよいとパンの耳を分けてもらえるのだけど、通常は1袋です
ふわっふわのサンドイッチをギュッとパックに詰め込んでいるがゆえの、
パンが圧縮されて密度が高くなっているゾーン。
小さい頃、食パンの白いところをつぶして食べるのが好きだったなあ。
喫茶アメリカンのパンの耳でサンドイッチをつくろう
今回のレポートの主役は「オマケのパンの耳」。食パンが2切れ入っていたので、これでオリジナルサンドイッチを作ろうと思い立ったのだ。
挟むのは、銀座の肉のハナマサで買ったアジフライ。
たまに書かせていただいている、ぐるなびさんの「みんなのごはん」プロフィール欄にも書き添えるくらい、スーパーの惣菜コーナーの魚フライが大好きなのだ。
では、スーパーのフライをいただくための儀式を始めます。
キッチンペーパーでくるんで、レンジでチン。
なおここは会社の給湯室なので手を拭く厚紙で代用。
油がじわりと染みた紙を見て「おお、油出てる出てる」と心で唱えるまでがセレモニー。よし、式次第は順調に進行している。
食パンも温めたら、いよいよアジフライをパンに挟む段階。
できました。
ずしりと(重量とカロリーの)重みを感じる。
ハイパー重量級のサンドイッチ、噛み付いた途端に「スーパーのフライ油」の味と香りが口の中に広がった。そうこれ、これが好きなんだ。
この味わいが好物なもので、ソースは余程のことがないとかけない。でもサンドイッチにするには、ソースがあったほうがよかったな……。
大好きなアメリカンのパンと、スーパーのフライ。両者がそれぞれに独立した個性を主張し合い、手と手を取り合ってくれないのだ。ハナマサのおばちゃんの「ソースはひとつでいいですか」に「いいえ、結構です」と返した自分を恨む。この日は「2つください」でよかったくらいだ!
最終的にはパンとアジフライをバラバラに食べた。嬉々として、フライの儀式だなんだと騒いでいたころが懐かしい。何のためにサンドイッチ化したのか、中田を追って自分探しの旅に出たいくらいだ。
店主さんのお手紙はお休み
10月号と同じものだったので、今月はお休みです。12月号をお楽しみに。