言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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【食メモ】湯島の居酒屋「あん」は、うまい・やすい・●●い!?

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湯島の居酒屋さん「あん」へ。1本50円(といってもオーダーは2本からなので100円~となる)の焼き鳥が食べられると聞いて伺うも、焼き鳥が全く目に入らないほどだった。

ふさふさの店内

縦長の店内にはカウンター席とテーブル席があり、この日は友人と2名での訪問だったのでどちらにしようか迷ったが「サッカー観るなら、テーブルがいいですよ!」と店主さん。

見上げれば壁には液晶テレビが掲げられていた。この日はサッカーW杯最終予選の日本VSイラク戦があったのだ。Jリーグ開幕以来「オフサイドって何」を言い続けている私であるが、テーブル席に着席した。

 

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それにしてもこちらのお店…

 

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壁という壁に、短冊メニュー。

壁がフサフサ。

壁にこんなに貼り出してあるというのに、手元にもラミネート加工されたメニュー表(ただし、ちょっとペタペタする)がある…。

いや、でも今は壁に視線がクギ付けだ。

そんなに一生懸命見ずとも、同じメニュー名の短冊がが割と近くに貼ってあるのがわかった。実際のところは何種類あるんだ。短冊を目で追うことに懸命になってしまい、このころには「50円焼き鳥」の存在をすっかり忘れていた。

 

あん・あん・あ・あん・あん

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白ホッピーセット(中200円・外300円)で乾杯。個性的な店内に反して、お通しが立派だ。真ん中の、アスパラともやしのお料理、中華風の味付けで実においしい。

で、問題は「食べ物は何を頼むか」である。「鰯の刺身」「手作りコロッケ」などにまぎれて

「裏切ステーキ」
「めんなしラーメン」
「あげすぎポテト」

といったファンキーなメニュー名が躍っている。初回訪問1度きりでもろもろの謎を解くのは厳しい。戦略を練らねば。コンセプトを決めるのだ。このお店の名前は「あん」。売れてる週刊誌といえば文春、じゃなくてこの場合は「アンアン」と答えたく、なかでも人気の特集といえば「愛」にまつわるものである。コンセプトはすぐに決まった。

 

「おしりチューチューと、ぬるぬるスキンと、塩ふきこんぶと、ピリピリズリスジ、ください」

前半2つは全く想像できなかったが、とりあえずオーダーした。「これ、何ですか?」と尋ねてからお願いするのは負けた気がして悔しいではないか。

 

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「塩ふきこんぶでーす」

あっ、見たことあるやつだった。200円也。お通しなのかこんぶのセット品なのか、生キャベツも持ってきていただいたので、

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こんな食べ方もできた。しかもキャベツはおかわりもくださった。お通しだったのかこんぶの従者だったのか、次回訪問時に確認せねば。

 

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「ピリピリズリスジでーす」

ほう、けっこう細切れになっているんだな。おつまみにぴったり。ふりかけ感覚で白米に乗せるのもよさそう。これも200円。

 

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「おしりチューチューでーす」

それだけ言い残して去っていく(おそらく)店主さん。待って待って待って!これは正体を聞きたい!

「ぼんじりです。全部食べられるっちゃ食べられるんですけれど、中の骨は外して食べてください」

ぼん”じり”、かつ、骨を”チューチュー”する格好になるから「おしりチューチュー」なのか…?

つくねを思わせる甘辛タレを纏ったぼんじり、骨はやわらかく、私はまるごと食べてしまった。となるとチューチュー要素がないのでシンプルに「おしり」か?とにかくうまい。これも200円だというからびっくり。

 

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「ぬるぬるスキンでーす」

 

待って待って待って(おそらく)店主さん!

「すいません、この正体は…」
「うなぎです。ヒレのところ」

 

…うなぎのヒレ!大好物!!!

うなぎといえば、の甘いタレに、カリカリ(表現に他意はない)のヒレ。これめちゃくちゃうまい!250円でこんなおいしいおかず(表現に…略)がいただけるなんて最高じゃないか!

会話もはずみ、ホッピーもどんどん消えていく。湯島、最高。あん、最高。

どれも小皿料理だったので、ここいらでパンチの効いたものもオーダー。

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和風唐揚げ(580円)は「あん」さんの中では割とハイクラスなメニュー。実に立派な外観で、価格設定にも納得。

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ひとつがデカイ!!

サクッと揚げたての唐揚げは、「これが食べたかったんだよ!」とうっかり口に出してしまうほどの程よい醤油味。ザ・唐揚げ。ディスイズ唐揚げ。我が心の唐揚げゾーンにジャストミートです。

ここまできたら、いよいよ〆に。今こそ、かねてより気になっていた”アレ”を頼むとき。

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めんなしラーメン(680円)!

「安心して下さい」…そっと糖質制限者たちに囁くそのピンク文字の優しさといったらないよ。

しばし待って降臨したのが、こちら。

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立派なラーメン風のお椀。すっかりいい気分になっていて撮影し損ねたが、この中にはもやしがぎっしり(醤油スープと絡んで最高にうまい)、さらに大きな絹ごし豆腐が潜んでいて、これもまたスープと相性抜群なのだ。なんというアイデア料理。680円という価格(このお店の中では”高い”扱いとなる)を裏切らない食べごたえ。食った感がすごい!

 

何度だって私は来る

この日はこれで胃も大満足。2人でホッピーセットを5~6杯お願いしたきがするが、お会計は5,600円ほど。やっす。

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それにしても…

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いい感じの打線です。

50円焼き鳥も食べてみたいし、その他へんてこりんなネーミングのお料理の数々も堪能しなければ。お店の佇まいも実に味があって、

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サランラップでくるまれたTVリモコンとか、

 

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何かが足りない「御予約」札とか、いやはや、実に愛おしい。大好き。これこそ「ビビビ」。

個人的にグッときてしまったのが、お手洗いに備え付けられた「手を拭くもの」が、ティッシュやペーパーナフキンではなく「おしぼり」であったこと。ひとり、1お手洗いにつき、1おしぼりを消耗してしまうという贅沢仕様!私は「ホテル式」と呼んでおります。

お店の方も気さくで、かといって過剰におしゃべりをするでもなし、2度目の告白となるが「大好きです」!一刻も早く再訪しなければ。

それにしても、サッカー、一瞬たりとも観なかったな…。

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