言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

育児日誌ブログ「母になっても言いたいことやまやまです」を毎週月曜日に更新中!

産後のメンタル不調に響いたポッドキャストの言葉「幸せって本当はめっちゃ簡単」

まもなく産後4か月です。

今日、夫に子どもを預けて婦人科に行ってきました。心身の調子があまりにも悪かったからです。

ここ数日はベッドから起き上がれなくて、自分の無価値感に潰されそうになって泣くばかり。

自宅にいるのがいけないのだろうと、保健所に行ったり児童館に行ったり散歩に行ったりと工夫してみましたが、ダメでした。

見栄っ張りだから人前では元気そうにできるんです。だけど帰宅するなりぐったり。

自分の症状改善は家族への貢献にもつながる! と思っても、仕事がある夫に子どもを見ていてもらうのは気が引けました。

「気持ちよく、ちゃっかり、お願いする」ができなくなっているときは、ハートが黄信号を発しているときなんだと思います。

 

 

産後4ヶ月も経つんだから「辛い」「だるい」などと甘えてはいけない

出産直後は心身の調子を心配されやすいものですが、時が経つにつれ、そうした機会はなくなります。

出産月との兼ね合いで、我が家と同じくらいの月齢の子を保育園に預け、職場復帰されるお母さんもいらっしゃいます。

 

世間の目を気にして、他人と自分を比較するクセがなかなか手放せない私。

「もう出産して4か月も経つのだから、つらい、しんどいと生ヌルイことを言っている自分は甘えている!こんなことではダメだ!」と思うようになりました。

だって職場復帰された方は、どんなに辛いことがあっても職場に行かなければならないのです。

ベッドの上で横になって涙を流す余裕なんてないんです。泣けるだけ幸せってもんだ。

 

……そうはいっても、やっぱり辛いものは辛い。

それに私には復帰する職場もなければ、パート等で働ける自信もない。このブログに収益性はありませんし、毎日お金は出ていくばかり。

これもまた、書きながら「みんながんばっているのに、甘いこと言っていて情けないよな……」とは思うのです。

 

「じゃあせめて、家族が気持ちよく過ごせるよう、ご機嫌でいることをがんばろう! それが私の仕事!」と言い聞かせても、お金に関する不安、働けない自分への情けなさ、無価値感、子どもに対する申し訳なさ……負の感情が大きすぎて、「ご機嫌」とは対照的な態度で日々を過ごしてしまいます。

ヤフー知恵袋に住まうワーママ諸君、私を罵倒してスッキリしていくがいい(泣)!

ポッドキャストで聴いた「幸せって本当はめっちゃ簡単」という言葉

先日カウンセリングを受けて、私の中にある「無価値感」が、生きやすさを邪魔していることを自覚しました。

なりたい仕事に挫折して、挫折して、挫折して、そもそもの「働く」ということ自体に恐怖心を覚えるようになって。

養ってくれる家族に出会えたことをもっと誇って、堂々と生きていればいいものを、お金を稼げない自分を、誰よりも自分が罵倒して責めているんです。

 

ちょうど今日、ポッドキャストで聴いた素敵な言葉を聴き直しました。

Spotifyで独身配信されている「no vision ハイパーハードボイルドグルメリポート」という番組です。

テレビ東京で放送されている同名番組のポッドキャスト版。

右翼団体、左翼団体、セックスワーカー、パパラッチ、特殊清掃員、夜逃げ屋、不良少年…。彼や彼女の飯を通して、その生き様を覗き込む。

世界中どこを探してもない「超没入型音声ドキュメンタリー」

 

聴いたのはその32回目、「ギャングスタラッパー飯<前編>」です。

名古屋の保見団地に住んでいる24歳のラッパー、プレイソン(本名はペドロ)の言葉が刺さりまくりでした。

その界隈ではかなりの有名人の彼ですが、「プレイソン」と「ペドロ」がどんどん乖離していって苦しんだという話をしてくれています。

「プレイソン」を保つために悪事に手を染めたり、金遣いが荒くなったり、大切な人を傷つけたり……。

そんな彼は「ペドロ」として、こう語っていました。

けっこう、幻の幸せを求めている人間が多いなって気づいたっす。本当の幸せは目の前にすでにあるのに。

幸せってたぶん、本当はめっちゃ簡単なんですよね。

幸せって簡単すぎて、これじゃないって勘違いしちゃって、遠い幸せばっかりを求めて。

でもその遠い幸せって、遠い幸せを求めたいからそれを求めているだけであって、たどり着いたとき、多分もっと遠い幸せを求めるようになって……一生幸せになれない感覚になると思うんですよね。

 

私は37にもなって、いまだに「プレイソン」的な自分を追い求めているんだな……と思いました。

求めれば求めるほど、目の前にある幸せが見えなくなることを気づかせてくれる言葉です。

 

本当は「生きている」だけで立派なのに、「周りのみんながそうだから」「一目置かれている人はそうだから」という理由で、「お金を稼げないだなんて、ダメ人間」というレッテルを自分に貼り付けていました。

自分を不幸にしているのは他ならぬ自分。

あたたかい夫と家族になれて、自信をもってかわいいと言える子どもを産めた私が無価値だなんて、そんなわけあるかい!

 

そうやって頭で理解できていても、お金を生み出せない自分への残念な気持ち、無価値感は、やっぱり消せません。

でも同じように、ペドロが語った「幸せって本当はめっちゃ簡単」という言葉も忘れないようにしたいものです。

 

自分の気持ちの持ち方ひとつで、すぐに幸せになれる。不幸を選んでいるのは自分です。

 

ひとまず、今日の料理はサボりました😁

 

▼ 書籍版『ハイパーハードボイルドグルメリポート』も濃厚でおすすめ! ▼