言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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日本が誇るロメスパ 銀座「ジャポネ」訪問 後編

超有名ロメスパ店、「ジャポネ」を初訪問。

その感想を綴っています。

 

初「バジリコ」までを記載した前編はこちらです。

日本が誇るロメスパ 銀座「ジャポネ」訪問 前編 - 言いたいことやまやまです

 

■気になる他のメニュー

 

男性に人気のようだったのは「ナポリタン」「インディアン」である。

ジャポネは実は「スパゲッティ&カレー」の店を標榜しており、名物のひとつであるカレーをかけたスパゲッティこそが「インディアン」というわけだ。

 

インディアン用のカレーは残っているようだったが、カレーライスを注文した人に

「カレー、もう終わっちゃったんです」

と答えている声が聞こえた。

品切れるほどおいしいのか・・・と思うと、俄然気になってしまう。

当初気になっていた「チャイナ」のことも忘れてはいない。

うーん、和風サラダといい、少なくともあと2回は来なければならない。

 

なんとテイクアウトもできるそうだが、出来立ての時点で既にやわらかいので、持ち帰って食べるころには博多うどんの如く伸びている気がする。

ああ、それはそれで興味がある。

2回のイートインと1回のテイクアウトを自らに課しながら、背後の行列からの視線を意識し、背筋をシャンとさせてバジリコをすすりつづけたのであった。

 

 

■ジャポネのチーム編成

 

カウンター内の運営陣についてだが、既に前編でご紹介させていただいた「調理担当のお2人」と「オーダー周辺を手伝うお1人」とは別に、店を切り盛りする女性と、リーダー格風の男性がいらっしゃる。

計5名で、土曜午後の混雑時間帯を回していた。

 

そんな多忙の最中に1本の電話が入る。

女性が取り、リーダー格の男性に代わる。

どうも、求人票を見た方からの電話だったようだ。

 

本当にこの店で働きたいなら、こんなクソ忙しい時間に電話かけてはダメだろうよ・・・

 

と一瞬憤りを覚えたのだが、閉店時間16時に対し、15時半を迎えようとしている今、まさかこれほど大混雑しているとは、受話器の向こうの志願者も想像できまい。

 

リーダー氏も声を荒げることなく、淡々と丁寧に会話をしている様子が伺えた。

 

 

■この店の居心地の良さ、その理由

 

その電話でハタと気づいたのだが、カウンターの中は戦場であるはずなのに、店員さん方は一切、殺伐としていないのだ。

私の目の前で、最前線で戦っている調理担当お2人も、作業に熱中して寡黙になるでもなく、見習いくんを怒鳴るでもなく、たまに談笑しながらスパゲッティをつくっている。

もちろん、手を休めることはない。

それでいて、至極穏やかなのだ。

 

見習いくんはといえば、比較的最近仲間に入ったようで、まだ覚えていない作業も多々ある様子だった。

リーダー氏に「○○のやり方わかる?」といった質問を投げかけられていたのだが、爽やかな笑顔とともに「わかりません」の旨を返答。

それを受けたリーダーも、「そんな満面の笑みで言われちゃうとなあ」と笑う。

 

何しろ、客席を占めるのはほとんど単身客だ。

背後には行列に並ぶオーディエンスの目もあり、連れがいたとしても、ダラダラ、ぺちゃくちゃと話すことは許されない。

聴こえてくるのは調理する音と、店員さん方の声だけだ。

それが怒鳴り声では、たまったものではない。

おいしそうな音と、和やかな会話に安心させられる。

 

※「孤独のグルメ」でも、見習い店員を始終叱り飛ばす店長のオッサンに対し、五郎さんが怒りをあらわにするエピソードあり。とても、共感する。

孤独のグルメ【新装版】

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私はラーメン屋や元気な寿司屋があまり得意ではないのだが、その理由が「威勢の良さ」である。

威勢よく後輩に指示を出す声、元気ハツラツとした「ヘイラッシャイ」、いずれもインドア派の私には重く感じられてしまう。

 

その点、ジャポネの穏やかさといったら。

15時40分ごろだろうか、リーダー氏が「奥さん、先に上がってください」と促し、女性も「悪いわね」と言いながら店を去って行った。

女性にありがちな(偏見か?)「いやいや、私も最後までッ」という無駄なシャカリキもなく、気持ちよく厚意を受け取る様が心地よい。

 

始終本当に気分がよく、ジャンキーながらも野菜がみずみずしい太麺スパゲッティは癖になる味で、やっぱり必ずまた訪れようと思った。

 

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これで500~600円というのはありがたい。

 

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閉店時間までに並べば、必ず食べさせてくれる。

ぜひメニューを吟味したうえで、行ってみてほしい。