毎朝毎朝、イケメンアナウンサーたちを拝みながら視聴している「あさチャン」。
旬の情報をお届けする夏目三久嬢のコーナー「チャン知り」にて、今朝紹介されたのは「粉ドレッシング」であった。
温野菜にかけても冷めないし、サラダがべちゃべちゃしないというメリットもあり、「食べるラー油」に追いつけ追いこせの勢いで人気が出ているらしい。
■粉ドレッシング その仁義なき戦い・・・はどうでもいいのでとりあえず買う
今年の2月、味の素からは「TossSala」、キューピーからは「彩りプラス+」なる粉ドレッシングが発売され、本ジャンルの2強としてしのぎを削っているそうだ。
2者の違いについては、下記ブログや「日経トレンディネット」で詳細に記載されているので参照されたい。
粉ドレッシングのメーカー比較!トスサラvs彩りプラス+の決着は
本日、「洒落たヨーグルトが食べたいなァ」と軽い気持ちで入店した、ナチュラルローソンなるハイソ系コンビニエンスストアにて、上述の「TossSala」が販売されていたのだ。
三角錐のかわいらしいパッケージ、そしてその値札がきちんと貼られていないナチュラルローソン。
大変な高級品だったら嫌だな、と思いつつも、大好きなTBSアナウンサーズが
「おいしい」
「レンコンも入っている」
「パッケージに2~3名用と書かれているが、1人暮らしはどうしたらよいのか」
などなど、多種多様な騒ぎ方をしていたので、私もぜひとも騒ぎたいとの思いで購入した。
家にちょうど、ブロッコリーがある。
否、それしかない。
この魔法の粉をぶっかけて食べたら、おいしそうだ。
3種の味のなかから「イタリアン・バジル味」を購入。
1パッケージで200円くらいだった。くそっ、高い。
ナチュラルローソンの出来合いのサラダを買えばよかった、と後悔もしたが、TBSメンズと同じ気持ちになれるなら200円など安い。
■TossSala イタリアン・バジル味の中身
もう一度パッケージをご覧いただきたい。
イタリアン・バジル味のよいところは、クルトンが入っている点にある。
クルトン、しかも大きめのものが大好きだ。
(食べ放題ファンとしては必ず訪れておきたい「シズラー」のクルトンがこの世で最高のクルトンだと思う。コーンスープの相性が絶妙)
そしてやはり、「2~3人分」と書かれている。
私の大好きな井上アナウンサーは「1人で食べるときはどうすればよいのか」ということを懸念しており、しかも「あっ、時間大丈夫かな」などと生放送っぽい発言なども挟みながら本商品の感想を述べていた。
朝から、とてもキュンとした。
その言葉でおなかいっぱいである・・・
いやいや、それはよいのだ。話を戻す。
確かにこの量は賛否分かれるかもしれない。
取っておこうにも粉が湿気てしまうだろう。
1人暮らしだろうと実家暮らしだろうと、1回で2~3人分の量のサラダを作ってしまった方がよさそうだ。
使い方はこんな感じ。
わざわざ図示するまでもない内容だが、「TossSala」という名前の由来を伝えるためには必要なスペースなのだろう。
Toss=混ぜる だそうである。
表現がお洒落すぎて「なるほど」という気持ちがちっとも湧いてこないのだが、とにもかくにも、マクドナルドのシャカシャカチキンの如く、混ぜ合わせることが大事なのだ。
「粉が1か所に固まっていて、そこを食べるのがうまい」
というご意見はもっともであるが、ここは懸命にトスっていきたい。
当然ながら日持ちもする。
悲しいかな、熱量は110キロカロリーもある。
(他の味はローカロリーかもしれない)
封を開けると、具だくさんの粉ドレッシングが見える。
スライスアーモンドがたっぷりで、期待できる。
満を持してブロッコリー(1株130円だった、安い)登場。
レンジ蒸し器で温めたら、やや変色してしまった。
やはり青い野菜は鍋に塩を入れて茹でるのが1番だ。
しかし、青さなどもう関係ない。
※ホワイトパウダーぶしゃー!
こうなるのだから。
■実食
さあ、ここからはガンガン、トスらなければ。
竹下と呼んでくれ!ソーレィ!
箸で引っ掻き回したのだが、粉ドレッシングのツンとした酸味のある香りのせいで、目と鼻が少々汁っぽくなった。
そんな障害を乗り越えてひとしきり混ぜると、
こうなる。
香りからして、イタリアン・バジル味と名乗りつつも、結局のところシーザーサラダ味になっている予感がする。
さあ、答えはいかに。
ブロッコリーをひとつ口に含んだが、
「味が・・・薄い」
どうもブロッコリーが大きすぎたようで、味が全体にしっかり行きわたっていなかった、
ブロッコリーのフサフサのところに粉が細かく入り込んで、さぞやおいしくなるだろうと思っていたのに、これは想定外。
レタスやトマトのような、水分多めの野菜と相性が良いのかもしれない。
容器の底に溜まっていた粉ドレッシング成分をなすりつけて食べると、なかなかおいしい。
バジルの雰囲気は私の舌ではいまいち感じられなかったが、シーザーサラダほどチーズ感はなく、ほどよい酸味としょっぱさ。
このよい感じの味を、変色ブロッコリーだけで楽しみ終えてしまうなんて惜しい。
となるとここは
ON THE GOHAN
察しはついているかと思うが、フサフサの部分とご飯粒の相性は最悪だった。
それならば
こうである。屈さない。
フサフサ部分を食べつくしたブロッコリー&粉ドレッシングのもとに、ごはんを投じたのである。
茎の部分のほうが好きだし、緑と白のハーモニーで、さながら豆ごはん感覚でおいしくいただけるやも、と思ったが、ブロッコリーが固かった。
仕方がないのでブロッコリーを先にすべて片付けて、
こうした。
ここには、余計なものなどない。
外見はまるでガーリックライスのようだ。
とてもおいしそうだし、実際にとてもおいしかった。
アーモンドスライスがなかなかよいアクセント。
ブロッコリーとの思い出が、すべて消え失せた。
彼ら、私の胃の中で自らの存在意義を問うているものと思われる。
■やっぱり粉が好き
ブロッコリーとの切ない出来事が起こったものの、TossSala、とてもおいしかった。
TossMeshiと改名してもいいくらい、ごはんと一緒がおいしかった。
それにしても、1包200円とは高い。
でも人気だというのは、ひとえにみんなが「粉好き」だからではなかろうか。
粉がついたお菓子やおかずを手づかみで食べたあとの、自らの指先のおいしさ。
マックのシャカシャカチキンや、ファーストキッチンのフレーバーポテト。
ハッピーターンのハッピーパウダー。
どうも粉には、言い知れぬ魅力があるようである。
これはぜひ、キューピーの「彩りプラス+」も試してみたいところ。
そのときのために、レタスとトマトと白米を用意しなければ。
いま、忘れたはずのブロッコリーたちが胃の中で騒ぎだし、やや胸やけ気味。
1食で1株は多かったか・・・。