言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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話を聞くのが下手なうちは、いつまでたっても責めに怯え褒めに縋る

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こんばんは、話を聞く時間です。

「話聞いてませんでした」と素直に言えない見栄っ張り

「話を聞くこと」は不得手です。いい歳して「自分、自分、自分」の人間であり、話を聞いているつもりが別の考えごとをしていて、「いま何の話だったのだっけ」という事態になりがちです。歳を重ね、面の皮を重ね、さも話を聞いています風の表情だけは作れるようになったのではないかと思いますが、そんなの褒められたことではありません。顔に思い切り「話聞いてませんでした」が出ているくらいのほうがいい。見栄っ張りな自分を捨てたい。

「見栄っ張り」は本当に厄介です。知らないことを知らないと言えない、できないことをできないと言えない、わからないことをわからないと言えない。その果てにあるのは「失敗を失敗と認めず、謝らない」姿なのではないか。それは老害と呼ばれるものになっていくのです。

私の見栄っ張りは、ひとえに「叱責されることへの恐怖」からきているように思います。失敗そのものにもがっかりしますが、その先の「怒られる」がとかく怖いのです。それを回避するために、言い訳がましい人間になってしまいました(思えばこの記事も言い訳のかたまりのようなものです)。

「責められることは怖くない」「褒められることに依存しない」

そうありたいのです。

責めも、褒めも、「いろんな考え方」のひとつだと知るために

先日、「その感覚は自転車の乗り方のようなものだ」と教えていただきました。「責められても、褒められても、それはいろんな考え方のうちのひとつにすぎないよ」

そしてそれは「そう思わなければならない!」と矯正して養うものではなく、自転車に乗れたときのように、「あ、こういうことか」と体得するものなのだと言っていました。

自転車を漕がなければあの「あ、できた」という感覚がわからないのと同じで、「いろんな考え方」があることを知るところからスタートです。

その方法のひとつこそが「他人の話を聞く」こと。

読書家でもなく、旅行好きでもなく、そのうえ話を聞くのも苦手だなんて。徳川を名乗りたいくらい、鎖国状態である自分に気づきました。これじゃあ到底、「責めに怯え、褒めにすがる」マインドを変えることはできません。

話を聞くことはタダで、すぐにチャレンジできることです。まずは、他人の話に興味を持つところから始めたい。

少しでも興味から外れた話になると、日頃の悩みや考え事、今晩何を食べようかということに意識が持っていかれたり、手持ち無沙汰になってついスマホに手を伸ばしたり。テレビやラジオは録画・録音しておいたものを聞くのが好きなのですが、それはなぜかって、興味のない部分を飛ばすことができるからです。

なんと浅い人間でしょう。

「興味が無いから」でバサッと切る姿は、老害先輩たちの「おまえのことなど知らん」「わしは知らん」「わしが正しい」という態度に重なります。このままでは、そうなってしまう。耳の痛いことを言ってくれる人から距離を置き、褒めちぎってくれる人と仲良くし、金だけ持っていかれるようなババアになってしまう。

「話を聞く」ために

テレビやラジオのどうでもいいフリートークや、会議で話されている脱線した話題を「サンプル1」として捉えられるような俯瞰視点を養いたい。

そのためには、「ラジオを聴く」とか「会議で情報共有する」といった至極当然の目的に加え、「”パーソナリティの30代女性の関心事”という情報を仕入れる」「”会社員の20代~50代の男性たちの傾向”という情報を仕入れる」といった目的を立ててみてはどうか……と思うのですが、ものすごくがんばって意識しないと、一朝一夕にはうまくいきませんね。

きなこさん(id:kinako-sp)が、「聞き上手になるコツ」をブログで伝授してくださっていました。明快な方法で面白かったので、ぜひご覧ください。

聞き上手になりたいなら、声のトーンを観察する - 筋トレの記録と日記

基本的に相槌は「うん」のみでOK。「うん」「うん」と、いいタイミングで言うだけ。あとは非言語で「うなずく」もプラス。

 

これが「話を聞いている」という状態です。

 

普段、自分がよく話す側の人は「これでいいのかな?」と感じると思います。私も感じました。でも、これでいい。これがいい。

 

自己主張が強かったり、自己顕示欲が強かったりする人は、物足りないくらいがちょうどいいです。自分のことは言わない。人の話を聞いている状態というのはこんな感じです。

そう、つい、自分のことばかりになってしまうのですよね……

きちんと話が聞けるようになるまでは「老害Jr.」って呼ばれても致し方なしと思います。