前回記事では「シュラスコ」および「バルバッコア」の概要についてご紹介したが、今回の記事では「肉を頼まずとも楽しめる、バルバッコアのスーパーサラダバー」をご紹介していきたい。
※前回記事
サラダバーはシズラーだけじゃない!シュラスコ店「バルバッコア」で肉を頼まないという選択(1) - 言いたいことやまやまです
■平日13時半 バルバッコア青山店へ!
平日のランチサラダバーの実態に迫るべく、平日に代休を取得。
ビジネスマンのランチタイム帯をはずし13時半に訪問したものの、そこには順番待ちの列ができていた。
私を含む行列隊(3組だったと思う)は運よく15分ほど待って入店することができたが、日によっては、予約をしていなければ入店できないそうである。
平日の昼間からこんなことになっているとは・・・。
ランチタイムは15時までなので、それはもう心して、ブルドーザーになった気分でサラダバーを食べ尽さなければなるまい。
席数190という広々とした店内では、14時前にもかかわらず多くのお客さんでにぎわい、皆、肉をこれでもかと食らっていた。
場所柄か海外の方も多く、その他はお子さん連れのママ友グループだったり、大学生と思われる若々しいグループだったり。
さて、よそはよそ、うちはうち。
女性店員さんに席に案内され、着席するや否や「サラダバーのみで!」と食い気味にオーダーし、試合のゴングが鳴り響いた。
よし、決めるぜハットトリック!
■1,800円のサラダバー、その全体像
全体はだいたい4つのゾーンで分けられている。
【1】ホットミール
上記写真のいちばん手前にあるのが、揚げ物や煮物などが並ぶホットミールゾーン。
写真右手のコロコロとした「チキンコッシーニャ」なんて、名前からも見た目からも、南米の風が吹いてくるかのようだ。
こうした料理がいただけるのが、バルバッコアのサラダバーの魅力のひとつである。
写真左手の保温パンのふたを開くと、こんな感じ。
なにしろ14時を過ぎているので、残数が残りわずか。
15時までにいろいろ食べ尽せるだろうか・・・品切れメニューも多そうで不安だ。
絶対にはずせない南米料理といえば、フェジョン。
写真右奥の薄茶色の鍋がそれだが、フェジョン豆(いんげん豆)を煮込んだスープで、味付けはほぼ塩のみ。
ブラジルでは味噌汁的な位置づけのようで、「食卓に上がらない日はない」と言われるほどポピュラーなメニューである。
ちなみにバルバッコアのフェジョンにはソーセージやモツのようなものも入っていて、この肉入りパターンは正しくは「フェジョアーダ」と呼ぶようだ。
(※ご参考:フェジョアーダ|ブラジル料理 レシピ|e-food)
これを「ねこまんま」の如く、ごはんにかけていただくとおいしい。
汁を飯にかける。万国共通のピースフルな食事作法のようである。
もしくは、保温パン右半分にわずかながら残っている粉のようなものにかけていただくのがおすすめらしい。
この粉の正体は、タピオカの原料であるキャッサバ芋。
すりおろして乾燥させ、スパイス類で味付けをした「ファロッファ」というもので、ブラジルでは煮込み料理の付け合わせとして欠かせない存在だそうだ。
その粉の向かい側が牛肉のトマト煮込みで、近くにカレーもあった。
カレーに入っていたのは恐らく牛すじだと思うが、お肉がごろごろ入ったカレーというのはテンションが上がる。
ホットミールはざっとこんなところだが、「サラダバーだけでも肉は堪能できる」という側面がお伝えできていれば幸いである。
焼いてあろうが煮てあろうが肉は肉。
【2】野菜
その奥は野菜ゾーンである。
野菜といってもその顔ぶれは幅広く、トマトやキュウリといったレギュラー陣に加え、
茹でてある小松菜やチンゲンサイなど、一般的なサラダバーでは見かけないけれど、あるとうれしい、そんな菜もの(しかも茹でてあるというのがありがたい)があったり、
ハラペーニョやキャロットラペ(沖縄風に言うなら「にんじんしりしり」)、ザワークラフトなど、アクセントになるような漬物系もたくさん。
このゾーンにあるドライトマトは、ぜひてんこ盛りでいただきたいところ。
(大好きだけれど、買うと高いので)
野菜ゾーンにはかなり力を入れているようで、ドレッシングやシーズニングの種類の豊富さは目を見張るものがある。
組み合わせて使えば、その可能性はまさに無限大!
※ドレッシングいろいろ
※シーズニングめいっぱい!野菜チップスも買うと高いのでうれしい
【3】冷菜
さらにその奥の第3のゾーンでは、冷菜を中心にした料理が氷の上に並べられている。
※マリネまつり
【4】ドリンク&デザート
店内の最も奥にあるのがドリンク&デザートゾーン。
もちろんソフトドリンクに限るが、平日は完全フリードリンク制。
土日祝になると、最初の1杯だけはサービスされるものの、2杯目以降は有料なのでご注意を(でもホットコーヒーは飲み放題)。
水、ウーロン茶、アイスコーヒー、オレンジジュース、ホットコーヒーとティーバッグ色々、というベーシックなラインナップだったと記憶している。
その顔ぶれに1種だけ「マテ茶」というスター選手がいたので、そちらをいただいた。
※イメージキャラクターは「キング・カズ」。ブラジルといえば、やはりカズだ!
書きながら気付いたのだが、私のiPhoneにはドリンクゾーンの記念写真が1枚もなかった。
食べ放題の際は水分を摂取するとすぐに腹が膨れてしまうため、極力避けることを是としているためだと思われる。(言い訳)
さて、デザートの豊富さも非常にうれしいところ。
食べ放題にありがちなミニケーキのようなものもあれば、南米でポピュラーなお菓子などもある。
※よく見かけがちなケーキ
※人参が練り込まれたところで、まったくヘルシーではなさそうな人参ケーキ
※でもおいしかった
※パネトーネとショコトーネ
※ブラジルではなくイタリアの伝統的なパンだが、南米もイタリアも陽気な国民性(想像)ということで繋がったのでよしとしたい
大満足のデザートブースだが、ここにソフトクリームマシンがあるというのが、バルバッコアの素晴らしさのひとつ。
バニラ味のみのシンプル構成ではあるものの、「ひねり放題システム」にはどこで遭遇しても心躍るものがある。
※たとえばシズラーとか・・・
さらに素晴らしいのは、トッピングの充実ぶり。
チョコレートやコーンフレーク(もちろん無糖のもの。コーンフロスティはここでは歓迎したくない)が揃えられていることは言わずもがなだが、なんと、
コーンまでもが!!
ソフトクリームマシン × コーン。
こんなときめきがあるだろうか。
三十路になっても、不惑の領域に辿りつこうとも、果ては50、80、よろこんで・・・というわけで、傷害保険とソフトクリームは人生に欠かせない大事なものであると申し上げたい。
実際に店内ではスーツ姿の50代と思しき男性が、ひどい形の、否、ひっどい形のソフトクリームをコーンに盛っていた。
ソフトクリームと戯れればどんな人でもかわいらしく見えるのだな、という感想を抱いた。
ここまでが「肉なしバルバッコア」の全体像である。
3,000円払わずとも、ほんのりとブラジルの風を感じるサラダバー(1800円)だけで十二分に楽しめそうだという期待を抱いていただければ幸いだ。
次回記事では、実際に私が楽しんだ記録をご参考までに紹介できればと思います。
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