言いたいことやまやまです

2022年2月に出産した1985年生まれの主婦です。資料作成が好き。

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サラダバーはシズラーだけじゃない!シュラスコ店「バルバッコア」で肉を頼まないという選択(3)

 

ブラジルワールドカップをきっかけに、続々と増えているシュラスコ専門店。

その中でもぶっちぎりの勢いを感じさせるのがバルバッコアである。

 

専門店というからにはお肉食べ放題のシュラスコに挑みたいところだが、なんと、注文すると問答無用でサラダバーがついてきてしまう。

ここで発生するのが、1月3日放送のテレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」でマツコさんが提示していた「シズラー問題」だ。

 

※シズラー問題

セットになっているサラダバーで満腹になってしまい、メインの肉料理が到着したころには、お肉が1gも食べられなくなっている事態を指す

 

 

バルバッコアにおけるシズラー問題を避けるため、平日昼間のバルバッコア青山店にてサラダバーのみのプランをチョイス。

サラダバーだけで本当に満足できるのか?今回の記事ではその戦績をご報告したい。 

 

 

※シュラスコとは?バルバッコアとは?についてはこちらをご参照ください

サラダバーはシズラーだけじゃない!シュラスコ店「バルバッコア」で肉を頼まないという選択(1) - 言いたいことやまやまです

 

 

※バルバッコアのサラダバーに陳列される料理一覧はこちらをご参照ください

サラダバーはシズラーだけじゃない!シュラスコ店「バルバッコア」で肉を頼まないという選択(2) - 言いたいことやまやまです

 

 

※今回の記事の目次

第1皿:野菜

第2皿:ホットミール

第3皿:デザート

おかわり

結論

 

 

■第1皿

 

※1月3日放送「マツコ&有吉の怒り新党」より

有吉:

俺みたいな1人暮らしになるとね、今日取らなきゃいつ摂る!って思うの、野菜を。

だからさ、ステーキハウス行ってるのに野菜食いに行ってるみたいなところがあるのよ

 

マツコ:

あたしも、ロケとか行って、野菜はもう、あたしこれ今、吐くまで食べないと死ぬんだ!と思いながら食べてるね。

だから野菜本当に欲してるんだよ、身体が。

いかに普段野菜を摂れていないか。

身体に悪いくらい食っちゃうね、野菜を。

で、もう、メインが来たときには1gも入らないのよ、肉が。

 

 

とても、わかる。

 

 

だから1皿目は、こうなる。

 

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最初に野菜を食べると太らない、という都市伝説を信じているのもある。

サラダバーにありがちな「ブロッコリー茹ですぎふにゃふにゃ水浸し問題」は一切発生しておらず、ほどよい食感で大満足。

「トマト熟れすぎ問題」への恐怖もあったが、こちらも杞憂だった。

さて見慣れないのが「パルミット」だが、ヤシの新芽である。

ブラジルではポピュラーなようで、食感、味ともにホワイトアスパラに似ていておいしかった。

 

 

※さすがデイリーポータルZさん!


ヤシの新芽“パルミット”を筑前煮にする - デイリーポータルZ:@nifty

 

 

第2皿

 

 

※1月3日放送「マツコ&有吉の怒り新党」より 

マツコ:

1つのお皿にできるだけ効率よく乗せようとするから、もう、何食ってんだかわかんなくなる。

グッチャグチャになって食べてる。

 

 

 とても、わかる。

 

 

 

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ホットミールエリアの品々が大集合。

 

 

白身魚のフリットが最高だった。

すべてが洒落ているバルバッコア店内において、エレガンスゼロ!ジャンクフード一直線!

いわゆる「フィッシュアンドチップスのフィッシュ」で、厚めの衣のムニムニ感がたまらない。

 

「サラダ」バーでありながら、しっかりと肉が入っている牛肉のトマト煮込みなども並んでいる。

あいにく苦手なモソモソ食感だったのが残念。

この皿には乗っていないが、サラダバーにはカレーも用意されており、そこ入っているお肉はとろとろで絶品だった。

そんな汁系メニューを輝かせる縁の下の力持ちが、タピオカの原料であるキャッサバ芋をすりおろした「ファロッファ」、そしてパン。

大概のものはこれでおいしくなる。

 

謎の一品「チキンコッシーニャ」は、真ん中にチキン(ささみ)が入っていて、その周りをマッシュポテトで包み、揚げたものだと思われる。

コロコロとした小さな姿から、ブラジルではきっと「からあげクン」のように食べられているものだろうと推察する。おいしい。

 

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※チキンコッシーニャ断面図

 


COXINHA (コシーニャ) by ovo@ [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが192万品

 

 

ところで「コッシーニャ」とは「鶏もも」という意味だそうだ。

 

ポルトガル語で「腿」を意味するコシャ(coxa)の縮小形。丸めた形が鶏の腿肉に似ていることから名付けられた。

コシーニャ - Wikipediaより

 

そう、単純な球体ではなく、水滴型をしている見た目がコッシーニャの特徴である。

それが鶏のもも肉(要はドラムの部分)に似てるって・・・

材料がチキンなのもあるし仕方ないのだが、もうちょっと別の、ファンシーなものに見立てて名付けてもよかったんじゃなかろうか、昔のブラジルの人よ!

 

ピアノ&ギターピース もーどーにでもしてー うた・ぴちょんくん

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第3皿

 

※1月3日放送「マツコ&有吉の怒り新党」より  

有吉:

ビュッフェって何回もおかわりに行くパターン?

それとも、最初にいっぱいバッスーってお皿置くパターン?

 

マツコ:バッスー。

 

有吉:のパターンね。

 

 

とても、わかる。

 

 

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※3皿目はデザート

 

 

第1~3皿までは、試合のゴングが鳴り響くや否や、一気にテーブル上に調達した。

 何度もおかわりに行くのが面倒くさい、食いしん坊発想の攻め方である。

 

3皿目という早めのタイミングであるからこそ輝く、デザート。

甘いものを摂取するとしょっぱいものが欲しくなり、たくさんの料理が食べられるという持論を曲げる気はない。

 

デザートの感想だが、とりわけ気に入ったのがブラジルプリン。

かためのプリンがお好きな方にぜひお召し上がりいただきたい。

 

ブラジルのお菓子がいろいろ並ぶ中、ひときわ強い存在感を放っていたイタリアからの刺客・ショコトーネも、意外にしっとりしていておいしかった。

何かの味に似ていて好きだな、と思考を巡らせて至った答えは、パン・アキモトさんの「パンの缶詰」であった。

 

パンの缶詰 厳選素材品 那須高原バター味 100g

パンの缶詰 厳選素材品 那須高原バター味 100g

 

※缶から取り出して電子レンジで20秒くらい温めるととてもおいしい

 

 

メニュー名の記載がなかったものの、白い、タピオカミルクに似たデザートは「カンジーカ」なるブラジルのデザートだと思われる。

牛乳、コーン、シナモン、ココナッツパウダー、コンデンスミルクを混ぜたもので、それはもう、甘かった。

パンを浸して食べればよかった、と後悔。

 

 

おかわり

 

第1陣(1皿目~3皿目)で取れなかったものや、おいしくておかわりしたかったものを求めて、再び食料調達の旅へ。

 

調達したものは以下の通り。

 

 

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やっぱり、白身魚のフリットは外せない。

 

 

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「ベイジンニョ」は、ブラジルで有名なココナツ味のひとくち菓子。

モチモチしていておいしかったが、何がびっくりって、ベイジンニョとは「小さなキス」を意味するらしいのだ。

このときめきネーミングセンス、チキンコッシーニャにも活かしてあげられたらよかったのに。

 

無念だったのは、おかわりに行ったときには、甘ったるいカンジーカは品切れだったこと。

パンに浸して食べる夢、叶わず。

仕方がないので、パンはプリンとともにいただくことにした。

 

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※ご自宅で食パンにプリンを塗って食べるのも、おすすめです

 

 

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最後の最後で持ってきた乾き物。

ランチタイムはきっかり15時で終了するが、こういうものがあれば、それなりに満腹の方も14時59分まで存分に楽しめる。

 

 

■結論:サラダバーだけで大満足

 

以上のとおり、メインのお肉(シュラスコ)なしのサラダバー単体プランでも十二分に楽しめた。

なかなかいただく機会のないブラジルの定番メニューやデザートがあるのは、本当にうれしい。

 

料金は下記の通り。

 

【平日ランチ】

  • シュラスコ+サラダバー:3000円(フリードリンク)
  • サラダバーのみ:1800円(同上)

 

【土日祝ランチ】

  • シュラスコ+サラダバー:3600円(ドリンクはコーヒー紅茶オレンジジュースのいずれかで、ホットコーヒーを除き、2杯目から有料
  • サラダバーのみ:扱いなし

 

【ディナー(曜日問わず)】

  • シュラスコ+サラダバー:4800円(ドリンク別途)
  • サラダバーのみ:扱いなし

 

※丸の内店、新宿店は料金体系が異なっているのでご注意を

 

 

サラダバーのみだと若干割高だが、心置きなくサラダバーに身を委ねられるストレスフリー感を思えば、たいした問題ではない。

シュラスコもオーダーしてしまうと、「どうしよう、チキンコッシーニャをもう1つ食べたいけれどお肉が食べられなくなるし・・・」という悩みと戦わなければならないのだ。

このストレス、心身に悪い。

 

サラダバーなしの、ひたすら肉だけを食らうプランもあればいいのに、と思うが、そうすると肉ばかりがひたすら減っていくわけで、さすがにそれは無理だろうなあ。

 

というわけで、今ブームのシュラスコ、敢えて「肉なし」という道を選ぶことも大いにおすすめしたい限りである。

 

 

月刊 食堂 2012年 04月号 [雑誌]

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