以前、おからと卵だけでつくる「おからバーグ」に挑戦した。
いつ家でごはんを食べられるかわからないので、生鮮食品の購入は避けている。
しかしどうしても上記料理に挑戦してみたく、久々に6個入りの卵を購入したのだった。
1つは、おからバーグにつかった(失敗してモッソモソだった)。
2つは、玉子焼きをつくった(しょっぱかった)。
あと3つが余っていた。
・・・見事に、消費期限を迎えた。
あー、やっぱ買わなきゃよかったよなー、と思いながら出会ったのが「煮玉子の簡単な作り方」。
※こちらです
これはもう、試すっきゃない。
■レシピに従順に、作ってみる
材料は、以下の通り。
たまご 5個
酢 大匙1
お酒 100ml
みりん 50ml
しょうゆ 50ml
さとう 小匙1
<お好みで>
にんにく ひとかけ
鷹の爪 少量
作り方
<1> 沸騰したお湯にお酢を入れてたまごをやさしく投入
時間は小さめたまごなら5分半~6分でとろとろ黄身になります
鍋に雑に入れたら、玉子が割れた。
白いのが出てきた。
耳たぶにピアスの穴をあけると出てくるやつというのは、こんな感じだろうか。
そんなことを思いながら、鍋の中をぼーっと見つめる。
ゆで卵も作れない自分に茫然としてしまったのだ。
悲しみはない。怒りもない。
ただ虚しいだけ、無の境地に至っただけである。
<2>6分後のたまごを氷水につける! とりあえず冷たいお水につける!
氷がないので、ひたすら流水に漬けた。
たまごを割ったショックは地味に続いており、ただ無心で作業を進めた。
流水に打たれる玉子は、きっとスイカ気分で気持ち良かっただろうと思う。
割れた玉子はなんとかなったので、ご機嫌になってきた。
<3>その間にみりんとお酒を沸騰直前まで煮切る
すこし冷ましたあとにしょうゆ、にんにく、鷹の爪を投入
にんにくが無いので、賞味期限切れのチューブしょうがを入れた。
要は薬味を入れるってことだろ、という判断のもとである。
鷹の爪もないので七味を入れようかと思ったが、辛い物は不得手なのでやめておいた。
<4>ジップロックにつけ汁と殻をむいたたまごちゃんを投入
あとは玉子を眠らせるのみだ!超簡単。すごい!
ーーーーーーーーひと晩眠らせましたーーーーーーーー
翌日。
玉子はそれっぽくなっていた。
箸でおそるおそる玉子を割ると、
うおおおおおおおおおおおおお!!!!!
溢れる、黄身!!!!!
本当か!本当なのか!メイド・イン・我!そうなのか!
顔を叩く!痛い!なので事実!
これまで数々の料理に挑戦し、撃沈しつづけた私がついに!
玉子を割った瞬間、本当に「おおお・・・」と独り言をつぶやいてしまったほどである。
これで味が伴っていなければ話にならないが、言うまでもなくおいしかった。
ほどよく甘くて、しょっぱい。
強いて言うなれば、私の独断で調合したチューブしょうがが邪魔である。
レシピの言うことは聞かねばならない、と何度も思うのだが、きっとまたレシピ無視で暴走料理をすることになるのだろう。
自分で自分が信じられない。
ああ、しょうがの自己主張っぷりがすごい。
しかし、そんなハンデを背負っているとは思えないほどのおいしさである。
たった6分茹でて、調味料を少し温めて、漬けておくだけなのに。
レシピに出会えたことに感謝、感謝。
残っている煮玉子は、あと2つ。
その活用法について、明日のブログでご報告いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。