凡人のくせに、いっちょまえに「パーソナルメイクレッスン」を受講してきました。
もとが悪いのにメイクなんて習ったって……とか、
どうせ人前に出ることなんてないし……とか、
そもそもメイクをする余裕なんてないし……とか、
そういうことを考えている方にこそ、おすすめしたい。
TVや雑誌、YouTubeのハウツーメイク特集は全部無視してしまって結構です。
パーソナルメイクレッスンこそが、美に無頓着だったり忙しかったりする人にとっての最適解だ! と断言します。
- メイクの学び方はいろいろある
- いちばんコスパが高いのはパーソナルメイクレッスンだと思う
- メイクレッスンの先生との出会いは「ストアカ」
- 齢35、肌トラブル「酒さ」が発生して駆け込んだ
- メイクはルーチンワークだからこそ「ちょっとの変化」で超うれしくなる
- SHIMAKO先生はオンラインメイクレッスンも開催中!
- 【おまけ】「軽度の酒さ」のお悩みに提案してもらったのはこのコスメ
メイクの学び方はいろいろある
メイクを学ぶ機会は、大きく4つに分類できるのではないでしょうか。
1.雑誌、TV、YouTubeなどで学ぶ
- いいところ:安価、手軽
- よくないところ:モデルが良すぎて参考にならない、やり方を間違えていても修正してもらえない
2.化粧品売り場(デパート、ドラッグストア等)で学ぶ
- いいところ:安価(タダ)、似合う色や商品を提案してもらえる、化粧品の正しい使い方がわかる
- よくないところ:他社の化粧品と比較できない、なんとなく買わないと悪い気になる(タダより高いものはない)
3.メイクスタジオで学ぶ
- いいところ:自分の顔に合ったメイク方法をしっかり学べる
- よくないところ:高い(1万以上)、スタジオが化粧品メーカーでもある場合は商品購入ムードになる可能性も
※資生堂の「 PERSONAL BEAUTY SESSION 」は体験済です。マンツーマンで90分15,000円でした。
当然ながら資生堂の商品しか使えませんが、とくに商品レコメンドされることなく、あくまでメイクレッスンの時間という感じでよかったです。
顔のタイプが記載されたカルテがもらえるので参考になりました。
4.メーキャップアーティストから直接学ぶ
- いいところ:幅広いメーカーの化粧品を比較しながら、自分に最適なメイク方法を学べる
- よくないところ:高い(1万以上)、出会うまでが大変
いちばんコスパが高いのはパーソナルメイクレッスンだと思う
メイクレッスンの場所を選ぶ際には、上記の通り、「価格」「自分仕様にカスタマイズしてもらえるか」などの軸があります。
私が1番効率がよいと思っているのは、第三者視点で自分のためだけのアドバイスをもらえる「4.メーキャップアーティストから直接学ぶ」です。
プロの時間を自分のためだけに使ってもらう以上、他のレッスンスタイルよりも高価になるのは仕方がありません。
しかし「コスパ」という視点で考えてみるとどうでしょう。ここでいうコストは金銭だけでなく、時間も含まれます。
成人してからの顔の傾向というのは、出産や老化による肌質の変化こそあれど、大規模な整形手術でもしないかぎり、それほど変化しないものだと思います。
つまり! 1度お金と時間をかけて「自分にぴったりのメイク方法」をみっちり学んでおけば、そのやり方はそれなりに長い時間、有効なのです。
学べるのはオーダーメイドの、「自分のためだけのメイク方法」というのもミソ。
「しっかりメイクしている感じにはしたくない」
「とにかく朝は時間がとれないので、いかに簡単にメイクできるかが大切」
「ドラッグストアで買える商品しか使いたくない」
といった「大前提となる希望」を先生と共有できるので、自分にとっていちばんラクなメイクスタイルを提案してもらえます。
化粧はほぼ毎日行うことである以上、心的負担のかからないメイクテクの習得は「財産になる」といっても過言ではないでしょう。
メイクレッスンの先生との出会いは「ストアカ」
私がレッスンをお願いしたのは、2017年から3年半ほどお世話になっているSHIMAKO先生です。
ストリートアカデミー(ストアカ) という、単発レッスンを申し込めるプラットホームで講座を見つけたのがきっかけでした。
▼バナーに表示されてしまうくらい大人気のSHIMAKO先生
個人の先生を探すときによく使っています。
単発レッスンが基本なので、メイクレッスン以外でも「継続して通える自信はないが、体験してみたい!」というときに便利です。着付け教室とか。
私はとにかく「タダより高いものはない」と思っており、「無料体験レッスン」などに行こうものなら、回数券くらいは買わないと悪いような気がしてしまうダメな性質なのです。共感してくれるかたにはストアカを全力でおすすめします。
「その道のプロ」を探せるマッチングサービスの「zehitomo(ゼヒトモ)」も気になるところですが、まだ使ったことはありません。
齢35、肌トラブル「酒さ」が発生して駆け込んだ
SHIMAKOさんのレッスンは1~2年に1度のペースで受講していて、今回伺ったのはたぶん4回目です。
これまで「現在使っている化粧品を活かした、私に合うメイクの基本」「眉毛の整え方」などを習ってきました。
そんな私が今回学びたかったことは、「肌状態をカバーするファンデーション術」でした。
たまたま自分の横顔写真(下の写真)を見て、「頬がボコボコしているように見える」ことにショックを受けたのがきっかけです。
(受け口も気になりますが、出っ歯だからしょうがない……)
もともと、肌の強さには自信があったのです。
中学生の3年間をかなりパンチ力のあるニキビ面で過ごしたせいで肌が鍛えられたのか、おとなになってからは肌荒れ知らずでした。
いまも、触った限りではデコボコしていません。
それなのになぜ、見た目にはボコボコ感が出てしまうのか? 自意識過剰だと思いつつも、皮ふ科を受診してしまいました。
「今日はどうされました?」とお医者様に声をかけていただいたときの、穴に入って消えたい気持ちといったら!
傍目にはなんともない頬を差し出し、「どうも、頬が、赤いというかなんというか……いや、シミかなとも思ったんですけれどもね。自意識過剰で恥ずかしいんですけれど」とボソボソ回答する私の肌を、先生は虫眼鏡のようなものでチェック。
「ああ、これは”酒さ”です」
酒さと書いて、「しゅさ」! 「シミ」の聞き間違いではなさそうです。
毛細血管の拡張などで赤ら顔になってしまう症状で、重度の方は膿疱ができることもあるとか。Web上で症例写真を見てみると、なかなかハードな症状であることがわかります。
不安がる私にお医者さんはやさしく、でも淡々と、
「治りにくいんですよね……」
とおっしゃるではありませんか。絶望しました。
効果てきめんな薬なども当然ながらないそうで、症状を緩和するとされている漢方薬が処方されました。
私にはわかる……たぶんこの漢方では、何も変わらないぞ……。
そこですぐさま思い出したのがSHIMAKO先生でした。
SHIMAKO先生は抗がん剤治療中の方に向けたメイクレッスンなども精力的に行っており、メイク以前の「顔に関する悩みごと」をしっかりキャッチアップしてくださいます。
お医者さんが薬の処方で身体の辛さを解決してくれるように、「メイク」という手段で助けてくれる先生! すぐさま90分のマンツーマンレッスンを予約しました。
メイクはルーチンワークだからこそ「ちょっとの変化」で超うれしくなる
当日のSHIMAKO先生は私の悩みをヒアリングしながら、
- 新しいファンデーションで改善するパターン
- 手持ちのファンデーションで改善するパターン
の両方を提案してくださり、その場で実践していただきました。
写真左が、新たなアイテム「ミント色のコントロールカラー」と「BBクリーム(ファンデーション)」を使用したパターン。
右側が、私が既に持っているBBクリームの上に、SHIMAKO先生の「2020ベストコスメ」にもノミネートされた「ディオールのコンシーラー」を重ねたパターンです。
前掲の着物の写真に比べ、頬の赤みが抑えられているのがわかりますか?
こうしてファンデーションの使い方を教えていただきつつも、
肌ケアの基本である「メイク落とし」「洗顔」「保湿」のコツやおすすめアイテムを紹介いただいたり、
「このリップペンシル、今年買ってよかったもののひとつです!」なんてコスメ情報もいただけたり、大変おトクな時間でした。
後日、レクチャー内容をまとめたカウンセリングシートのデータまで送っていただけます!
翌朝からさっそく、この画像を見ながら実践です。
他人から見たら「見分けがつかないほどのちょっとした違い」であっても、当人にとっては大きな変化です。
リモートワークが増えて「毎日」ではなくなったとはいえ、やっぱりお化粧をする機会は非常に多いもの。
「いい感じになっているぞ」と思いながらメイクをすると、作業頻度が高いぶん、QOL向上に直結すると思います。少なくとも私はそう!
SHIMAKO先生はオンラインメイクレッスンも開催中!
SHIMAKO先生はオンラインレッスンも積極的に開催されているので、コロナ自粛期間中など、ご興味をお持ちの方はぜひストアカからご連絡してみてください。
きっとご自宅から通いやすいエリアにも、いろいろなメイクレッスンの場があると思います。
忙しい方、自分の顔を諦めてしまっている方、メイクに関心がない方……そんな方ほど、パーソナルメイクレッスンをおすすめします!
【おまけ】「軽度の酒さ」のお悩みに提案してもらったのはこのコスメ
ブルーグリーン色のコントロールカラー(dプログラム)
頬の赤みを青みで隠す!
化粧下地をつかったことがなかったのですが、この一層があるとなしでは変わります。びっくり。
さらっとしたやさしいBBクリーム(dプログラム)
私が長らく愛用している、マナラのBBリキッドバー(下記記事参照)よりもずっとずっと、さらっとしたタイプ。 色味は「ライト」と「ナチュラル」があります。
伸びがよいので、頬に摩擦を起こすことなく塗布できます。
SHIMAKO先生もイチオシ!のコンシーラー(Dior)
愛用中のマナラのBBクリームを活かすならこれ!とおすすめいただいたコンシーラー。カバー力があるので、頬の赤みが気になるところにちょっと重ねるだけでOKです。
色味は0、1、1.5、2の4種。数字が増えるほど濃い(暗い?)肌色です。
私は赤みカバーが目的なので、1.5を選びました。
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