きょう突然、思いつきで、こんな企画をスタートしてみました。
「やままの時間を、売ります」!!
- きっかけは「おっさんレンタル」
- 「お金がほしい」「お金はもらえない」の矛盾
- 凡人が「ちょっとしたこと」をやります
- 「お金をいただく」をもっとライトなものにできないか
- できそうなこと思いつき
- お申し込みいただける場合はこちらから!
きっかけは「おっさんレンタル」
確定申告関連で困ったことが起こると、知人の土橋さんに相談しています。
年末にまた悩ましい案件と遭遇してしまったのですが、土橋さんのやさしさに甘え、気軽に尋ねてばかりというのはどうなんだろうかと思い、メールを送るのをためらったのです。
大人の時間はまさに「時は金なり」というやつで、大変に貴重なもの。ましてや土橋さんは個人事業主ですから、時間を私ごときが奪うことにはつい慎重になります。
そこで思い出したのが「おっさんレンタル」でした。
おっさん(基本的に34歳以上68歳未満でないと審査に通らないらしい)を1時間1,000円でレンタルできるサービスです。内容はおっさんによって様々。
土橋さんは個人事業主でありつつ、「ベビーシッターのおっさん」として登録されているのです。
受け付けている業務はベビーシッターのみならず、話し相手、パソコン購入のお手伝いにその他いろいろ、そして肝心の確定申告の相談も!
いつもであればメールを送るところですが、今回は「おっさんレンタル」を介して連絡しよう!と決めた途端、「時間を奪って申し訳ない」という気持ちがやわらぎました。
罪悪感なくお願いごとができるというのは、とてもいいぞ!
(結局のところ、1,000円ではとてもとてもとても足りない懇切丁寧対応をしていただいてしまいました。いつも本当にありがとうございます!!)
「お金がほしい」「お金はもらえない」の矛盾
私自身、お願いごとを受ける立場になることもあります。
こんなことを書くと信頼を失いそうですが、ときに「タダで使われている嫌な気持ち」に陥ることがありました。
そんなことを思ってしまう自分も嫌でした。
なにかのプロフェッショナルであるならともかく、私は何の道も極められなかった、何にも秀でることができなかった凡人なのですから!
逆に「タダでは申し訳ないから、見積もりがほしい」といって声をかけてくださる方もいらっしゃいましたが、それはそれで困ってしまいました。
なにせ私は凡人です。お金をいただけるようなものを納品できる自信がありません。
お金をいただいたら最後、プロとして納品しなければならない、失敗してはならない、と思うと恐怖に震え、「それならいっそお金はいらない……」となってしまいました。
継続案件を相談されようものなら、「その会社をよくするために!」という意識が持てなくなってしまう自分を想像して、不安になって、辞退してしまったこともあります。これは、会社員生活が辛くなってしまった大きな一因でもあります。
ハッタリで「Webデザインできます!」と宣言して、依頼がきてから必死で勉強していくうちに立派なWebデザイナーとして独り立ちしてしまった、なんて話を聞くこともありますが、バカ正直な私にはとうてい無理な戦い方です。
タダでは嫌な気持ちになるし、お金をいただくとなると怖くなる。なんという矛盾!!! 読んでいてイライラするでしょう?(笑)。
ならばお金をいただけるくらい、知識を深めればいいではないか! というご意見もあるのではないでしょうか。
しかし飽きっぽい私には、その根性もありませんでした。
……いよいよみなさんのイライラもピークにきているのではないかと思います。
これは夫に扶養されている主婦(しかも子なし)の甘えです。
ヤフー知恵袋に降臨したら、瞬速で袋叩きにされるに違いない! それがみなさんの本望かもしれません! が、私は生き延びたい。
凡人が「ちょっとしたこと」をやります
そこで「おっさんレンタル」をヒントに「やままの時間を販売しよう」と思い至ったのでした。
子どもにお駄賃を持たせて使いに出す感覚で、「このちょっとしたことを、誰かやってくれたらいいのにな」というものに応えられないかなと思ったのです。
「おっさんレンタル」が脳裏をかすめたものの、似て非なるものだということは大声で申し上げたいです。
価格こそ参考にさせていただきましたが、提供するサービスのクオリティは雲泥の差だからです。
おっさんたちはきちんと審査(しかも面談!)をくぐり抜けており、プロのおっさん(?)として活動されています。土橋さんはまさにその筆頭です。「1,000円では申し訳なさすぎる」という感想を抱かせてくれる方々!
一方の私は、あくまでも凡人のお手伝いレベルです。期待に応えられないこともあるかもしれません。きっとある。
「お金をいただく」をもっとライトなものにできないか
「たとえ100円でも、10円でも、お金をいただいたからにはプロの仕事を提供すべき」という考え方はよくわかります。それが正しいのです。
でも私は厚かましくも、「1,000円自販機にお金を突っ込んだくらいの感覚でたのんます」のスタンスで、サービスやります宣言をしてみました。
私のなかで「お金」の神格化が進みすぎていて、
「私のような何もできない人間がお金を稼げるはずがない」
「私ごときがお金をもらってはならない」
などと感じたり、その気持ちへの反発から
「私はタダで使われている」
と苛立ったりしているのではないかと思ったのです。
「ちゃらんぽらんな態度でお金をいただくなんて失礼だ!」というみなさんにとっては不快でしょうが、もっとライトに、子どもにお駄賃を渡す感覚で、お金が行き交ってもいいんじゃないか?という素朴な疑問から発した実験です。
せっかくPayPayとか、ライトに送金しあえる環境ができているし……。
伸るか反るかわかりませんが、大義やコンセプト、ロードマップを描いてから始めるのは性に合わないので、とりあえずやってみた、という感じです。
なにも極められないけれど、いろんなことに広く浅く興味があり、やってみたいことや出会ってみたい人がたくさんいるというのも、あります。
例によってすぐ企画をたたむかもしれませんが、それもまた人生であります。
※2021年1月23日追記※
例によってすぐ企画をたたみました!!!!!
代わりに「クマレル」という、オンラインで気軽にお話できるサービスに登録しました。よかったらぜひ!
できそうなこと思いつき
- オンライン飲み会(マンツーマンでも、複数名時の進行役でも)
- オンライン打ち合わせ(アイデア出し、消費者レビュー的なもの、その他なんでも)
- あなたのいいところ探し(自分のいいところはわからないけど他人なら見つけられる)
- 企画書の構成づくり
- 各種文字校正(素人レベルだけど、第三者が読むと誤字はすぐ見つかる)
- メールや商品説明文等のタタキづくり
- 出版前のセルフパブリッシング本の感想を言う(遅読家なので「章ごと」など)
- ポッドキャスト関連
- ブログ関連
- その他、自己紹介ページから推測できること
結果がともなうかどうかはわかりませんが、なんでも一生懸命やります。真面目と正直は、捨てたくても捨てられない性格です。